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Amazon Linux WorkSpaces 提供開始のおしらせ
私は 2 年以上前から Amazon WorkSpace がお気に入りの理由を説明してきました。現在では 3 年間の利用経験を経て、ローカルの、管理されていないデスクトップに戻る理由はありません。私はノート PC の紛失や破損、複数の作業環境の同期化、面倒なハードウェアの更新計画について心配することはありません。どこからでも、どの端末を使用していても、私は自分の WorkSpace にログインし、必要なアプリやファイルを見つけ、作業を完了できることを確信しています。
今すぐ Amazon Linux 2 を使用する
WorkSpaces ユーザーは複数のハードウェア構成とソフトウェアバンドルを選択できます。希望する処理能力 (vCPU、仮想 CPU で表現) とメモリ、必要なストレージ構成のハードウェアを選択し、Windows 7 と Windows 10 デスクトップのどちらかを選択します。あなたの組織がすでに Windows ライセンスをお持ちの場合には、BYOL (Bring Your Own License) プログラムを使用して AWS クラウドにライセンスを持ち込むことができます。
本日、もう 1 つのデスクトップオプションを紹介します!Amazon Linux 2、Amazon Linux WorkSpaces デスクトップ、Firefox、Evolution、Pidgin、Libre Office を実行する WorkSpace の提供を開始しました。Amazon Linux WorkSpaces デスクトップは MATE がベースです。CPU とメモリを非常に効率的に使用できるため、生産性と節約の両方が実現できます。これにはファイルマネージャー、イメージエディタ、ターミナルエミュレーターなどのツールとユーティリティが含まれています。
Amazon Linux WorkSpaces があなたの組織に役立ついくつかの理由:
開発環境 – Amazon Linux WorkSpaces と Amazon Linux 2 の組み合わせは、優れた開発環境を実現します。すべての AWS SDK、ツール、さらに開発者が好む gcc、Mono、Java などを利用できます。Amazon Linux WorkSpace でアプリケーションを構築し、テストして、オンプレミスまたはクラウドで実行される Amazon Linux 2 にデプロイできます。
生産性の高い環境 – Libre Office はさまざまな独自フォーマットおよびオープンソース文書フォーマットと互換性のある生産性ツールへの完全なアクセスを提供します。
キオスクサポート – 一元的な管理とサポートにより、安価で耐久性のあるタブレット環境にキオスクモードで実行するアプリケーションを構築し、経済的に導入できます。
Linux ワークロード – データサイエンス、機械学習、エンジニアリング、その他 Linux に親和性の高いワークロードを AWS ストレージ、解析、機械学習サービスを利用して実行できます。
運用および財政的なメリットもあります。運用面では、Windows と Linux の混合環境をユーザーに提供する必要のある組織は、ユーザーコミュニティ全体のニーズを満たす単一のツールセットとプロセスで統一された運用モデルを作成できます。財政的には、この新しいオプションはハードウェアを非常に効率的に使用し、AutoStop 実行モードで可能になった時間単位の使用モデルによって、さらにコストを削減できます。
お使いの WorkSpaces は Virtual Private Cloud (VPC) で動作し、AWS Direct Connect の専用回線を介した VPN 接続を使用して、既存のオンプレミスリソースにアクセスするように設定できます。Elastic File Systems など、その他の AWS リソースにアクセスして利用できます。
Long Term Support (LTS) が付いた Amazon Linux 2
本日の開始の一環として、Amazon Linux 2 用の Long Term Support (LTS) が利用できるようになったこともお知らせいたします。昨年末、最初の LTS 候補を発表しました。現在では、実際の LTS バージョンが利用可能になっています。2023 年 6 月 30 日までの 5 年間、すべてのコアパッケージのサポート、更新、バグ修正プログラムを提供します。Amazon Linux 2 LTS 候補から LTS リリースへのインプレースアップグレードが可能です。しかし Amazon Linux AMI からの移行の場合には新規インストールが必要です。
