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Amazon RDS for SQL Server のよくある質問
全般
すべて開くAmazon RDS for SQL Server は、クラウド内で簡単に SQL Server のデプロイをセットアップ、運用、およびスケールできる Relational Database Service (RDS) です。これは、大規模なエンタープライズワークロード向けに構築されたフルマネージドの耐久性のあるデータベースであり、アプリケーション開発に集中することを可能にします。
このチュートリアルでは、Microsoft SQL Server データベースインスタンス (インスタンスと呼びます) を作成する方法、データベースに接続する方法、データベースインスタンスを削除する方法について学びます。ここでは、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) を使用します。チュートリアルの全作業を無料利用枠内で実行できます。
[リソース] タブで他のガイドをご覧ください。
Amazon RDS for SQL Server では、現在 Microsoft SQL Server 2014、2016、2017、2019、2022 がサポートされています。サポートされているマイナーバージョンについての情報は、「Amazon RDS ユーザーガイド」をご覧ください。
Amazon RDS for SQL Server は、Enterprise Edition、Standard Edition、Web Edition、Developer Edition、Express Edition をサポートしています。
利用できる DB インスタンスとリージョンの詳細については、「Amazon RDS for SQL Server の料金」をご覧ください。
Amazon RDS for SQL Server の使用を開始する方法については、このチュートリアルをご覧ください。
はい。詳細については、Amazon RDS サービスレベル契約をご覧ください。
料金
すべて開く利用できる DB インスタンスとリージョンの詳細については、「Amazon RDS for SQL Server の料金」をご覧ください。
インスタンスの料金は、インスタンスの作成時から削除時までの時間で計算されます。インスタンスの作成、変更、削除などの請求対象となるステータス変更に続く 10 分を最小料金として、インスタンスには秒単位で料金が発生します。
例えば、r5.large インスタンスを午後 1:00:00 に作成し、午後 1:30:00 にインスタンスを r5.xlarge に変更し、午後 1:50:00 に削除した場合、r5.large の料金が 1,800 秒 (30 分)、r5.xlarge の料金が 1,200 秒 (20 分) 分請求されます。r5.large インスタンスを午後 3:00:00 に作成し、午後 3:06:00 に削除した場合は、最低料金の 10 分が適用され、r5.large の料金が 600 秒 (10 分) 分請求されます。
いいえ。Amazon RDS for SQL Server の料金には、ソフトウェアライセンス、基盤となるハードウェアリソース、および Amazon RDS 管理機能が含まれています。
はい。Amazon RDS for SQL Server 使用のための Database Savings Plans を購入すると、1 年間にわたって一定量の使用を確約することで、コストを最大 20% 削減できます。Database Savings Plans の割引は、データベースインスタンスの使用にのみ適用されます。対象となる使用量に関する追加情報は、Database Savings Plans の料金ページでご確認いただけます。
ハードウェア、スケーリング、ストレージ
すべて開くデータベースインスタンスのストレージサイズは、(追加のストレージボリュームを使用する場合) 10 GiB から 256 TiB の範囲で設定できます 。Auto-Scale ストレージ機能を利用することで、ダウンタイムなしでデータベースストレージを自動的に拡張できます。
ストレージサイズは何度でも増やすことができますが、前回のスケールから 6 時間待つ必要があります。
インスタンスに割り当てるコンピューティングリソースは、AWS マネジメントコンソールから任意のインスタンスを選択して [Modify] ボタンをクリックすることでスケーリングできます。メモリおよび CPU リソースはインスタンスのクラスを変更することで調整できます。
インスタンスのクラスを変更すると、その変更は指定したメンテナンスウィンドウの間に適用されます。あるいは、"Apply Immediately" フラグを使用して、スケーリングリクエストをすぐに適用することができます。これらのオプションはいずれも、スケーリング操作が実行されている数分間の可用性に影響を与えます。保留中の他のシステム変更も適用されることにご注意ください。
いいえ。vCPU を少なくとも 4 個使用する必要があります。4 個からインスタンスの vCPU の最大数まで、任意の vCPU 数を選択できます。
バックアップと復元
すべて開くデフォルトでは、Amazon RDS により、7 日の保持期間で DB インスタンスの自動化バックアップを行うことができます。無料のバックアップストレージは準備したデータベースのサイズに限定されており、アクティブな DB インスタンスのみに適用されます。例えば、月をまたいで 100 GB のデータベースストレージが準備されていると、当社は追加料金なしで最大 100 GB/月のバックアップストレージを提供します。
バックアップ保持期間を変更したい場合、(新しい DB インスタンスの作成時には) コンソールまたは CreateDBInstance API を使用して、(既存のインスタンスに対しては) ModifyDBInstance API を使用して変更することができます。これらの API を使用して、RetentionPeriod パラメータを 0 (自動バックアップを無効にする) から任意の日数までの数に変更できます。DB インスタンスがリードレプリカのソースである場合は、値を 0 に設定することはできません。自動化バックアップの詳細については、「Amazon RDS ユーザーガイド」をご覧ください。
はい。DB スナップショットを手動で作成することにより、DB インスタンスを手動でバックアップすることもできます。DB スナップショットの作成の詳細については、「DB スナップショットの作成」をご覧ください。
DB インスタンスを削除するときに、最終的な DB スナップショットを作成できます。その場合、この DB スナップショットを使用して、削除された DB インスタンスを後日復元できます。Amazon RDS は、DB インスタンスが削除された後に、このユーザーが作成した最終的な DB スナップショットと、手動で作成されたその他の DB スナップショットをすべて保持します。バックアップストレージコストの詳細については、料金ページをご覧ください。
