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re:Invent 2026 で AI 時代のオブザーバビリティを学ぶ
本記事は 2026 年 10 月 26 日 に公開された「Embracing Observability for the AI era at re:Invent 2026」を翻訳したものです。

クラウドの利用規模が拡大し、AI エージェントを本番環境に導入する組織が増えるなか、運用の質がこれまで以上にビジネスの成否を左右するようになっています。AWS re:Invent 2026 の Cloud Operations トラックでは、業界のエキスパート、AWS のリーダー、そしてお客様が集まり、アプリケーションとそれに並行して稼働する AI エージェントのモニタリングとオブザーバビリティをどうモダナイズしているかを共有します。
本記事では、Monitoring and Observability のラインナップの主要テーマを紹介し、クラウド運用戦略の変革に役立つセッションを取り上げます。全体を貫くテーマは、Amazon CloudWatch における AI を活用した調査です。
Monitoring and Observability トラックの参加計画を立てる
Monitoring and Observability のラインナップは 6 つの主要テーマにまたがる 25 のセッションで構成され、ハンズオンのワークショップからエキスパート向けのディスカッションまで、幅広い内容を用意しています。re:Invent を最大限に活用するために、次の点をおすすめします。
- 優先事項に集中する: 組織が直面している運用課題に沿ったセッションを選びましょう。
- 形式を組み合わせる: 講義形式のセッションと、インタラクティブなワークショップやビルダーズセッションを組み合わせましょう。
- スキルアップを計画する: 現在のスキルレベルに合ったセッションと、一歩先に挑戦できるセッションの両方を選びましょう。
- 早めに予約する: 人気のセッションはすぐに満席になるため、予約受付が始まったらすぐに席を確保しましょう。
本番環境の AI エージェントを観測する
これからのクラウド運用は AI が主導します。以下のセッションでは、推論し、ツールを呼び出し、自律的に行動するエージェントを観測する方法を紹介します。
COP304 | Observability and operations in the AI era | ブレイクアウトセッション
日時・会場: 12 月 1 日 (火) 4:00 PM–5:00 PM PST | Wynn/Encore · Level 1 · Encore Ballroom 5
生成 AI は従来のモニタリングが前提としていた考え方を崩しました。非決定的なシステムに対して予測可能で説明可能、かつ手頃なコストに保つことに多くのチームが苦労しています。本セッションではまずこの課題を取り上げ、続いて最新のオブザーバビリティ機能を使い、トレース、スパン、信頼度スコアリングによって AI スタック全体のモデル品質、コスト、エージェントの動作を可視化する方法を、実際のお客様のパターンを交えて紹介します。
対象者: 生成 AI ワークロードを運用し、モデル品質、コスト、エージェントの動作を可視化する必要がある SRE やプラットフォームチーム
COP309 | I didn’t know my AI agent was doing that! | ビルダーズセッション
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 1:30 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Latour 7
AI エージェントは非決定的です。前触れなくトークンを浪費したり、処理が止まったり、誤った動作に逸れたりすることがあり、多くのチームは問題が起きるまで状況を把握できません。このハンズオンのビルダーズセッションでは、Amazon CloudWatch を使い、コンソールと IDE の両方から稼働中のエージェントを観測します。エージェントが実際に何をしたかをトレースし、障害を見つけ、異常な動作を検出します。本番用エージェントとカスタムチャットボットという実際のエージェントを使って検出とアラートを自分で構築し、本番環境で運用しているエージェントに適用できるスキルを身につけます。
対象者: 本番環境でエージェントを運用しており、コンソールと IDE からのトレースや異常検出をハンズオンで学びたいエンジニア
COP318 | Catch it before production: Instrument your AI agents | ワークショップ
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 12:00 PM–2:00 PM PST | Wynn/Encore · Level 1 · Brahms 4
