Amazon Web Services ブログ
Let’s Architect! マイグレーションとモダナイゼーションでビジネスを効率化
多くのお客様はビジネスの価値や競争力を高めるために、Amazon Web Services (AWS) にシステムをマイグレーションしています。クラウドマイグレーションによって得られるメリットの最大化を目的としたマイグレーションの実施だけではなく、アプリケーションのモダナイゼーションへの取り組みもマイグレーションと合わせて実施される傾向があります。この組み合わせにより、アプリケーションの俊敏性、拡張性、耐障害性が向上します。AWS を使用してワークロードのポートフォリオをモダナイズすることは、コンテナ、サーバーレス、目的別データストア、ソフトウェアの自動化を活用したワークロードのリプラットフォーム、リファクタリングやリプレースが可能であることを意味しています。これらの機能により、AWS の俊敏性と総コストの最適化(Total Cost Optimization, TCO)というメリットを最大限に享受いただく事が可能です。
今回の Let’s Architect! では、ハンズオンや、お客様事例、ヒントや秘訣を共有します。そしてお客様のアプリケーションを AWS へマイグレーション・モダナイゼーションしていく際の参考にしてください。
Migrating to the cloud: What is the cost of doing nothing?
クラウドマイグレーションの実現は、大企業よりも中小企業の方が早いと思っていませんか?実際は、クラウドマイグレーションのスピードは必ずしも企業規模に左右されません!企業規模はマイグレーションやモダナイゼーションの成功の明確な指標にはなりません。しかしながら、企業を進化させるためには文化と考え方の変革が不可欠です。
マイグレーションに関して言えば、何もしないことの代償は金銭的なものだけではありません。企業はイノベーションペースの低下や、セキュリティの負担増が予想されます。この動画では、マイグレーションを行うことによる財務的なメリットを分析し、AWS へのクラウドマイグレーションに取り組んでいくためのメンタルモデルを共有します。また、マリオットのチームメンバーはどのようにマイグレーションを計画したのかということや、マイグレーションの過程で学んだ教訓を説明します。
AWS でのレガシー .NET Framework モノリシック アプリケーションのモダナイゼーションへの道すじ (原文)
企業等の組織の目的として、お客様のニーズに則した最高の技術的なソリューションを提供することがあります。クラウドを導入するどの段階においても、モノリシックなアプリケーションの管理と構築に終始する企業は数多く存在します。ここでは、モノリシックな .NET Framework アプリケーションから AWS 上のモダンな マイクロサービスへとマイグレーションしていく道筋を探り、モノリスアプリケーションをマイクロサービスに分割し、モノリスアプリケーションをコンテナ化する AWS のツールについて説明します。
コスト最適化もワークロードをモダナイズするための重要な要素です。この課題を解決していくには Linux ベースのシステムへの移行やオープンソースのデータベースエンジンの使用をする事などが含まれます。 Migrate and Modernize enterprise workloads with AWS という動画では、AWS を使用したエンタープライズワークロードのマイグレーションとモダナイゼーションの過程について説明します。
Implementing a serverless-first strategy in an enterprise
あらゆる規模の組織が、AWS 上のサーバーレスアーキテクチャの活用で獲得可能な俊敏性、コスト削減、開発者エクスペリエンスといった恩恵を所望しています。費用対効果 (Return On Investment , ROI)は大企業にとって非常に大きなものになり得ます。しかし、セキュリティのベストプラクティスとガバナンスを確保しながら現状のアーキテクチャを克服していくことは、多くの企業が苦戦するハードルです。このライトニングトークでは、これらのハードルを克服するためにサーバーレスファースト戦略を導入していく方法を学びます。デルタ航空は、AWS 活用に向けた道のりの一環としてサーバーレスファーストを実現しており、その事例を共有します。
Application Migration with AWS
このワークショップは架空のアプリケーションを AWS へマイグレーションし、モダナイズする方法を紹介します:
- データベース移行の実施
- 多様な移行戦略(モノリスアプリケーションをコンテナに分解など)を使用した Web サーバーのマイグレーションとモダナイゼーション
- AWS Well-Architected Framework の運用上の優秀性、セキュリティ、パフォーマンス効率、コスト最適化といった柱に従い、デプロイしたアーキテクチャを改善する方法の解説
See you next time!
アーキテクチャツールやリソースを参照いただきありがとうございます!
次回はコンテナによる分散システムについて解説します。
このシリーズの他の投稿は、 AWS Architecture Blog の Let’s Architect! ページを参照ください。
本記事はアマゾンウェブサービスジャパンの畠泰三が翻訳を担当しました。原文はこちら