投稿日: Sep 30, 2021

AWS Step Functions が AWS SDK と統合され、サポートされる AWS のサービスの数が 17 から 200 超に、AWS API アクションが 46 から 9,000 超に拡張されました。

AWS Step Functions は、デベロッパーが分散アプリケーションの構築、IT およびビジネスプロセスの自動化、AWS のサービスを利用したデータと機械学習のパイプラインの構築に使用するローコードのビジュアルワークフローサービスです。デベロッパーは、Workflow Studio を使用して、CDK を使用して任意のプログラミング言語で、または AWS Step Functions Data Science SDK を使用して Python で、ワークフローを視覚的に定義します。これらのワークフローは、Step Functions Service Integrations を使用して、コード (AWS Lambda もしくは Amazon ECS で実行) または AWS リソース (DynamoDB Table、AWS Glue Job、AWS EventBridge イベントバスを含む) をモダンアプリケーションのコンポーネントに組み込みます。

今般の AWS SDK の統合により、AWS での構築がさらに簡素化されました。SaaS デベロッパーは、Amazon S3 に保存されているデータを取得し、Amazon DynamoDB に保存されている情報でデータを補強してから、Amazon TextractAmazon Comprehend などの AWS 機械学習サービスを使用して処理し、ユーザーのために新しい機能を追加できます。セキュリティオペレーションエンジニアは、Amazon EventBridge からのイベントに反応し、Amazon EC2 でアクションを実行して、IT コントロールを実施する、高い信頼性とオブザーバビリティを備えた監査可能なワークフローを構築できます。モバイルアプリケーションのデベロッパーは、Amazon PersonalizeAmazon Location Service、および Amazon Pinpoint を使用する同期 API を構築して、ユーザーのエクスペリエンスを強化できます。これらのソリューションを利用することで、Step Functions が複雑さを管理するため、より高速に構築したり、より容易にスケールしたりできるほか、維持コストを低く抑えることができるため、デベロッパーはビジネスロジックに注力できます。また、デベロッパーは、幅広い AWS のサービスでこのメリットを得ることができます。

AWS SDK 統合は、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴンおよび北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (アイルランドおよびフランクフルト)、およびアジアパシフィック (東京) で一般的にご利用いただけます。数日中には、Step Functions が利用可能な他のすべての商用リージョンで一般的に利用可能になる予定です。リージョンと提供サービスの全リストについては、AWS リージョンを参照してください。

これらの新しい統合の詳細については、リリースブログデベロッパーガイドをお読みください。また、AWS SDK 統合チュートリアルを使用してステートマシンを構築してみてください。