はい。Amazon RDS を使用すると、自動または手動の DB スナップショットをコピーできます。スナップショットをコピーすると、そのコピーは手動スナップショットになります。
同じ AWS リージョン内または AWSリージョン間でスナップショットをコピーしたり、共有スナップショットをコピーしたりできます。
高可用性とレプリケーション
すべて開くAmazon RDS は、SQL Server Database Mirroring (DBM) または Always On Availability Groups (AGs) のいずれかを使用して、Microsoft SQL Server のマルチ AZ 配置をサポートします。マルチ AZ 配置により、DB インスタンスの可用性、データ耐久性、および耐障害性が向上します。計画的なデータベースメンテナンスまたは計画外のサービスの中断が発生した場合、Amazon RDS は最新のセカンダリ DB インスタンスに自動的にフェイルオーバーします。
詳細については、「Amazon RDS for SQL Server のマルチ AZ 配置」をご覧ください。
はい。1 つのソース DB インスタンスから最大 5 つのリードレプリカを作成できます。
Enterprise Edition のワークロード用にクロスリージョンリードレプリカを作成できます。
プライマリインスタンスとスタンバイインスタンスは同じエンドポイントを使用し、その物理ネットワークアドレスはフェイルオーバープロセスの一環としてセカンダリレプリカに移行します。フェイルオーバーが発生したときにアプリケーションを再設定する必要はありません。
マルチ AZ インスタンスのポート要件
すべて開くTCP と UDP のポート 3343 のトラフィックは、VPC のネットワーク ACL と Amazon RDS for SQL Server マルチ AZインスタンスに接続されているセキュリティグループの両方で許可される必要があります。このトラフィックは、インバウンドとアウトバウンドの両方向で必要です。このポートのトラフィックは、ネットワーク ACL の VPC 内と RDS SQL Server インスタンスに接続されているセキュリティグループ内でのみ必要であることに注意してください。
ACL のデフォルトのインバウンドルールおよびデフォルトのアウトバウンドルールを削除していない場合、ACL に対してこれ以上アクションを起こす必要はありません。
RDS SQL Server マルチ AZ インスタンスに接続されているセキュリティグループで、UDP および TCP のポート 3343 のトラフィックを許可してください。
UDP および TCP のポート 3343 のトラフィックを許可しない場合、WSFC のサービスに予期せぬ障害が発生する可能性があります。これまで障害が発生しなかった場合でも、今後障害が発生する可能性があります。これは、WSFC サービスがいつ、どのようにポート 3343 上のトラフィックを必要とするかによります。また、あなたのインスタンスは現在、Amazon RDS for SQL Server の AlwaysOn を使用していないエンジンのバージョンを使用している可能性があります。その場合、Amazon RDS for SQL Server はマルチ AZ を提供するために Database Mirroring を使用し、ポート 3343 は必要ありません。ただし、将来的に Amazon RDS for SQL Server で AlwaysOn を使用するバージョンにアップグレードする可能性があり、このトラフィックを許可する必要があります。
以下のドキュメントでは、ネットワーク ACL を変更して ACL ルールを追加する方法、セキュリティグループ (エグレス) ルールを追加する方法、およびセキュリティグループ (イングレス) ルールを追加する方法について説明しています。
最大サーバーメモリ (MB) 設定
すべて開く[最大サーバーメモリ (MB)] 設定は、バッファープール用に予約できる物理メモリの量を SQL Server に知らせるために使用されます。この設定に最大許容値を設定すると、オペレーティングシステム (OS) やその他のプロセスが SQL Server プロセスとメモリを奪い合うことがなくなります。これにより、メモリ不足の問題を防ぎ、データベースインスタンスの安定性を高めることができます。
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インスタンスのサイズが 2 GB 未満の場合、[最大サーバーメモリ (MB)] の最大許容値は合計メモリ - 200 MB です。
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インスタンスのサイズが 8 GB 未満の場合、「最大サーバーメモリ (MB)」の最大許容値は、合計メモリ - 合計メモリ*1/8 です。
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インスタンスのサイズが 64 GB 未満の場合、「最大サーバーメモリ (MB)」の最大許容値は、合計メモリ - 合計メモリ*1/16 です。
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インスタンスに 64 GB 以上の場合、[最大サーバーメモリ (MB)] の最大許容値は合計メモリ - 4 GB です。
これは、合計メモリが 64 GB の DB インスタンスの [最大サーバーメモリ (MB)] の最大許容値が 60 GB であるためです。
上記の最大許容値に従って、新しい値は 60 GB に設定されます。値がデータベースインスタンスに適用されると、AWS コンソールまたは CLI で [最大サーバーメモリ (MB)] の値が 60 GB にリセットされたというイベントが表示されます。
はい。この値は、上記の最大許容値までカスタマイズできます。この場合の最大許容値は 60 GB です。
お客様に代わって AWS のドキュメントと同様の新しいデフォルト値を計算し、それをデータベースインスタンスに適用します。
2023 年 3 月 7 日以降、上記のメモリ計算に従って、新しいデフォルトパラメータ値をインスタンスに適用します。
いいえ。RDS コンソールでパラメータグループの [再起動の保留] ステータスが表示される場合がありますが、[最大サーバーメモリ (MB)] パラメータの変更が自動的に適用されるため、データベースインスタンスを再起動する必要はありません。このメッセージは、次回のインスタンスの再起動後に消去され、アクションは必要ありません。
新しいデータベースインスタンスで使用可能なメモリと上記のメモリ計算に基づいて、新しいデータベースインスタンスの [最大サーバーメモリ (MB)] が 30 GB にリセットされます。
いいえ。[最大サーバーメモリ] 設定を変更してもダウンタイムは発生しません。