AI ワークロードの可視化は、障害が起きてからではなく本番環境に到達する前に必要です。しかし、多くのチームはエージェントのテレメトリをまったく取得していません。このワークショップでは、稼働中の AI エージェントをエンドツーエンドで計装し、トークンコスト、レイテンシー、ツール呼び出し、推論トレースを取得します。計装の方針を自分で決め、ダッシュボードと異常アラートを構築します。自社のエージェント型ワークロードに適用できる、実際に動作する環境を持ち帰れます。
対象者: 初めて AI エージェントを本番環境に導入し、リリース前に計装する必要があるチーム
COP319 | Observe AI agents beyond your perimeter | ビルダーズセッション
日時・会場: 12 月 1 日 (火) 1:00 PM PST | Caesars Forum · Level 1 · Forum 120 · Content Hub · Builders’ Session 2
開発者は AI コーディングエージェントでトークンを消費していますが、その状況はまったく見えていません。Claude Code や OpenAI Codex は組織の境界の外にあるノート PC 上で動作し、テレメトリがオブザーバビリティバックエンドに届きません。本セッションではこの問題を解決します。ネイティブの OpenTelemetry エクスポートと、単一のベアラートークンで利用できる Amazon CloudWatch の OTLP エンドポイントを使い、コレクターもサイドカーも認証情報の設定も不要で、メトリクス (トークン使用量、コスト、生産性)、ログ (ツールの判断、エラー)、トレース (エージェントの推論チェーン) を開発者のマシンから直接送信します。さらに、チームごとのコスト配分と異常アラートを備えたライブダッシュボードを構築し、すべてを PromQL でクエリできるようにします。数分でデプロイできる状態で会場を後にできます。
対象者: 境界の外で動作する AI コーディングエージェントのテレメトリを必要とするプラットフォームチームやセキュリティチーム
COP325 | Observability patterns for agentic AI in production | チョークトーク
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 1:00 PM–2:00 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Latour 5
AI エージェントは非決定的で、複数のステップを踏み、自律的に判断を下すため、従来の APM だけでは不十分です。推論チェーンのトレース、トークンコストの配分、ガードレールのモニタリング、マルチエージェントの連携といった、エージェント型ワークロード向けのオブザーバビリティパターンを探ります。ホワイトボードを使ってその場でアーキテクチャを描きます。本番環境のエージェントモニタリングに関する難しい疑問を持ち寄り、すぐに実践できるパターンを持ち帰ってください。
対象者: エージェント型ワークロードのオブザーバビリティを設計しており、実績のあるパターンを求めるアーキテクトや SRE
COP337 | Wrong, Not Broken, & Why your Observability should know the difference | ブレイクアウトセッション
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 12:00 PM–1:00 PM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Purple Theater
エージェント型アプリケーションには、従来のアプリケーションとは異なるアクセスパターンとツールが必要です。「エージェントはビジネスが求めることを実行しているか」という基本的な問いに答えるだけでも、複数のツールをつなぎ合わせ、人間がオーケストレーターの役割を担っているチームは少なくありません。エージェントがあるクラウドで動作し、別のクラウドのモデルや API を呼び出す場合、状況はさらに難しくなります。本セッションでは、CloudWatch Omni によって複数のクラウドにまたがる AI エージェントとアプリケーションを 1 つのビューにまとめ、原因がパフォーマンス、可用性、応答品質のいずれであっても根本原因の特定を迅速化する方法を紹介します。
対象者: 複数のクラウドにまたがってエージェントやアプリケーションを運用し、根本原因分析のための統合ビューを必要とするチーム
COP349 | Build a per-tenant observability stack for Agentic SaaS | ビルダーズセッション
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 4:30 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Latour 7