Amazon Linux 2 は Amazon Linux WorkSpaces クラウドデスクトップ、EC2 インスタンス、データセンター、ノート PC で実行できます。仮想マシンイメージは、Docker、VMware ESXi、Microsoft Hyper-V、KVM、Oracle VM VirtualBox 用のものが利用できます。
Amazon Linux 2 の extras メカニズムは、ソフトウェアの実行に必要なすべての依存関係を含むトピックにパッケージ化された精選されたソフトウェアバンドルの形で、最新アプリケーションソフトウェアへのアクセスを提供します。時間が経過し、これらのアプリケーションが安定し成熟するに連れて、Amazon Linux 2 コアチャネルの候補となり、Amazon Linux 2 Long Term Support ポリシーに従います。詳細は Extras Library を参照ください。
Amazon Linux 2 についての詳細は、私の投稿記事「最新、安定、企業が使いやすい Amazon Linux 2」をお読みください。
Amazon Linux WorkSpace の開始
このセクションでは、私が WorkSpaces 管理者として、自分で使用するために Linux WorkSpace の設定を行います。実際の状況では、通常は組織の他のメンバーのために WorkSpaces を作成しています。
数回のクリックで、AWS マネジメントコンソールから Amazon Linux WorkSpace を起動できます。チーム全体や部門のために Linux WorkSpaces を設定している場合には、WorkSpaces API や WorkSpaces CLI も使用できます。組織にすでにある Active Directory を使うことも、WorkSpaces で Active Directory 作成し、管理することもできます。WorkSpaces API を使用して、ユーザーのためにセルフサービスのプロビジョニングと管理ポータルを構築することもできます。
私は WorkSpaces で作成されたディレクトリを使用しているため、各ユーザー (この場合は私自身) の識別情報を入力してから、[Next Step] をクリックします。
私は Amazon Linux 2 バンドルの 1 つを選択し、自分のニーズに最も合うソフトウェアとハードウェアの組み合わせを選択し、[Next Step] をクリックします。
私は AutoStop 実行モードを選択し、root ボリュームとユーザーボリュームの暗号化を指定し、WorkSpace にタグ付けして、[Next Step] をクリックします。
設定を確認し、[Launch WorkSpaces] をクリックして続行します。
WorkSpace は「PENDING」ステータスから開始され、20 分以内に「AVAILABLE」となります。
サインイン
WorkSpace が「AVAILABLE」になると、アクセス手順が書かれた電子メールが届きます。
リンクをクリックして、パスワードを設定します。
次にクライアント (または 2 つの) 選択肢をダウンロードします。
クライアントをインストールおよび起動して、登録コードを入力し、[Register] をクリックします。
次に、Amazon Linux WorkSpace にサインインします。
次のような画面が表示されます。
WorkSpace は私の Active Directory にドメイン結合されています。
これは管理デスクトップなので、root ボリュームやユーザーボリュームのサイズを簡単に変更したり、より高い/低い性能のハードウェアに切り替えることができます。これは間違いなく、現場でユーザーのデスクトップに設定されている物理ハードウェアをオンデマンドで変更するよりもはるかに簡単で、費用対効果に優れています。
今すぐ利用可能です!
Amazon WorkSpaces がすでに利用可能な 11 すべての AWS リージョンで Amazon Linux WorkSpaces が利用できます。
価格は同等の Windows WorkSpaces よりも 15% お安くなっています。詳細は Amazon WorkSpaces 料金表 ページをご覧ください。
WorkSpaces を初めて利用する場合には、Amazon WorkSpaces 無料利用枠を利用して、2 つの AutoStop WorkSpaces を最大月間 40 時間、2 か月間無料で実行できます。
— Jeff;
追伸 – サンフランシスコ地区の方は、本日午後 5 時より行われる AWS Loft にご参加ください (登録が必要です)。