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AWS Step Functions 入門ハンズオンを公開しました!&今年公開したコンテンツ総まとめ – AWS Hands-on for Beginners Update
こんにちは、テクニカルソリューションアーキテクトの金澤(@ketancho)です。あと1週間ほどで今年も終わりですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?もうすぐ仕事納め、という方もチラホラ見かける今日この頃ですが、冬休みにぜひお試しいただきたい Hands-on for Beginners の新作 AWS Step Functions 編を公開しましたので、この記事で紹介させていただきます。また、この1年の Hands-on for Beginners を振り返る意味も込めて、今年公開した、あるいはアップデートしたコンテンツを改めて共有したいと思います。こちらもあわせて皆さまの冬休みのお供にしていただければ嬉しいです。
AWS Hands-on for Beginners とは?
AWS Hands-on for Beginners は、動画にそって実際に手を動かしながら AWS サービスについて学んでいただく無償のコンテンツです。名前の通り、初めて AWS サービスをご利用される方向けの内容ですので、学習の最初のステップとしてご活用いただけます。オンデマンド形式での配信となるので、移動時間などのスキマ時間での学習もできますし、分かりにくい部分を巻き戻して何度でもご覧いただくことができます。
[New] AWS Step Functions 入門を公開しました!
12/20(月) に AWS Step Functions 入門編を公開しました。2021年のアップデートである
を利用していただくコンテンツとなっています。
今回のシリーズでは、皆さまに Web メディアを運営する会社で働くエンジニアとなっていただき、与えられた課題に取り組みながら AWS Step Functions について学んでいただくハンズオンとなっています。具体的なお題としては、
- 日本語の記事がデータベースに格納されている
- その記事を海外向けの関連メディアにも掲載したいので英訳する
- 動画メディアやポッドキャストで使う記事の音声も作ってほしい
となっており、動画ごとに細かく工程を分け、ステップバイステップで構築を進めていきます。上で挙げた要件を実現する方法は様々あると思うのですが、今回は AWS Step Functions を中心としたアーキテクチャでこのお題をクリアしていきます。
他の Hands-on for Beginners シリーズと同様、ハンズオンをやっていただく前に AWS Step Functions についてクイックに学べる座学パートも用意しておりますので「AWS Step Functions について何も知らないです」という方もご安心ください。また、ハンズオンで使うその他の AWS サービスについても動画の中で補足しながら進めていきますので、「初めて AWS を使います」という方も問題なく構築を進めていただけると考えています。さらに、今回はあえて AWS Lambda を使わない形にすることで、普段プログラムを書かない方でも取り組みやすいハンズオンにすることを意識してみました。ぜひ、多くの方にお試しいただければ嬉しいです!
AWS Step Functions ハンズオンは、下記の URL からお申し込みいただけます。ぜひご視聴ください!
AWS Step Functions 入門ハンズオン 申し込みページ
今年の Hands-on for Beginners アップデート総まとめ
さて、この記事では 2021 年に公開・改訂した Hands-on for Beginners シリーズについても紹介していきます。年末年始に何か新しいことに挑戦したい!という方がいらっしゃいましたら、このリストから使ってみたい AWS サービスを探し、そのハンズオンに取り組んでいただくのはどうでしょうか?どのハンズオンもクイックに試せるものになっていますので、まずは内容に沿って構築を進めていただき、その後ハンズオンを超えるオリジナルな構成の構築に挑戦する、というのもおすすめです。
AI/ML サービスハンズオン
機械学習に関する深い知識やご経験がなくとも利用いただけるマネージドな AI/ML サービス群を紹介したハンズオンです。「あなたにはこれもオススメ!」といったレコメンデーションや、「この商品は明日どれくらい売れるかな?」のような時系列な数値予測をハンズオン形式で学んでいただきます。これらのサービスを皆さまのプロダクトに導入すると新たな価値に繋がりうるかな?と考えていただきながらお試しいただければ幸いです。
- 登場サービス / 機能
- Amazon Personalize
- Amazon Forecast
- Amazon Transcribe
- Amazon Comprehend
- Amazon Rekognition
- ハンズオン紹介記事
- 申込みはこちらから
AWS エッジサービス入門
AWS のエッジサービスに関するハンズオンです。このハンズオンの中心は Amazon CloudFront と AWS WAF となるのですが、私が日々お客様からいただくご相談会の中でも、様々な場面で登場する頻出のサービスとなります。「設定の方法がわかる」ことはもちろん大切なのですが、「どのように動作するのか」といった仕組みの面もあわせてご理解いただけるとよいと考えています。このコンテンツでは、その仕組みについてもしっかり解説しておりますので、ぜひハンズオンを通して知見を蓄えていただけると嬉しいです。
Analytics サービス入門
AWS における分析ことはじめなハンズオンがこちらです。このハンズオンでは「データを活用する」目的から整理し、そのための構成を AWS 上で構築する流れを体験していただきます。年々、データ活用の重要度はどのビジネス領域でも上がってきていると思います。データをうまく活用し、ビジネスをよりスケールさせる、その第一歩をこのハンズオンで踏み出してみるのはいかがでしょうか?
