Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2026/4/20週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの戸塚です。今週も 週刊AWS をお届けします。
さて、みなさんはゴールデンウィークのご予定はお決まりでしょうか。今年は長期休暇にされる方も多いようですね。私はというと、6月24日・25日に幕張メッセで開催される AWS Summit の準備があり、飛び石連休をつなげての長期休暇は取れそうにありません。その代わり、趣味のパデルの大会にいくつかエントリーしているので、そこでリフレッシュしようと思っています。
AWS Summit では、パデルのフォームを VR で計測できる展示を予定しており、現在鋭意開発中です。VR の世界観も AI を活用して実現しており、日々多くの学びがあります。また、スマートグラスや音声を活用した業務効率化アプリも開発中で、そちらもご体験いただけます。ぜひご来場ください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2026年4月20日週の主要なアップデート
- 4/20(月)
- Amazon CloudWatch Logs Insights が JOIN およびサブクエリコマンドを導入
Amazon CloudWatch Logs Insights で JOIN とサブクエリコマンドが利用可能になりました。これまで複数のロググループをまたいだ分析では、複数のクエリを実行して手動で結果を組み合わせる必要がありましたが、今回のアップデートで 1 つのクエリで完結できるようになりました。例えば、エラーが多いサービスを特定するサブクエリと、パフォーマンスデータを持つ別のロググループを JOIN することで、エラー頻度と応答時間を同時に分析し、優先対応すべきサービスを効率的に特定できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon DocumentDB (MongoDB 互換) がバージョン 5.0 から 8.0 へのインプレースアップグレードをサポート
Amazon DocumentDB で、バージョン 5.0 から 8.0 へのインプレースアップグレードが可能になりました。従来はクラスタを新規作成する必要がありましたが、今回のアップデートでクリック数回の操作だけでアップグレードできます。バージョン 8.0 ではクエリ処理が最大 7 倍高速化され、ストレージ圧縮も最大 5 倍向上するため、アプリケーションの応答速度改善とコスト削減を同時に実現できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon CloudWatch Logs Insights が JOIN およびサブクエリコマンドを導入
- 4/21(火)
- AWS Lambda Durable Execution SDK for Java 一般提供開始
AWS Lambda Durable Execution SDK for Java が一般提供開始されました。Java 開発者が Lambda で長時間実行されるワークフローを構築できるようになります。注文処理パイプラインや AI エージェント連携、承認フローなどを外部サービスなしで作成可能です。実行を最大 1 年間一時停止でき、進捗も自動で保存されます。詳細はこちらの Document をご参照ください。 - Amazon Aurora serverless: 最大 30% のパフォーマンス向上、よりスマートなスケーリング、そしてゼロまでのスケールダウンを継続
Amazon Aurora serverless がプラットフォームバージョン 4 で大幅にアップデートされ、最大 30% のパフォーマンス向上と賢いスケーリング機能を実現しました。従来は複数のタスクが同時実行される際にリソース競合が発生しやすかったビジネス用 Web アプリケーションや API サービスでも、効率的に動作するようになりました。特にエージェント型 AI アプリケーションのように、活動が集中する時間と長時間のアイドル状態が不規則に発生するワークロードに最適で、使用量に応じた自動スケーリングにより無駄なコストを削減できます。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - AWS Lambda 関数で Amazon S3 バケットを S3 Files によりファイルシステムとしてマウント可能に
AWS Lambda で Amazon S3 バケットをファイルシステムとして直接マウントできる S3 Files 機能が提供開始されました。従来はデータ処理のためにオブジェクトをダウンロードする必要がありましたが、今回のアップデートによりファイル操作が直接可能になります。複数の Lambda 関数が同じファイルシステムに同時接続でき、AI や機械学習のワークフローでデータ共有が簡単になります。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - ハイブリッド Kubernetes ネットワーキング向け Amazon EKS Hybrid Nodes ゲートウェイの紹介
Amazon EKS で Hybrid Nodes gateway が提供開始されました。この機能により、クラウドとオンプレミス環境を跨ぐハイブリッド Kubernetes ネットワークが自動化されます。従来は複雑なルーティング設定やネットワークチームとの調整が必要でしたが、これらが不要になります。pod 間通信や AWS サービスとの接続も自動で処理され、EC2 インスタンスに Helm でデプロイするだけで利用できます。中国リージョン以外で追加料金なしで利用可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- AWS Lambda Durable Execution SDK for Java 一般提供開始
- 4/22(水)
- Amazon Bedrock AgentCore が開発者のエージェント構築を高速化する新機能を追加
Amazon Bedrock AgentCore に新機能が追加され、AI エージェント開発が大幅に簡単になりました。新しい managed harness (プレビュー) により、従来必要だったオーケストレーションコードを書かずに、モデルとプロンプト、ツールを指定するだけでエージェントを即座に実行できます。セッション途中でのモデル変更や、タスクの中断・再開も可能で、プロトタイプから本格運用まで一貫してサポートします。追加料金は発生せず、オレゴン、バージニア北部、フランクフルト、シドニーの 4 リージョンで利用可能です。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - AWS Secrets Manager が MongoDB Atlas と Confluent Cloud への管理対象外部シークレット機能を拡張