マルチテナントの ISV には、従来のダッシュボードでは実現できないテナントごとのオブザーバビリティが必要です。集計されたメトリクスでは問題を起こしているテナントが埋もれてしまい、共有のトレースからはどのテナントのエージェントが異常な動作をしたのかがわかりません。本セッションでは、エージェント向けにテナントごとのオブザーバビリティスタックを構築します。テナントを識別できるトレースとセッションリプレイでエージェントの呼び出しを計装し、ノイジーネイバーやレイテンシーの外れ値を把握できるテナント単位のダッシュボードを構築し、集計シグナルではなくテナントごとのしきい値で発火するアラートを設定します。セッションの最後には、別途データパイプラインを用意しなくてもテナント数に応じてスケールするオブザーバビリティ環境と、エージェントアーキテクチャの拡大に合わせて拡張するためのパターンが手に入ります。
対象者: エージェントの動作をテナントごとに可視化する必要がある ISV やマルチテナント SaaS の開発者
COP401 | Building eval-driven observability for AI agents | コードトーク
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 4:30 PM–5:30 PM PST | Caesars Forum · Level 1 · Forum 120 · Content Hub · Code Talk
マルチエージェントシステムは、ダッシュボードには現れない形で失敗します。あるエージェントが誤ったコンテキストを引き渡し、別のエージェントがリトライし、それでも API は 200 を返します。このライブコーディングセッションでは、LangGraph、Strands、CrewAI で構築したマルチエージェントアプリケーションから始め、OpenTelemetry と OpenInference で計装します。最初のプロトタイプ実行からトレースし、LLM-as-judge 評価器でエージェントをオンデマンドで評価し、本番環境に昇格する前にプロンプトやモデルのバリエーションを A/B テストします。さらに、本番環境のトレースをバージョン管理されたデータセットに取り込み、障害をローカルで再現して修正をリリースします。ここまでの作業をすべて、ツールを切り替えずに IDE で完結させます。
対象者: マルチエージェントシステムを構築しており、評価駆動のオブザーバビリティをワークフローに取り入れたい開発者
COP407 | Build-time context for faster agentic incident response | コードトーク
日時・会場: 12 月 3 日 (木) 10:30 AM–11:30 AM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Margaux 1
AI エージェントは本番環境の問題を修正できますが、それには適切なコンテキストが欠かせません。このトークでは、AI エージェントが機能を構築し、同じプルリクエストの中で、オンコール対応に必要なコンテキスト (計装、アラーム、ダッシュボード、スキル) をすべてコードとして作成します。その後、稼働中のアプリケーションを意図的に壊します。エージェントが作成済みのスキルを Amazon CloudWatch Omni や AWS DevOps Agent と組み合わせて使い、トリアージを行い、根本原因を特定して修正をリリースする様子をご覧ください。自ら構築したものを運用するためのコンテキストをエージェントに与えるパターンを持ち帰れます。
対象者: ビルド時に作成したコンテキストを使い、構築したものを AI エージェントに運用させたいチーム
INV521 | Teaching Telemetry to Think: From Raw Signals to Root Cause | チョークトーク
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 1:00 PM–2:00 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Latour 5
インシデントを調査する AI エージェントは、何の前提知識もない状態から始まります。何が正常かも、トポロジーも、因果関係の履歴もわからず、毎回生のドキュメントからコンテキストを組み立て直します。テレメトリ自体があらかじめ自らの意味を理解していたらどうでしょうか。本セッションでは、エージェント型オブザーバビリティのためのインテリジェンスレイヤーを検討します。ストリーミング検出器とライブのサービスグラフが数十億のシグナルをインシデントの観測結果に凝縮し、オープンウェイトの LLM をベースにファインチューニングした推論モデルがそれらを相関付けて、順位付けされた根本原因を導き出します。モデルに学習させるべきことと推論時に取得すべきことの切り分け、ドメインに特化したファインチューニングがフロンティアモデルの規模に勝る理由、推論モデルがまだ失敗するポイントといった難しい論点について、ホワイトボードを使って一緒に議論しましょう。
対象者: 推論モデルがテレメトリを順位付けされた根本原因に変える仕組みに関心のあるアーキテクトや研究者
