Amazon Web Services ブログ
EC2 の料金の値下げ – リザーブドインスタンス & M4 インスタンス
AWS の拡大が進むに連れて、お客様へ提供するサービス価値も高めて行けるように努めています。サプライヤと協力してコスト低減を実現しながら、今まで以上に効率的でコスト効率が良い方法でハードウェアやソフトウェアを構築できるようにしています。定期的そして頻繁にコスト低減を行っているほか、お客様が AWS を利用する上で最適化できるオプションもご提供しています。たとえばリザーブドインスタンス (2009 年にリリース) は、オンデマンド料金に比べ Amazon EC2 ユーザーに大幅な割引を提供します。また、特定のアベイラビリティーゾーンで使用するキャパシティー予約においても同様です。AWS をご利用のお客様は様々な方法でリザーブドインスタンスを購入し管理されています。前払いでより大幅な値下げを利用するお客様もいれば、最初に何も払わずに小さな (とはいっても、かなりの額にはなりますが) 割引をご利用されるお客様もいらっしゃいます。また、その中間を取って一部前払いして先述の 2 つのオプションの間に位置する割引料金をご利用され、満足されている方もいます。このようにお客様の幅広い好みにお応えすべく、AWS では大半の現行世代のインスタンスタイプを対象に 3 年契約の前払いなしスタンダードリザーブドインスタンスをオプションを追加しました。さらに、前払いなしリザーブドインスタンス、コンバーティブルリザーブドインスタンス、汎用 M4 インスタンス (オンデマンドおよびリザーブドインスタンス) の料金の値下げも行うことになりました。これで 61 回目の AWS 料金の値下げとなります。詳細はこちらをご覧ください (すべての変更および値下げは即座に有効になります)。3 年契約のスタンダード RI で前払いなしのオプションを追加 – これまでは 1 年契約のスタンダード RI で前払いなしのオプションをご提供していました。そして本日より、3 年契約の C4、M4、R4、I3、P2、X1、T2 スタンダードリザーブドインスタンスで前払いなしのオプションも開始しました。前払いなしリザーブドインスタンスの料金を低く設定 – C4、M4、R4、I3、P2、X1、T2 インスタンスタイプで、前払いなし 1 年契約のスタンダードと 3 年契約のコンバーティブルリザーブドインスタンスを対象に、最大 17% までの料金値下げを行いました。新しい料金はインスタンスタイプやオペレーティングシステム、リージョンにより異なります。いくつかのリージョンにおける Linux の前払いなしリザーブドインスタンスの平均値下げは次の通りです。
米国東部 (バージニア北部) | 米国西部 (オレゴン) | 欧州 (アイルランド) | アジアパシフィック (東京) | アジアパシフィック(シンガポール) | |
C4 | -11% | -11% | -10% | -10% | -9% |
M4 | -16% | -16% | -16% | -16% | -17% |
R4 | -10% | -10% | -10% | -10% | -10% |
コンバーティブルリザーブドインスタンスをより安価に – コンバーティブルリザーブドインスタンスはインスタンスファミリーや RI と関連のある他のパラメーターをいつでも変更できるようにします。これにより、アプリケーションの展開や変更の必要が発生した場合に RI インベントリを調整することができます。3 年契約のコンバーティブルリザーブドインスタンスの料金を大方の現行世代のインスタンス (C4、M4、R4、I3、P2、X1、T2) で、最大 21% まで値下げしました。いくつかのリージョンにおける Linux のコンバーティブルリザーブドインスタンスの平均値下げは次の通りです。
米国東部 (バージニア北部) | 米国西部 (オレゴン) | 欧州 (アイルランド) | アジアパシフィック (東京) | アジアパシフィック(シンガポール) | |
C4 | -13% | -13% | -5% | -5% | -11% |
M4 | -19% | -19% | -17% | -15% | -21% |
R4 | -15% | -15% | -15% | -15% | -15% |
このような値下げは、その他ほぼすべてのリージョンでも有効になる予定です。M4 インスタンスをより安価に – M4 Linux インスタンスの料金を最大 7% まで引き下げました。新価格については EC2 リザーブドインスタンスの料金表ページと EC2 料金表ページまたは AWS 料金表 API をご覧ください。詳細 次のブログは EC2 リザーブドインスタンスモデルに追加した改良点の詳細情報について説明しています。
- 「EC2 リザーブドインスタンスの新たなインスタンスサイズの柔軟性 (New – Instance Size Flexibility for EC2 Reserved Instances)」 – このブログはインスタンスファミリーやリージョン内で複数のインスタンスサイズに単一の RI を使用する方法について説明しています。
- 「EC2 リザーブドインスタンスの更新 – コンバーティブル RI のリージョン別メリット (EC2 Reserved Instance Update – Convertible RIs and Regional Benefit)」 – このブログはリージョン別メリットと (リージョン内でどの AZ でもインスタンスを実行できるように、キャパシティーの予約を適用しない) インスタンスファミリーや他のパラメーターの変更を許可するコンバーティブル RI について説明しています。
- 「EC2 リザーブドインスタンスモデルを単純化 (Simplifying the EC2 Reserved Instance Model)」 – このブログは 3 つの支払いオプションを紹介しています (全前払い、一部前払い、前払いなし)。
詳細は AWS 料金表やリザーブドインスタンスのよくある質問をご覧ください。
— Jeff;