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試験運用から本番へ: Hannover Messe 2026 で知る AWS による産業 AI の大規模展開
本記事は 2026/03/11 に公開された “From Pilot to Production: Scaling Industrial AI with AWS at Hannover Messe 2026” を翻訳し、日本のお客様向けの補足情報を追加したものです。
なぜ Hannover Messe 2026 に参加するのか
最新技術を学び、関係づけ、体験したいなら、Hannover Messe はまさにその機会です。以下の内容にご期待ください:
展示会: 4,000 以上の出展者が広大なホールに集まり、Hannover Messe はスマート製造、デジタルエコシステム、産業向けエネルギーにまたがるソリューションを紹介しています。AWS はデジタルエコシステムホールの中心、ホール 15、ブース D76 にあります。到着前に イベントレイアウト を確認しルートを計画してください。
カンファレンス: Hannover Messe のカンファレンスプログラムでは、C レベルの幹部、業界のビジョナリー、技術実務家によるプレゼンテーションが満載の専門ステージが特徴です。今年のアジェンダでは、フィジカル AI、エージェンティック AI、自律型製造、エッジからクラウドへの機器への接続、デジタル主権を取り上げます。AWS のスピーカーが週を通してステージに立ち、産業用 AI を大規模展開するための知見を共有します。スケジュールは以下のとおりです:
- 基調講演: AWS の自動車・製造部門のゼネラルマネージャーである Ozgur Tohumcu が、Volkswagen Group の Florian Lechner と共に、「 試験運用から本番へ:AWS とフォルクスワーゲングループで産業用 AI を大規模展開 (From Pilot to Production: Realizing Industrial AI at Scale with AWS and Volkswagen Group)」と題した基調講演を行います。このセッションは 4 月 21 日火曜日 午後 1:15–1:45 にセンターステージで行われます。Volkswagen Group が AWS を利用したデジタル生産プラットフォームを世界中の 40 以上の施設にどのようにスケールしているかを学びます。
- 成果のために: AIによる再産業化 (Build to Win: AI-driven Re-industrialization) – 4 月 20 日(月)午前10:20, Hall 26, Booth E43 – Spotlight Stage (Solution Lab Automation & Digitalization)
- デジタル主権の複雑さを乗り越える (Navigate digital sovereignty complexity) – 4 月 20 日(月)午後3:10, Hall 26, booth E43 – Expert Stage 1 (Solution Lab Automation & Digitalization)
- 製造のエージェントユースケースを初めて動かす:ライブマルチエージェントシステムデモ (Run Your First Manufacturing Agentic Use Case: Live Multi-Agent System Demo) – 4 月 21 日(火)午前11:15, 午前10:20 in Hall 26, Booth E43 – Spotlight Stage (Solution Lab Automation & Digitalization)
- AI による製造業のバリューチェーンにおける脱炭素化と排出量モデリング (From Data to Decarbonization: AI-Powered Emissions Modeling Across Manufacturing Value Chains) – Hall 12, Stand F56 – Expert Stage (Solution Lab Energy & Industry Infrastructure)
マスタークラス:さらに深く学びたい人のために、Hannover Messe では、ライブ Q&A を含む最大 60 分のインタラクティブな実務者によるセッションを提供します。AWS は今年、主要な産業用 AI トピックをカバーする 3 つのマスタークラスセッションを開催します。お早めに申し込んで、席を確保してください。