スケーリング基礎編
運用されている Web サービスへのリクエスト量が、忙しい時とそうでないときで10倍、100倍違う、というお話をよく伺います。そのようなシーンで、クラウドの利点を活かし、サーバーリソースをスケールアウト(スケールイン)する方法を学べるハンズオンがこちらです。皆さまが開発・運用されているシステムの今年の運用を振り返っていただき、このクラウドの利点が活きる場面があるようでしたら、ぜひこのハンズオンをお試しいただきたいです。
Amazon Connect 入門
クラウドコンタクトセンターサービスである Amazon Connect について学んでいただくハンズオンがこちらです。電話を受けるフローを構築するのはもちろん、自動音声応答によって電話の繋ぎ先をルーティングするところまでお試しいただけるコンテンツです。先ほど「ハンズオンを超えるオリジナルな構成を作る」ことをオススメしましたが、Amazon Connect では様々なフローを組むことができますので、ハンズオンの後に皆さまのビジネスに沿った +α な要素をフローに追加してみていただければより学びが深まると思います。
VPC ピアリング + Site to Site VPN ハンズオン
VPC と VPC の間、あるいはオンプレミス環境と VPC 間をセキュアに繋ぎたいというお話は、お客様との相談会の中でよく挙がるトピックのひとつです。このような環境間を繋ぐ方法をハンズオンを通して体験していただけるコンテンツがこちらになります。オンプレミスとの接続については、オンプレミス環境に相当する VPC と仮想ルーターを構築した上で、VPN 接続を試していただきます。年が明けたらそういう話があるかも!という方は、ぜひこのハンズオンで素振りをしていただくのがおすすめです。
AWS Client VPN ハンズオン
現在も家から仕事をしています、という方は多いのではないでしょうか。また、最近だと日によって自宅勤務とオフィス出社を選ばれるハイブリッドな方も増えているように見受けられます。そんなときにリモート環境からセキュアに AWS 環境にアクセスする構成を作っていただくハンズオンも用意しています。ぜひ AWS Client VPN のはじめの一歩をこちらのハンズオンで踏み出していただければと思います。
スケーラブルウェブサイト構築編
Hands-on for Beginners の人気コンテンツのひとつがこのスケーラブルウェブサイト構築編です。こちらのハンズオンは2021年にアップデートされましたので、最後に改めて紹介させていただきます。このハンズオンでは、ELB, EC2, RDS を使った構成をお試しいただくコンテンツです。どのサービスも、AWS 上でシステムを作る上で、使い方や役割を知っておいていただきたいサービスになります。「何から学びはじめたらいいですかね?」という方がいらっしゃいましたら、まずはこのハンズオンからスタートしてみるのはいかがでしょうか?
以上が今年の Hands-on for Beginners アップデート総まとめとなります。ぜひ、手を動かしながら、楽しく学んでいただければと思います!
AWS Hands-on for Beginners シリーズ一覧
AWS Builders Online Series のご案内
記事の最後にお知らせです。AWS 初心者向けのイベント AWS Builders Online Series が、来年 1/20(木)に開催されます。これから AWS を学んでいきたい方向けの 16 のセッションに加え、今月行われた AWS re:Invent のサービスアップデート情報もお届けいたします。もし、来年の目標を「AWS を使えるようになる」にしようかな?とお考えの方には、ことはじめにうってつけのイベントです。下記のリンクから登録できますので、ぜひご参加いただければと思います。
まとめ
新コンテンツである AWS Step Functions 編の紹介と、2021 年の Hands-on for Beginners シリーズの総まとめを行いました。年末年始に「何か勉強したい」「新しいことをやりたい」という方は、ぜひ取り組んでみていただければ嬉しいです。
私はこのハンズオンシリーズに関する Twitter のエゴサーチをするのが日課なのですが、今年は「コンテンツやってみた!」というご感想をいただけることが増えたと感じています。また「for Beginners シリーズを完走したぞ!」と言っていただける方もおり、コンテンツ作成者冥利に尽きるなーと思っています。年末年始も検索し続けますので、ぜひ Hands-on for Beginners に関するご感想お待ちしております。
それでは今年もお世話になりました。来年も楽しく学んでいただけるコンテンツを作っていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
このブログの著者
金澤 圭 (Kei Kanazawa) @ketancho
サーバーレスが好きなソリューションアーキテクト。業種業界問わず、お客様のプロダクト開発をサポートさせていただいています。好きなサービスは AWS Lambda、AWS Step Functions、Amazon Personalize で、好きな休日の過ごし方は娘ふたりと川の字になって昼寝と赤ん坊を抱っこしながらの散歩です。