AI 時代のオブザーバビリティ戦略を構築する
AI によって運用チームの働き方が変わるなかで、オブザーバビリティの方向性を定めます。
COP335 | Evolve your observability for the agentic era | ブレイクアウトセッション
日時・会場: 12 月 1 日 (火) 11:30 AM–12:30 PM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Blue Theater
先週はすべてのテストに合格したエージェントが、今日は同じプロンプトに対して異なる、しかもコストの高い回答を返し、誰もその理由を説明できません。エージェントは裏側のモデルやプロンプトが変わるにつれて挙動がずれていきますが、ダッシュボードが正常を示していてもそのずれは検出できません。本セッションでは、評価 (eval) とは何かを解説します。評価とは、エージェントの出力を品質、正確性、コストの観点からスコアリングする自動チェックです。評価駆動のループによって、ライブトラフィック上でずれを検出し、原因となった変更までトレースし、モデルやプロンプトを比較し、コストをエージェントやユーザー単位まで配分し、リグレッションを本番環境に到達する前に防ぐ方法を学びます。さらに、Amazon CloudWatch Omni が評価駆動のループを AWS と他のクラウドにまたがって実現し、エージェントとアプリケーションを 1 か所でカバーする様子をご覧いただきます。
対象者: 大規模なトラブルシューティングのためにログ、メトリクス、トレースを統合する運用チーム
COP340 | Best practices for building an observability strategy in the age of AI | チョークトーク
日時・会場: 12 月 3 日 (木) 8:30 AM–9:30 AM PST | Caesars Forum · Level 1 · Academy 409
多くのオブザーバビリティ戦略は AI 以前の世界を前提に作られており、もはや十分ではありません。データ基盤は引き続き重要ですが、そのデータの使い方は急速に変わりつつあります。このチョークトークでは、AI がオブザーバビリティを変えていくなかで、変わらないもの、進化すべきもの、新たに生まれるものを探ります。静的なダッシュボードから動的な体験へ、事後対応型のアラームから AI 主導のインサイトへの移行、そして「エージェントがどの程度うまく機能しているか」のように新たに答えるべき問いを取り上げます。AWS が AI 主導のオブザーバビリティに取り組むなかで得た学びを共有しますので、ぜひご参加ください。
対象者: AI 時代に向けてオブザーバビリティ戦略を見直しているリーダーやアーキテクト
OpenTelemetry で標準化する
オープンスタンダードは AWS におけるオブザーバビリティの基盤です。以下のセッションでは、オープンスタンダードを実際に活用します。
COP306 | Cut through Kubernetes signal overload with unified observability | ビルダーズセッション
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 10:00 AM PST | Caesars Forum · Level 1 · Forum 120 · Content Hub · Builders’ Session 2
大規模な Kubernetes 環境では、高カーディナリティのシグナルが大量に発生します。従来のパイプラインではそれらが切り捨てられたり別々のバックエンドに分散されたりするため、必要な答えが 1 か所にそろうことはありません。このハンズオンのビルダーズセッションでは、EKS クラスターから OpenTelemetry のメトリクスとログを Amazon CloudWatch に送信し、Container Insights をデプロイして、本当に重要なシグナルを見極めます。自動リソースエンリッチメントを使って独自のダッシュボードとアラートを構築し、用意されたスクリプトをなぞるのではなく、何を、なぜアラート対象にするかを自分で判断します。高カーディナリティのノイズを解消し、行動につながるアラートを設定する方法を身につけられます。
対象者: EKS の高カーディナリティなシグナルに悩まされている Kubernetes チームやプラットフォームチーム
COP308 | Turn raw telemetry into answers with OpenTelemetry | ビルダーズセッション
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 11:30 AM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Builders’ Session 1