- エージェントを活用したデータ探索によるデータ分析の加速(Accelerate data insights with agentic data exploration) – 4 月 20 日月曜日、午後 3:30、Solution Lab Automation & Digitalization (Hall 26 Booth E43), Masterclass Room 1
- エージェントベースの AI による在庫再調整の自動化 (Automate inventory rebalancing with Agentic AI)– 4 月 21 日火曜日、午後 4:45、Hall 12, Solution Lab (F56) Masterclass Room
- ショップフロア制御からフィジカル AI への移行:産業接続性とインテリジェントオートメーションの架け橋 (From Shop Floor Control to Physical AI: Bridging Industrial Connectivity and Intelligent Automation) – 4 月 23 日木曜日、午前 11:00、Solution Lab Automation & Digitalization (Hall 26 Booth E43), Masterclass Room 1
ネットワーキング: Hannover Messe は、業界リーダーとつながる世界最大のグローバル産業イベントの 1 つです。展示フロア以外でも、AWS は週を通して様々なイベントを開催します。エグゼクティブ、顧客、パートナーが集まり、有意義なディスカッションを行います。AWS の専門家とのより深い個別ディスカッションをご希望の場合は、 ミーティングをリクエスト してください。ミーティングはブース内のミーティングルームで開催されます。
また、AWS パートナーのプラチナスポンサーが主催するブース内のイブニングレセプションも開催されます。ドリンクや軽食を楽しみながら、AWS のトップパートナーやその幹部とネットワーキングし、交流する機会をお楽しみいただけます。
- 4 月 20 日(月)午後 5:30 – 午後 7:00、Zoomlion 提供のイブニングレセプション
- 4 月 21 日(火)午後 5:30 – 午後 7:00、Siemens 提供のイブニングレセプション
- 4 月 22 日(水)午後 5:30 – 午後 7:00、QAD Redzone がスポンサーのイブニングレセプション
ホール 15 での AWS 展示内容
AWS は、ホール 15 のブース D76 に 1,400m² の展示スペースを設置します。ここでは、エンジニアリング・開発、スマート製造・サプライチェーン、スマート製品・サービスの 3 つのソリューション領域を紹介します。
今年の AWS ブースのハイライトは、AI 駆動の製品ジャーニーです。これは製造工程を最初から最後まで実体験できる展示です。 参加者は自分でカスタムの金属製ドリンクコースターをデザインし、プロセスの最初から最後まで自律的に製造されるのを確認します。この体験は 3 つの領域全てにまたがります。
- エンジニアリング & 開発トンネル:ジェネレーティブデザイン、CAD AI エージェント、デジタルスレッドによるナレッジアシスタント、AI 駆動シミュレーションのライブデモンストレーションをご覧ください。
- 自律型製造セル:自律移動ロボット(AMR)、協働ロボット(コボット)、ヒューマノイドロボットが、AWS を使用してオーケストレーションされたレーザー彫刻生産ラインを実行するためにリアルタイムで協力する様子をご覧ください。
- フィジカル AI ステーション:AWS が提供するスケーラブルで統合されたエッジ to クラウドへのソリューションを通じて、製造業者は、合成データの生成、分散モデルトレーニング、写実的なシミュレーション、フリートの導入、物理ロボットとスマート製造システムのための高度なエージェントタスクを速やかに実現できます。これら 5 つの柱となるプロセスを通じて、フィジカル AI の導入が可能になります。
今年の新展示 Amazon から学ぶ では、AWS が Amazon のフルフィルメントと物流を内側から支えているかを紹介します。ブース内のその他のキオスクでは、Amazon Bedrock AgentCore、Amazon Nova Forge、Amazon Quick、 AWS Transform に焦点を当てています。これらのキオスクでは、サプライチェーン最適化、データ探索、OT モダナイゼーション、組み込みソフトウェア開発、スマートマシンのためのエージェンティック AI ソリューションを取り上げています。
AWS のブースには 24 のスポンサーパートナーが参加し、プラチナスポンサーには QAD Redzone、Siemens、Zoomlion が含まれます。当社の 製造および産業パートナーネットワーク は、クラウドの旅のあらゆる段階で比類のない専門知識と選択肢をお客様に提供します。パートナーキオスクを探索して、幅広い製造のユースケース向けに AWS 上に構築された協調的なソリューションを発見してください。また、AWS Business Outcomes Xcelerator(BOX)プログラムについても学べます。このプログラムでは AWS と AWS パートナーが協力して、運用の近代化、生産プロセスの最適化、ビジネスの成長を促進します。
