AWS Startup ブログ

AWS Startups Custom-Model Inference Fellowship に採択された日本のスタートアップを発表

このたび、AWS のグローバルプログラム「AWS Startups Custom-Model Inference Fellowship」の採択企業が決定しました。本プログラムは 10 月のキックオフから 12 週間にわたって実施され、参加企業は、推論アーキテクチャなどに関する担当スペシャリストからの技術アドバイス、共同での PR・マーケティングの機会、最大 10 万ドル分の AWS クレジット、そして中長期的な事業成長に向けた支援を受けられます。

採択企業は業種も成長フェーズもさまざまですが、いずれも自社の AI モデルを武器に、それぞれの分野で新たなイノベーションに取り組んでいる点が共通しています。各社の事業領域における課題に対して実用的な解決策を追求し、手間とコストのかかる作業を大幅に削減するサービスを提供しています。AI で何ができるのかを自ら示しながら、アプリケーションやデータ活用、顧客体験のあり方を大きく変えつつあります。

採択された日本のスタートアップ

DubGuild

DubGuild は、グローバル競争力のある音声言語基盤モデルを研究開発する Frontier AI Lab です。人間同士のように、相手の発話を聞きながらリアルタイムかつ低遅延で応答し、感情やニュアンスを豊かに表現できる音声対話 AI の開発を進めています。基盤モデル企業として、2026年11月に、モデル API の提供を予定しており、キャラクターチャットなどのエンターテインメント領域における没入感の高い体験から、コールセンターなどの実務領域における円滑な協働まで、幅広い用途への展開を目指しています。

IVRy

株式会社IVRy は「最高の技術を、すべての人と企業に届ける」をミッションに掲げる AI カンパニーです。電話やチャットなどコミュニケーションの効率化や顧客体験の向上を実現し、対話データの解析による経営・業務改善への活用までを可能にする、対話 AI プラットフォーム「アイブリー」を展開しています。経済活動におけるあらゆるコミュニケーションをシンプルにすることで、すべての人の自由を創造し、”Work is Fun” な社会を目指します。

Knowledge Work

ナレッジワークは「LIFE WITH ENABLEMENT できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに掲げ、働く人たちのイネーブルメント(成果の創出や能力の向上)を支援しています。営業生産性の向上を実現する「セールス AI エージェント」の構築・運用を、「セールス AX コンサルティングシリーズ」「セールス AI プロダクトシリーズ」「セールス AI エージェント OS シリーズ」の3つのソリューションで提供し、大手企業を中心に数千名規模で導入されています。また、音声・言語領域を中心にマルチモーダル AI の研究開発を行い、直近では営業領域の業界特化 LLM の開発を進めています。

Mico

株式会社Mico は「すべてのブランドが、心をつかむ瞬間をつくる。」をミッションに、2030年に「Asia No.1 Brand Empowerment Company」となることを目指すスタートアップです。AI エージェントが自律的に顧客体験を向上させ、LINE・電話・SMS・RCS・Web・メールのタッチポイントをビジネス成果へつなげる「Agentic CX Platform」を提供しています。本フェローシップでは、AI エージェントの文脈推論・意図理解・応答精度を高めるカスタムモデルを AWS 上で開発し、より人に寄り添った顧客体験の実現を目指します。


AWS はこれまでも、AWS Generative AI Accelerator や基盤モデルの開発支援プログラム、経済産業省 GENIAC などの取り組みで得た知見を活かし、スタートアップの事業拡大と成功に必要なリソースやガイダンス、ネットワーキングの機会を提供してきました。

AWS は、最先端の技術をより多くの人が使えるようにすることで、クラウドコンピューティングを身近なものにしてきました。今後も、AWS の事業規模と専門知識、そしてグローバルなスタートアップコミュニティとのつながりを活かし、AI イノベーションの最前線に立つ次世代の企業を支援していきます。