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新機能 – AWS Systems Manager を使用して AWS IoT Greengrass エッジデバイスを安全に管理する

AWS IoT Greengrass が AWS System Manager を発表する旨のテキストを含むヘッダー画像

2020 年に、当社はデバイスソフトウェアとアプリケーションの構築、デプロイ、および管理のためのオープンソースのエッジランタイムおよびクラウドサービスである AWS IoT Greengrass 2.0 の提供を開始しました。2021 年 11 月 29 日(米国時間)、AWS Systems Manager (SSM) を使用して AWS IoT Greengrass エッジデバイスを安全に管理できるようになったことを発表しました。

エッジデバイスの管理者にとって、多種多様なシステムやアプリケーションの広範なフリートをリモートで管理することは困難な場合があります。AWS IoT Greengrass は、これらの管理者がエッジデバイスアプリケーションスタックを管理できるようにするために構築されました。これは多くの一般的なエッジデバイス管理者のニーズに対応していましたが、これらのデバイス上のシステムソフトウェアは、より広範な IT 組織の運用ポリシーと整合性のある運用ポリシーを通じて更新およびメンテナンスされる必要がありました。これを行うには、通常、管理者はツールを構築または統合して、セキュリティ更新、リモートアクセス、さらにはオペレーティングシステムのパッチに至るまで、エッジおよび IT デバイスのソフトウェアのスタックを管理するための一元化されたインターフェイスを作成する必要があります。

今日まで、IT 管理者はカスタムツールを構築または統合して、一貫した一連のポリシーを通じて EC2 やオンプレミスインスタンスとともにエッジデバイスを管理できるようにする必要がありました。規模が大きい場合、さまざまなエッジシステムや IT システムにおいてデバイスやシステムソフトウェアを管理することは、多大な時間とコストを要します。現段階では、メンテナンスしているエッジデバイスのデプロイ、最適化、および管理に予算を割り当てる方がよい場合があります。

最新情報
本日、エッジデバイス向けのシステムソフトウェアの管理とメンテナンスを簡素化するために、IoT Greengrass と Systems Manager を統合しました。AWS IoT Greengrass Client Software と組み合わせることで、エッジデバイス管理者は、所有する多数のデバイスにリモートでアクセスして安全に管理できるようになります。これにより、OS のパッチ適用からアプリケーションのデプロイまで対応できます。さらに、追加のカスタムプロセスを作成することなく、エッジコンピューティングシステムを維持する定期的にスケジュールされたオペレーションを自動化できます。IT 管理者は、このリリースにより、一元化されたインターフェイスと AWS Systems Manager による一貫した一連のツールとポリシーを通じて、すべてのデバイスの完全な概要を確認できるようになります。

AWS IoT Greengrass プラットフォームを初めてご利用のお客様もご安心ください。Systems Manager との統合と、エッジデバイスの運用管理システムの作成にかかる時間を数週間から数時間に短縮できる新しいオンボーディングウィザードにより、設定をさらに簡素化できるようになりました。

使用方法
この新機能は AWS Systems Manager (SSM) Agent によって有効になります。本日より、お客様は AWS IoT Greengrass コンソールを介して AWS Systems Manager Agent を既存のエッジデバイスにデプロイできます。各デバイスにインストールされると、AWS Systems Manager は Systems Manager コンソールですべてのデバイスを一覧表示します。これにより、管理者と IoT のステークホルダーはフリート全体の概要を把握できます。AWS IoT Greengrass コンソールと組み合わせることで、管理者は新しく設定したデバイスをリモートで管理できます。すなわち、オペレーティングシステムのパッチ適用や更新、リモートでのトラブルシューティング、新しいアプリケーションのデプロイなどを、一元化された統合ユーザーインターフェイスから実行できます。デバイスに個別にパッチを適用することも、タグやリソースグループで整理したグループでパッチを適用することもできます。

詳細情報
これらの新機能は、AWS Systems Manager および AWS IoT Greengrass が利用可能なすべてのリージョンでご利用いただけるようになりました。使用を開始するには、IoT Greengrass のホームページをご覧ください。

原文はこちらです。