生のテレメトリはノイズが多く、ラベルもなく、クエリしにくいため、チームは行動を起こす前にデータのクリーニングに時間を取られています。このハンズオンのビルダーズセッションでは、稼働中のサンプルアプリケーションからメトリクス、ログ、トレースを取得するよう OpenTelemetry を設定し、Amazon CloudWatch のパイプラインプロセッサーを使って転送中のデータをエンリッチ・正規化します。エンリッチメントルールを自分で構築し、自然言語クエリで結果を確認して、生のシグナルを分析可能なテレメトリに変える再利用可能なパターンを持ち帰ります。
対象者: 計装を標準化しており、転送中のテレメトリをエンリッチしたいエンジニア
COP336 | Elevate your observability with OpenTelemetry on AWS feat. Genesys | ブレイクアウトセッション
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 2:30 PM–3:30 PM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · White Theater
スタック全体を可視化するために、バラバラのツールや独自形式をつなぎ合わせる必要はありません。AWS で OpenTelemetry に標準化すれば、コンテナ、Kubernetes クラスター、AI ワークロードなどにまたがるメトリクス、ログ、トレースから、統合された豊富なテレメトリを得られます。Amazon CloudWatch のネイティブ OpenTelemetry により、OTLP による取り込み、PromQL によるクエリ、自動エンリッチメントを使って詳細なテレメトリを収集できます。データの断片化もベンダーロックインもありません。単一のテレメトリ基盤で、環境全体で何が起きているかを把握するためのコンテキストが得られます。より豊富なデータ、統合されたオブザーバビリティ、そして成長に合わせてスケールする本番対応のアーキテクチャを実現する方法を学びます。
対象者: コンテナ、Kubernetes、AI ワークロード全体で OpenTelemetry への標準化を進めているチーム
COP343 | Instrument a service with OpenTelemetry | ライトニングトーク
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 2:30 PM–2:50 PM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Lightning Theater
このライブデモでは、OpenTelemetry と Amazon CloudWatch を使い、オブザーバビリティがまったくない未計装のサービスを、相関付けられたメトリクス、ログ、トレースを備えた状態へ数分で移行させます。SDK の設定、コレクターのセットアップ、シグナルのルーティング、そして最初の実用的なインサイトの提示まで、本番品質の計装に至る最短ルートをたどります。
対象者: OpenTelemetry を初めて使い、サービスを計装する最短ルートを知りたいエンジニア
ログをインテリジェンスに変える
ログを保存するだけでなく、すべてのアカウントとリージョンにわたってログを活用する段階へと進みます。
COP310 | Automate threat detection and response across your logs | ビルダーズセッション
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 1:30 PM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Builders’ Session 2
セキュリティチームは重要な 1 件のイベントを探すためにすべてのログを手作業で調べることはできず、脅威はアナリストのクエリよりも速く進行します。このハンズオンのビルダーズセッションでは、セキュリティテレメトリに対する自動検出と対応の仕組みを構築します。不審なアクティビティを検知するメトリクスフィルターと異常検出器、適切な担当者を呼び出すアラームへ検出結果をルーティング、そしてアナリストがログインする前に動作する自動修復を組み合わせます。誤検知を減らすよう検出をチューニングしたうえで、チームの代わりにログを監視するパイプラインを持ち帰れます。
対象者: ログデータに対する検出と対応を自動化するセキュリティチームや運用チーム
COP339 | Follow that log from pipeline to intelligence | チョークトーク
日時・会場: 12 月 3 日 (木) 1:00 PM–2:00 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Montrachet 1
あらゆる場所からログが流れ込んでいても、問題が複数のアカウントやリージョンにまたがると、コンソールを行き来しながら何が起きたのかをつなぎ合わせることになります。このチョークトークでは、ログが取り込みパイプラインから統合データレイヤー、そしてログ分析へと至るエンドツーエンドの経路をホワイトボードで描きます。可視性のギャップがどこで、なぜ生じるのかを分析し、これらのレイヤーをつなげて、コンテキストを失わずに環境全体で問題をトレースする方法を学びます。
