Amazon Web Services ブログ

週刊AWS – 2020/1/13週

みなさん、こんにちは。AWSソリューションアーキテクトの小林です。

次週改めてピックアップしますが、大阪ローカルリージョンを通常リージョンへ拡張する計画があることを発表させていただきました。新たに2つのアベイラビリティゾーンを設置し、利用可能なサービスのポートフォリオも拡充される予定です。現時点では2021年の早い時期にご利用いただけるようにする計画ですので、ぜひご期待ください。

それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。

2020年1月13日週の主要なアップデート

  • 1/13(月)
  • 1/14(火)
    • 大きなアップデートはありませんでした。
  • 1/15(水)
    • AWS Security Hub releases the ability to disable specific compliance controls
      AWS Security Hubで提供するコンプライアンス管理項目のうち、用途に応じて不必要なものを無効化できるようになりました。無効化するアクションはCloudTrailのログとして記録されるので、ログを解析することで意図せず無効化されてしまうケースを防ぐこともできるようになっています。
  • 1/16(木)
    • AWS Client VPN now Supports Port Configuration
      AWS Client VPNで、これまで利用可能だったポート443に加えてポート1194を利用できるようになりました。ポート1194は設定変更で利用可能です。
    • AWS Systems Manager now provides flexible reboot options for patching
      AWS Systems Managerを利用してパッチをインストールした後に実行される再起動を、インストール直後ではなく後で実行するように設定可能になりました。再起動を後回しにした場合、Systems Managerはインスタンスをコンプライアンス違反としてマークして管理しますので、システムに影響がないタイミングでの再起動をお忘れなく。
    • AWS Glue adds new transforms (Purge, Transition and Merge) for Apache Spark applications to work with datasets in Amazon S3
      AWS GlueでS3に蓄積されたデータセットに対して、消去、移行、結合といったオペレーションを行うことが可能になりました。移行オペレーションでは、処理済みのファイルをより安価なS3のストレージクラスに移行することができるので、データレイクのコスト効率の改善に有益です。
  • 1/17(金)
    • Amazon Aurora Supports the READ COMMITTED Isolation Level on Read Replicas
      Amazon Aurora MySQLのリードレプリカで、トランザクション分離レベルとしてREAD COMMITTEDがサポートされました。MySQL 5.6互換のクラスタではバージョン1.21以上で、MySQL 5.7互換のクラスタではバージョン2.07以上で利用できます。
    • Amazon ECS Preview Support for EFS file systems Now Available
      Amazon ECSのタスク定義でEFSのファイルシステムを指定できるようになりました(プレビューでの提供開始です)。この設定をおこなっておくと、EFSファイルシステムにアクセスする必要があるコンテナの起動時にECSが自動的にEFSファイルシステムをマウントして利用できるようにしてくれるようになります。

それでは、また来週!

ソリューションアーキテクト 小林 (twitter – @maccho_j)