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IoT@Loft #20 IoT プラットフォーム開発の勘所

こんにちは、プロトタイピングソリューションアーキテクトの飯田です。
2021/7/14に開催されたIoT@Loftの20回目である、「#20 IoT プラットフォーム開発の勘所」のレポートです。
スマートプロダクトの領域はますます拡大しており、家の鍵、エアコン、扇風機など、B2C/B2B問わず様々なモノの IoT 化が進んでいます。増え続ける大量なデバイスが繋がる IoT のプラットフォームは、IoT サービスの品質を維持し、新たな顧客価値を提供する上で重要な役割を担います。

IoT@Loft #20では、IoT のプラットフォームを開発されるエンジニアのお二方にご登壇いただき、実際の開発を経て得られた「勘所」を共有頂きました。ミネベアミツミ株式会社の手塚様からは、販売を開始しているスマートロック「SADIOT LOCK」の開発において遭遇した様々な課題とその解決方法についてをお話頂きました。また、株式会社リコーの白井様からは、複合機をはじめとする様々なIoTデバイスが接続するプラットフォームにおける設計のポイントについてお話頂きました。AWS からは、IoT のプラットフォームにおける AWS の活用方法と、ユーザーのみならず様々なステークホルダーに価値を生み出すためのプラットフォームの在り方、作り方についてご紹介しました。

IoT@Loftについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

また、IoT@LoftのConnpassのグループに入っておくと、次のイベントの通知や、登壇資料の通知が受け取れますので、是非ご参加ください。以下は、IoT@Loft #20 の各登壇の概要と資料です。

スマートロックの商品化まで

ミネベアミツミ株式会社 – 手塚 亮 氏

  • 概要
    • スマートロックの商品化開発をスタートするにあたり、「デバイスの管理や遠隔操作、通信するデータのセキュリティ対応等といった我々にとって開発経験の浅い分野における機能をどうやって実現するのか」が課題でした。これらの課題を解決する為の手段として、我々はなぜAWS を選択したのか、また具体的にどのようなサービスを活用しているのかについてお話しします。
  • 発表資料

既存のクラウドプラットフォームから多様なデバイスサービスプラットフォームへのシフト

株式会社リコー – 白井 達也 氏

  • 概要
    • 複合機向けにソリューションを提供するクラウドプラットフォームから、複合機のみならず社内の多様なデバイス、さらにパートナーのデバイスを活用したソリューションを実現するプラットフォームへシフトさせて展開しています。既存のプラットフォームの機能をデバイスで扱えるようにすること、そして多様な事業の多様なデバイスをひとつのプラットフォームで扱うことが重要です。そのためのポイント、アーキテクチャー、AWS IoT の活用方法を紹介します。

IoT プラットフォームを進化させる AWS の活用方法

プロトタイピングソリューションアーキテクト飯田 起弘

  • 概要
    • Smart Product デバイスの情報を集約・活用することで、エンドユーザーのみならず様々なステークホルダーがメリットを享受できます。このセッションでは、デバイスおよびデータ統合管理をおこなう IoT プラットフォームを構築することによって実現可能なユースケースの例や、構築するために解決すべき技術的課題、AWS を用いた解決方法について、事例を交えてご紹介します。
  • 発表資料
  • 動画

AWSでは、製品のIoT化を加速させるための様々な情報を提供しております。ぜひ以下の情報もあわせてご覧ください。

次回テーマは「モビリティでのIoT活用」

次回のIoT@Loftは、8月18日に開催予定で、テーマは「IoT@Loft #21 モビリティでのIoT活用」です。ロケーションサービス、ドラレコ、シェアサイクルなど、モビリティ関連の事例をご紹介頂く予定です。自動車を含むモビリティビジネスや技術動向に興味のある方は、ぜひご参加ください。

近年、発売される自動車では最初からネットワークに接続する機能を持っているものがあることに加え、自動車にとどまらず、レンタル自転車、電動キックボードなど、小型のモビリティもネットワークに接続されています。また、アフターマーケットで発売されるようなドライブレコーダーもネットワークに接続して利用するものも登場しています。今回は、そのようなIoT化を進めている会社様にに登壇していただき、どのように活用されているのか、どのような課題を解決する必要があるのかについてご紹介していただきます。

https://pages.awscloud.com/JAPAN-field-OE-iotloft21-2021-reg-event.html

今後のイベントやハンズオンなどの予定については、AWS IoT 開発者ポータルをチェックしてみてください。

著書について

飯田 起弘

AWS プロトタイピングソリューションアーキテクト
電機メーカーでソフトウェアエンジニアとしてIoT関連の新規事業の立ち上げを経験の後、AWSにてプロトタイピングソリューションアーキテクトとして、IoT関連案件のPoC, 本番導入などの支援に携わる。