ブース体験をさらに豊かなものにする 50 以上のブース内シアターセッションが開催されます。ここでは、AWS の専門家、パートナー、顧客が実世界のストーリーを共有します。 セッションは、工場現場のフィジカル AI から、サプライチェーンのエージェントソリューションやインテリジェントなデータ基盤まで、幅広いトピックに及びます。AWS シアターセッションのスケジュールをチェックして、参加をご計画ください。
AWS が産業 AI をどのように支えているか
AWS は、製造業の企業が AI でパイロットから本番環境へ移行するためのサポートを提供します。Hannover Messe 2026 では、AWS が産業変革における最重要課題にどのように取り組んでいるかを探ってみましょう:
フィジカル AI と自律型製造:工場フロアは急速に変化しています。フィジカル AI により、ロボット、コボット、自律システムが物理世界を認識、推論、行動します。AWS は、これらのソリューションを大規模に展開するための柔軟なエッジからクラウドまでのインフラストラクチャを提供します。シミュレーションやモデルトレーニングからエッジでのリアルタイム推論まで、AWS は製造業にフィジカル AI をもたらすのに役立っています。自律型製造セルでその様子をご覧ください。
サプライチェーンのためのエージェンティック AI:サプライチェーンは複雑で動的であり、迅速な意思決定を困難にします。AWS は製造業の企業のエージェンティック AI ソリューションの導入を支援し、お客様が計画を自律的に最適化し、混乱を予測し、意思決定を加速することを支援します。これらのソリューションは、産業グレードのインフラストラクチャによって実現されいてます。サプライチェーンキオスクを確認したり、Amazon Bedrock AgentCore でできることについてさらに学んでください。
インテリジェントデータ基盤とデジタルスレッド:サイロ化されたデータは、産業 AI の採用の大きな障壁です。AWS は、製造業者が統一されたデータ基盤を構築します。この基盤には、検索可能なナレッジグラフや製品デジタルスレッドソリューションが含まれ、製品ライフサイクル全体にわたって情報を接続します。この基盤により、生成 AI、エージェンティック AI、フィジカル AI をスケールすることが可能になります。ブースのエンジニアリングおよび開発エリアでさらに詳しく探ってみてください。
エッジからクラウドへの接続:工場フロアの資産をクラウドに接続する際、既存のインフラストラクチャを丸ごと取り除く必要はありません。AWS IoT SiteWise Edge は、250 以上のデバイスのネイティブ産業プロトコルをサポートし、製造業務全体でデータをシームレスに収集、コンテキスト化、分析します。ブースのスマート製造エリアに立ち寄り、エッジからクラウドへの接続ソリューションをご覧ください。
運用レジリエンスとデジタル主権:国境を越えて事業を展開する製造業者は、どこで事業を行っても、データの安全性、コンプライアンス準拠、レジリエンスに自信を持つ必要があります。AWS は、運用レジリエンスとデジタル主権のための目的別ソリューションを提供しており、欧州主権クラウドも含まれています。これらのソリューションにより、製造業者はイノベーションを遅らせることなく規制要件を満たすことができます。ブースの欧州主権クラウドの展示にお越しいただき、さらに詳しく学んでください。
ブースにお越しください
Hannover Messe 2026 では、ホール 15、ブース D76 の AWS ブースへお越しください。クラウド技術における最新の産業イノベーションをご覧ください。AI による製品の旅を体験し、AWS の専門家と会い、ガイド付きブースツアーに参加するか、シアターセッションに参加して、AWS が製造業者の産業 AI 変革をどのように支援し加速させているかについてさらに学んでください。
イベントの前に AWS の担当者に連絡してミーティングを予約してください。最新の情報については、Hannover Messe 2026 イベントページを訪れ、LinkedIn で AWS for Manufacturing をフォローしてください。
日本のお客様に向けた情報
日本からのお客様向けには、ハノーバー現地において、AWS の日本メンバーによる日本語でのブースのご案内や、個別ミーティング等を実施しています。上記リンクまたは担当の営業経由でお申し込みください。また、現地でも日本人スタッフにお気軽にお声がけください。
翻訳は、ソリューションアーキテクトの山本が行いました。