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週刊AWS – 2022/1/10週

みなさん、こんにちは。AWSソリューションアーキテクトの小林です。

2022年1月20日から、AWS Builders Online Seriesというイベントが開催されます。AWS Builders Online SeriesはゼロからAWSを学びたい方や、今注目されている技術を基礎から学びたい方に向けた無償のオンラインインベントです。基礎的なコンテンツを中心に約3.5時間で学べるように設計されていますので、初学者の方にぴったりなイベントです。みどころをご紹介したブログも公開していますので、こちらも併せてご覧ください。

それでは、1月10日週のアップデートを振り返ってみましょう。

2022年1月10日週の主要なアップデート

  • 1/10(月)
  • 1/11(火)
    • Amazon Redshift Spectrumでカスタムデータ検証ルールを利用可能に
      Amazon Redshift Spectrumを利用してAmazon S3のデータレイクにクエリを行う際に、外部テーブルのデータ検証を行うためのルールをカスタムで定義できるようになりました。元々、データに予期しない値が含まれている場合に、その値をnullに置き換えたり末尾を切り捨てたりするビルトインルールが用意されていましたが、これを上書きして、クエリを失敗させたり行を無視させたりといった挙動を定義できるようになります。
    • Amazon EC2のMicrosoft Windows Serverインスタンスで起動速度の最適化が利用可能に
      Amazon EC2でMicrosoft Windows Serverを実行するインスタンスを最大65%高速に起動する機能が利用できるようになりました。Windows ServerのAMIに対して最適化を有効にするフラグを立てることで、このAMIから新たに起動されるインスタンスがこれまでよりも高速に起動するようになります。
    • EMR Studioの新機能、SQL Explorerを発表
      RやPython、Scala、PySparkによる分析アプリケーションの開発・視覚化・デバッグを可能にするIDEであるAmazon EMR Studioで、SQL Explorerを利用できるようになりました。この機能を利用すると、EMR Studioのデータカタログを参照しEMRクラスタに対してSQLクエリを実行することが容易になります。
  • 1/12(水)
    • AWS Launch WizardがHANAベースのSAP環境のスケーリングに対応
      AWS Launch Wizardを使用してデプロイされたSAPシステムに対して、Launch Wizardを使用してノードを追加することが可能になりました。S/4HANAやBW/4HANA、NetWeaverといったアプリケーションについて、パフォーマンス要件が大きくなりサーバの追加が必要になった場合でも、Launch Wizardが提供するガイド付のプロセスに基づいてスケーリングの作業を容易に実行できます。
    • AWS Management Consoleのホーム画面を刷新
      AWS Management Consoleで新しいコンソールホーム画面が利用可能になりました。新しいコンソールホームはカスタマイズが可能で、ヴィジェットを追加・削除・再配置することによるカスタマイズが可能です。現時点では8つのヴィジェットが利用可能ですが、今後追加していく予定ですのでお楽しみに。ブログ記事をご覧頂くとイメージが掴みやすいので、ぜひご覧ください。
  • 1/13(木)
    • Amazon ElastiCacheでRedisエンジンログのストリーミング配信と保管が可能に
      Amazon ElastiCacheのRedisエンジンから、Amazon CloudWatch LogsまたはAmazon Kinesis Data Firehoseに対してRedisエンジンのログを出力できるようになりました。ログはテキストまたはJSON形式で出力可能です。この機能はRedisバージョン6.2を実行するElastiCacheクラスタでご利用でき、全てのAWS商用リージョンでサポートされます。
  • 1/14(金)

それでは、また来週!

ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)