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新しい第 7 世代汎用 Amazon EC2 インスタンス (M7i-Flex および M7i)

8月2日、AWS でのみ利用可能なカスタム第 4 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載した Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) M7i-Flex および M7i インスタンスをリリースしました。これらのインスタンスは、クラウド内の同等のインテルプロセッサの中で最高のパフォーマンスを提供します (他のクラウドプロバイダーが利用するインテルプロセッサよりも最大 15% 高速)。M7i-Flex インスタンスは、最も一般的な 5 つのサイズで利用でき、多くのワークロードにおいて M6i インスタンスよりも最大 19% 優れた料金パフォーマンスを実現するように設計されています。M7i インスタンスは 9 つのサイズで利用可能であり (2 つのサイズのベアメタルインスタンスが開発中です)、前世代のインテル搭載インスタンスよりも 15% 優れた料金パフォーマンスを提供します。

M7i-Flex インスタンス
M7i-Flex インスタンスは、M7i インスタンスの低コスト版であり、5% 高い料金パフォーマンスを提供し、5% 低い料金でご利用いただけます。これらは、すべてのコンピューティングリソースを十分に活用していないアプリケーションに最適です。M7i-Flex インスタンスは、CPU の 40% のベースラインパフォーマンスを提供し、95% の確率でフル CPU パフォーマンスまでスケールアップできます。M7i-Flex インスタンスは、ウェブおよびアプリケーションサーバー、仮想デスクトップ、バッチ処理、マイクロサービス、データベース、エンタープライズアプリケーションなどの汎用ワークロードの実行に最適です。現在、旧世代の汎用インスタンスを使用している場合は、アプリケーションやワークロードに変更を加えることなく、M7i-Flex インスタンスを採用できます。

M7i-Flex インスタンスの仕様を次に示します。

インスタンス名 vCPU
メモリ
ネットワーク帯域幅
EBS 帯域幅
m7i-flex.large 2 8 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i-flex.xlarge 4 16 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i-flex.2xlarge 8 32 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i-flex.4xlarge 16 64 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i-flex.8xlarge 32 128 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps

M7i インスタンス
最大のインスタンスサイズや高い CPU を継続的に必要とする大規模なアプリケーションサーバーやデータベース、ゲームサーバー、CPU ベースの機械学習、動画ストリーミングなどのワークロードの場合、M7i インスタンスを使用することで、高い料金パフォーマンスの恩恵を享受できます。

M7i インスタンスの仕様を次に示します。

インスタンス名 vCPU
メモリ
ネットワーク帯域幅
EBS 帯域幅
m7i.large 2 8 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i.xlarge 4 16 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i.2xlarge 8 32 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i.4xlarge 16 64 GiB 最大 12.5 Gbps 最大 10 Gbps
m7i.8xlarge 32 128 GiB 12.5 Gbps 10 Gbps
m7i.12xlarge 48 192 GiB 18.75 Gbps 15 Gbps
m7i.16xlarge 64 256 GiB 25.0 Gbps 20 Gbps
m7i.24xlarge 96 384 GiB 37.5 Gbps 30 Gbps
m7i.48xlarge 192 768 GiB 50 Gbps 40 Gbps

各 M7i インスタンスには最大 128 個の EBS ボリュームをアタッチできます。比較のためにお伝えすると、M6i インスタンスでアタッチできる最大ボリューム数は 28 個です。

また、2 つのサイズのベアメタル M7i インスタンスを起動する準備も進めています。

インスタンス名 vCPU
メモリ
ネットワーク帯域幅
EBS 帯域幅
m7i.metal-24xl 96 384 GiB 37.5 Gbps 30 Gbps
m7i.metal-48xl 192 768 GiB 50.0 Gbps 40 Gbps

ビルトインアクセラレーター
Sapphire Rapids プロセッサには 4 つの内蔵アクセラレーターが含まれており、それぞれが特定のワークロードのためにハードウェアアクセラレーションを提供します。

  • Advanced Matrix Extensions (AMX) – x86 命令セットに対するこの拡張機能のセットは、深層学習と推論を改善し、自然言語処理、レコメンデーションシステム、画像認識などのワークロードをサポートします。この拡張機能は、INT8 または BF16 の値の 2 次元行列に対する高速乗算の演算を提供します。詳細については、「Intel AMX Instruction Set Reference」の第 3 章をご覧ください。
  • インテル Data Streaming Accelerator (DSA) – このアクセラレーターは、CPU、メモリ、キャッシュ、ネットワークデバイス、ストレージデバイス間の一般的なデータ移動タスクをオフロードして、ストリーミングデータの移動と変換オペレーションを改善することにより、ストレージ、ネットワーキング、およびデータを多用するワークロードのために高いパフォーマンスを実現します。詳細については、「Introducing the Intel Data Streaming Accelerator (Intel DSA)」をお読みください。
  • インテル In-Memory Analytics Accelerator (IAA) – このアクセラレーターは、データベースと分析ワークロードをより高速に実行し、電力効率を向上させる可能性を秘めています。非常に高いスループットでのインメモリ圧縮、解凍、暗号化、および一連の分析プリミティブは、インメモリデータベース、オープンソースデータベース、RocksDBClickHouse などのデータストアをサポートします。詳細については、「Intel In-Memory Analytics Accelerator (Intel IAA) Architecture Specification」をお読みください。
  • インテル QuickAssist Technology (QAT) – このアクセラレーターは、暗号化、復号、圧縮をオフロードし、プロセッサコアを解放して、電力消費を削減します。また、単一のデータフローでの圧縮と暗号化のマージもサポートします。詳細については、まずは「Intel QuickAssist Technology (Intel QAT) Overview」をご覧ください。

これらのアクセラレーターの中には、特定のカーネルバージョン、ドライバー、および/またはコンパイラの使用が必要なものもあります。

Advanced Matrix Extensions は、すべてのサイズの M7i および M7i-Flex インスタンスでご利用いただけます。インテル QAT、インテル IAA、およびインテル DSA アクセラレーターは、m7i.metal-24xl および m7i.metal-48xl インスタンスで利用可能になる予定です。

詳細
M7i-Flex および M7i インスタンスに関して留意すべき点がいくつかあります。

リージョン – 新しいインスタンスは、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用可能であり、2023 年中に他のリージョンでも利用可能になる予定です。

購入オプション – M7i-Flex および M7i インスタンスは、オンデマンド、リザーブドインスタンス、Savings Plan、およびスポットの形式でご利用いただけます。M7i インスタンスは、専有ホストおよび専有インスタンスの形式でもご利用いただけます。

Jeff;

原文はこちらです。