対象者: アカウントやリージョンをまたいで問題をトレースしており、ログの可視性のギャップを解消したいチーム
フルスタックでパフォーマンスをトレースする
アプリケーションの動作が遅くなったとき、以下のセッションで、あらゆるレイヤーにわたって原因を突き止める方法を学べます。
COP322 | Where’s the slowdown? Build observability from frontend to databases | ワークショップ
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 12:00 PM–2:00 PM PST | MGM Grand · Level 1 · Grand 120
アプリケーションが遅くなったとき、原因はフロントエンドからデータベースまでのどこにでも潜んでいる可能性があり、ツールがサイロ化していると推測に頼るしかありません。このワークショップでは、アプリケーション、インフラストラクチャ、データベースの各レイヤーにわたるフルスタックのオブザーバビリティを構築します。RDS と Aurora のシグナルやデータベースログを 1 つのストアに集約し、監査アクティビティと相関付けます。何をトレースするかを自分で決め、症状と根本原因を結び付けるダッシュボードを構築します。あらゆる遅延を 1 つの画面でレイヤーをまたいでトレースするスキルを身につけられます。
対象者: アプリケーション層とデータ層にまたがる遅延を診断するフルスタックチームやデータベースチーム
COP338 | High latency! Is it the code, the container, or the host? | チョークトーク
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 10:00 AM–11:00 AM PST | MGM Grand · Level 3 · Premier 311
アプリケーションが遅いとき、原因はコードでしょうか、コンテナでしょうか、それとも基盤となるホストでしょうか。スタックがクラウド、ハイブリッド、オンプレミスにまたがっている場合、アプリケーションのパフォーマンスとインフラストラクチャの健全性を相関付けるには、ツールを行き来しながら根本原因を推測することになります。本セッションでは、トレース、エラー、レイテンシーといったアプリケーションのシグナルを、実行場所を問わずインフラストラクチャに直接マッピングする方法を紹介します。ダッシュボードを手作業でつなぎ合わせることなく、問題がアプリケーションにあるのか、アプリケーションを実行しているコンピューティング基盤にあるのかを特定する方法をご覧いただけます。
対象者: クラウド、ハイブリッド、オンプレミスにまたがってアプリケーションのパフォーマンスとインフラストラクチャを相関付ける SRE
COP342 | Optimize container observability to reduce cost | チョークトーク
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 4:30 PM–5:30 PM PST | MGM Grand · Level 1 · Boulevard 165
大規模なコンテナ環境では、メトリクスとログが大量に生成され、エンジニアリングチームにとってコストとノイズの両方が増大します。本セッションでは、OpenTelemetry を使ってコンテナ化されたワークロード全体のオブザーバビリティデータを管理するアーキテクチャ戦略を探ります。メトリクスのカーディナリティを制御する方法、重要なシグナルを維持するサンプリングポリシーの設計方法、マネージドバックエンドのトレードオフを評価する方法を学びます。コストを意識したコンテナのオブザーバビリティを構築するためのフレームワークを持ち帰れます。
対象者: 大規模環境でオブザーバビリティのコストを制御する必要があるコンテナプラットフォームチーム
COP408 | Correlate database query latency to user impact | コードトーク
日時・会場: 12 月 4 日 (金) 9:00 AM–10:00 AM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Margaux 1
分散アプリケーション全体のパフォーマンス低下を診断するには、データベースやアプリケーションのメトリクスを個別に見るだけでは足りず、相関付けられたエンドツーエンドのテレメトリが必要です。このコードトークでは、OpenTelemetry と Amazon CloudWatch を使い、データベースのパフォーマンスシグナルとアプリケーション層のテレメトリを統合するシナリオをデモします。トレースとクエリの相関付けを実装する方法、根本原因分析を迅速化するログ集約パターンの設計方法、スタック全体のボトルネックを浮かび上がらせるメトリクスの関連付けの構築方法を学びます。遅いデータベースクエリを、その下流にあるユーザーへの影響と結び付けられるようになります。