AWS Secrets Manager が MongoDB Atlas と Confluent Cloud の外部シークレット管理に対応しました。従来は各サービスの認証情報を自動ローテーションするために Lambda 関数を自作する必要がありましたが、今回のアップデートで AWS が提供する機能だけで実現できるようになりました。データベースと Kafka を組み合わせたデータパイプラインなどで、複数のサービスのシークレットを一元管理し、運用負荷を大幅に削減できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon ECS マネージドインスタンス向け GPU ヘルスモニタリングと自動修復機能の導入
Amazon ECS Managed Instances で NVIDIA GPU の健康監視と自動修復機能が提供開始されました。GenAI 推論などの GPU ワークロードでハードウェア故障が発生した際、自動的に故障を検知して問題のあるインスタンスを交換します。これまで GPU 故障時は手動での対応が必要でしたが、この機能により可用性が大幅に向上します。NVIDIA DCGM を使用して継続的に監視し、EventBridge 経由で通知も可能です。対応する NVIDIA GPU インスタンスタイプで追加料金なしで利用できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon Bedrock AgentCore が開発者のエージェント構築を高速化する新機能を追加
- 4/23(木)
- Amazon Redshift が Apache Iceberg テーブルに対する UPDATE、DELETE、MERGE をサポート
Amazon Redshift で Apache Iceberg テーブルに対する UPDATE、DELETE、MERGE 操作がサポートされました。これまで Iceberg テーブルの個別行を修正するには外部エンジンが必要でしたが、今回のアップデートにより Redshift から直接データ操作が可能になります。データパイプラインの複雑さや遅延を削減でき、変更データキャプチャや緩やかに変化するディメンションなどの一般的なデータ統合パターンで活用できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - AWS Client VPN が AWS Transit Gateway とのネイティブ統合をサポート
AWS Client VPN が AWS Transit Gateway とのネイティブ統合をサポートしました。これまで複数の VPC にリモートアクセスするには中間 VPC の管理が必要でしたが、今回のアップデートで不要になり運用が大幅に簡素化されます。さらにエンドユーザーの IP アドレスが保持されるため、セキュリティ監査やトラブルシューティングが容易になります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Athena がマネージドコネクタでフェデレーテッドクエリを簡素化
Amazon Athena で DynamoDB や PostgreSQL、MySQL、Snowflake など 12 のデータソースに対するマネージド コネクタが提供開始されました。従来は S3 以外のデータをクエリするためにコネクタリソースのデプロイや管理が必要でしたが、マネージド コネクタにより Athena が自動でセットアップと管理を行うため、この手間が不要になりました。データを移動することなく、複数のデータソースを横断してクエリできるため、分析作業が大幅に効率化されます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon Redshift が Apache Iceberg テーブルに対する UPDATE、DELETE、MERGE をサポート
- 4/24(金)
- Amazon Connect が AI エージェントのパフォーマンスを測定・改善するための 8 つの新しいメトリクスを提供開始
Amazon Connect で AI エージェントの性能を測定する 8 つの新しいメトリクスが利用可能になりました。ゴール成功率や忠実度スコア、ツール選択精度などを通じて、AI が顧客の問い合わせを正しく解決できているかを詳細に分析できます。従来は AI エージェントの品質評価が困難でしたが、今回のアップデートで定量的な改善が可能になります。専用ダッシュボードや API を通じてデータにアクセスでき、カスタマーサポートの質向上に活用できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Bedrock AgentCore Gateway と Identity が VPC egress をサポート
Amazon Bedrock AgentCore Gateway と Identity が VPC egress をサポートし、プライベートネットワーク内のリソースと安全に通信できるようになりました。従来は外部からアクセスできないプライベート環境のリソース呼び出しが困難でしたが、今回のアップデートにより EKS 上の MCP サーバーなどを直接利用可能になります。マネージド設定で簡単に開始でき、複雑な要件には自己管理も選択できます。東京リージョンを含む 14 リージョンで利用可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Q がワークフォースインテリジェンスのための Visier の Vee エージェントと統合
Amazon Quick が Visier の AI アシスタント Vee と統合されました。これにより HR や財務担当者が Amazon Quick 内で直接人事データにアクセスできるようになります。従来はツールを切り替える必要がありましたが、今回のアップデートで自然言語による質問で人員数や離職率などの情報を瞬時に取得可能です。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。
- Amazon Connect が AI エージェントのパフォーマンスを測定・改善するための 8 つの新しいメトリクスを提供開始
それでは、また来週お会いしましょう!