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re: Invent 2022 で注目すべきセッション – AWS Cloud Operations (クラウドでの運用)

11 月 28 日から 12 月 2 日はラスベガスに、re:Invent 2022 に行きますか? re:Invent はAWS が毎年開催する全世界のクラウドコンピューティングコミュニティを対象とした学習型カンファレンス です。このイベントにおいて、AWS Cloud Operations (クラウドでの運用)領域で注目すべき点は次のとおりです。

デジタルトランスフォーメーションのどの段階でも、ベストプラクティスに従って安全な AWS 環境を構築、維持、運用できます。AWS Cloud Operation を使用すると、IT 運用をより簡単かつ効率的に管理できるため、ユーザー体験の向上に集中できます。Forrester Consulting が AWS に代わって 3 年間にわたって実施した委託調査によれば、AWS Cloud Operations のサービスとベストプラクティスを活用し、最適化したクラウド環境により、組織は 241% の投資収益率 (ROI) を達成し、340 万ドルのコスト削減を実現しています。

re: Invent では、リーダーシップセッションなどさまざまなセッション や EXPO のキオスク(ブース)を通じて、AWS Cloud Operations について詳しく学び、対象分野の専門家 (SME=Subject Matter Expert) と交流できます。今年のリーダーシップセッション「AWS Cloud Operations による変革:ビジョンから現実へ (Transform with AWS Cloud Operations: From Vision to Reality)」では、AWS のモニタリング担当 VP (Vice President) の Nandini Ramani と AWS プラットフォーム担当VP の Kurt Kufeld が参加し、AWS Cloud Operations を活用した最新のイノベーションを共有します。キオスクは、AWS Cloud Operations の専門家と気軽に会話できる場所で、楽しいグッズを手に入れるチャンスもあります。

ブレイクアウトセッション(Breakout sessions) では、1 人以上のスピーカーが大勢の参加者に向けてコンテンツを発表します。ワークショップ (Workshops) は、参加者がAWS を使って問題の解決策を構築するインタラクティブなセッションで、少人数のグループで行われます。チョークトーク (Calk talks) は非常にインタラクティブで、AWS の専門家による短い講義から始まり、45 ~ 50 分のホワイトボーディングと Q&A を行います。ビルダーズセッション (Builder’s sessions) は、1 人の AWS エキスパートが主導する少人数のグループセッションで、最初は短いデモンストレーションから始まり、参加者は AWS エキスパートと一緒に実験しつつ構築を行います。re: Invent 2022 の会場で提供される、 AWS Cloud Operations に関するすべての学習機会をぜひ活用してください。

AWS Cloud Operations に関するセッションを見つけ、関心のあるトピックをより深く掘り下げてください。AWS のコスト見積もりの簡略化からパッチ管理の自動化まで、お客さまに合わせた多様なセッションがあります。ここではいくつかのおすすめセッションを紹介します。

リーダーシップセッション (Leadership Session):

「AWS Cloud Operations による変革:ビジョンから現実へ (Transform with AWS Cloud Operations: From Vision to Reality)」
11月28日 4:00pm、 The Venetian(VEN) Palazzo Ballroom B
多くの組織が AWS Cloud Operations サービス群の活用によって時間と費用を節約し、3 年間で最大 241% の投資収益率を達成しています。AWS Cloud Operations は、組織がインフラストラクチャとアプリケーションを実行するにあたって、クラウド、オンプレミス、およびハイブリッド環境いずれにおいても、高可用性、優れた自動化、高いセキュリティを実現できるようサポートします。このセッションでは、AWS のモニタリング担当 VPの Nandini Ramani と AWS Platform 担当 VP の Kurt Kufeld が、クラウドガバナンス、コンプライアンス、オブザーバビリティのサービスの解説に加え、AWS Cloud Operations 領域全体に関する最新のイノベーションについて解説します。お客様の変革の事例をご覧いただき、AWS Cloud Operations がどのように開発サイクルを加速し、アプリケーションの可用性とパフォーマンス向上を実現できるのか、ご覧ください。

サブトラック:

皆さんのビジネスニーズと関心に応じて、オブザーバビリティ (Monitoring & Observability)、クラウド財務管理 (Cloud Financial Management)、コンプライアンスと監査 (Compliance & Auditing)、クラウドガバナンス (Cloud Governance)、一元化された運用管理 (Centralized Operations Management)、の5つのサブトラックをご用意しています。その中から注目のセッションをいくつかご紹介します。各サブトラックに関するセッションの詳細を別ブログで紹介していますので、そちらもご覧ください。

  • Monitoring & Observability日本語ブログ):
    • COP308 – Hands-on experience with AWS observability services – Workshop
      (AWS オブザーバビリティサービスのハンズオン体験)
    • COP309 – Accelerate AWS observability for your containers – Workshop
      (コンテナのためのAWSオブザーバビリティの加速)
    • COP340 – Monitor end user experience with Amazon CloudWatch – Builders’ session
      (Amazon CloudWatchによるエンドユーザ体験のモニタリング)
  • Cloud Financial Management日本語ブログ):
    • COP205 – Simplify your AWS cost estimation – Breakout session
      (AWSのコスト見積りをシンプル化)
    • COP203 – Manage and control your AWS costs – Breakout session
      (AWSのコストを管理・コントロールする)
    • COP202 – Cloud metrics strategy and customizable billing – Chalk talk
      (クラウド指標の戦略と支払いのカスタマイズ)
  • Compliance & Auditing日本語ブログ):
    • COP304 – Cloud compliance, assurance, and auditing – Breakout session
      (クラウド上のコンプライアンス、保証、監査)
    • COP306 – Cloud compliance and auditing best practices on AWS – Chalk talk
      (クラウド上のコンプライアンスと監査ベストプラクティス)
    • COP334 – Audit and investigate compliance violations with AWS CloudTrail Lake – Builders’ session
      (AWS CloudTrail Lakeを使った監査とコンプライアンス違反の検出)
  • Cloud Governance日本語ブログ):
    • COP206 – Build a complete DevSecOps pipeline on AWS – Workshop
      (AWS上で完全なDevSecOpsパイプラインを作る)
    • COP303 – How Global Payments scales on AWS with governance and controls – Breakout session
      (Global Payments社がガバナンスとコントロールを維持しつつAWS上でスケールした方法)
    • COP323 – Delegating access in a multi-account environment with IAM Identity Center – Chalk talk
      (IAM Identity Centerを使ったマルチアカウント環境での委任アクセス)
  • Centralized Operations Management日本語ブログ):
    • COP310 – Automate operations management on AWS – Workshop
      (AWSにおける運用マネジメントの自動化)
    • COP305 – Best practices for organizing and operating on AWS – Breakout session
      (AWSにおける整理と操作のベストプラクティス)
    • COP331 – Automate incident response with AWS Systems Manager Incident Manager – Builders’ session
      (AWS Systems Manager Incident Managerによる自動的なインシデント対応)

著者について:

Tiffany Chen
Tiffany Chen (cwtiff@amazon.com) は、AWS の CSC チームのソリューションアーキテクトです。彼女は AWS のお客様のデプロイメントワークロードをサポートしてきました。現在は、エンタープライズのお客様と協力して、Well-Architectedかつコスト最適なソリューション構築を支援しています。余暇には、旅行、ガーデニング、ベーキング、バスケットボール観戦を楽しんでいます。

Winnie Chen
Winnie Chen (winniec@amazon.com) はソリューションアーキテクトで、現在 AWS の CSC チームに所属し、これからAWSを利用するお客様をサポートしています。彼女は、大企業から中小企業までを担当するだけでなく、あらゆる業界の顧客をもサポートしています。彼女は AWS で 3 年以上働いており、お客様の AWS でのインフラストラクチャの移行と構築を支援してきました。余暇には、ハイキング、サイクリング、ロッククライミングなどのアクティビティを通じて、旅行や屋外での時間を楽しんでいます。

原文は What to Look Out for with AWS Cloud Operations at re:Invent 2022 です。翻訳は SA 大村 が担当しました。