対象者: クエリレイテンシーとユーザーへの影響を結び付けたいデータベースチームやアプリケーションチーム
COP409 | Pinpoint latency in microservices with distributed tracing | コードトーク
日時・会場: 11 月 30 日 (月) 1:30 PM–2:30 PM PST | Wynn/Encore · Convention Promenade · Margaux 1
Pod が動的にスケールし、トレースコンテキストがサービスの境界を越えて伝播しない大規模な Amazon EKS 環境では、レイテンシーの診断が複雑になります。このコードトークでは、コンテナ化されたマイクロサービスを OpenTelemetry で計装し、サービス間のホップでコンテキストを伝播させ、Amazon CloudWatch でスパン、メトリクス、ログを相関付けます。ライブコーディングを通じて、対象を絞ったスパン属性とエグザンプラーを使って Kubernetes 規模のトレースをたどれるようにし、1 つの遅いリクエストから性能低下の原因となったコンテナとコードパスを正確に特定する方法を示します。また、本番規模での負荷、忠実度、コストに影響するサンプリング戦略とコレクターのデプロイトポロジーのトレードオフも紹介します。
対象者: EKS 上で分散トレーシングを使ってレイテンシーを特定したいマイクロサービスチーム
オープンソースのオブザーバビリティをマネージドな規模で運用する
チームが頼りにしているオープンソースツールはそのままに、バックエンドの運用は AWS に任せられます。
COP307 | Keep your open source observability, move to managed scale | ビルダーズセッション
日時・会場: 12 月 2 日 (水) 9:00 AM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Builders’ Session 2
Prometheus、Grafana、OpenSearch に標準化しているチームが、スケーラビリティを確保し運用負荷を減らすためにツールを手放す必要はありません。このハンズオンのビルダーズセッションでは、OpenTelemetry による計装と収集について学び、そのテレメトリをマネージドなオープンソースサービスで活用します。メトリクスは Amazon Managed Service for Prometheus に送信して PromQL でクエリし、ログとトレースは Amazon OpenSearch Service に送信し、すべてのシグナルを Amazon Managed Grafana で相関付けます。オープンスタンダードと AWS のマネージドサービスで、テレメトリパイプラインをエンドツーエンドで自ら管理できます。
対象者: Prometheus、Grafana、OpenSearch を利用しており、ツールを変えずにマネージドな規模を実現したいチーム
COP410 | Build a fully managed open source observability stack on AWS | コードトーク
日時・会場: 12 月 4 日 (金) 8:30 AM–9:30 AM PST | Wynn/Encore · Upper Convention Promenade · Cristal 2 · Content Hub · Code Talk
オープンスタンダードを使いたいけれど、バックエンドを自分で管理する運用負担は避けたい。このコードトークでは、オープンソースのオブザーバビリティアーキテクチャ一式をライブコーディングします。OpenTelemetry でサービスを計装 (自動と手動) し、OTel Collector のパイプラインを設定して、メトリクスを Amazon Managed Service for Prometheus に、ログとトレースを Amazon OpenSearch Service にルーティングします。SDK の選定からコレクターのトポロジーまで、統合に関する各判断を順にたどり、インフラストラクチャを管理する必要がなく、すべてオープンソースの標準で構築された本番対応のスタックを、動作する状態で持ち帰れます。
対象者: AWS でフルマネージドのオープンソースオブザーバビリティスタックを構築するチーム
まとめ
re:Invent 2026 の Monitoring and Observability のラインナップは、AI エージェントの観測、OpenTelemetry による標準化、ログのインテリジェンス化、フルスタックでのパフォーマンストレース、マネージドな規模でのオープンソース運用まで幅広くカバーしています。テーマを確認して早めに席を予約し、最も解決したいオブザーバビリティの課題をぜひコメントでお聞かせください。ラスベガスでお会いしましょう。
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