Reejig はすべての人が真の潜在能力を発揮できるよう、どのように貢献しているか

このコンテンツはいかがでしたか?

「私たちがグローバルファーストの文化を築くためには、誰もがその文化にアクセスできると感じる必要があります」と Siobhan 氏は言います。「多くの人々は互いを知らないので、つながりや文化を築くには時間がかかります。オープンな文化は私自身の実践することでもあります。私は自分のチームに対して透明性を保つことを心がけています。常にうまくいくわけではありませんが、うまくいかない時には必ず修正します」。

人材は組織の最大のアセットとよく言われますが、優秀な人材は高価で、見つけるのが難しい場合があります。つまり、リーダーは、適切な人材を確保し、その人たちが仕事に専念できるよう全力を注ぐ必要があるということです。

Siobhan Savage 氏は、オーストラリア最大の人材会社で長年働いてきて、実現されていない可能性への挑戦を目の当たりにしてきました。同氏は、雇用主が本当に必要としているスキルを理解していない、またはすでに持っている能力をなかなか把握できていない事態を何度も目の当たりにしました。

その問題を見た Siobhan 氏はその解決に夢中になりました。しかし、すぐに、その人のスキルの全体像を描くのに必要なすべての情報をまとめたり、価値を向上させるスキルを身につけさせるのに役立つ、単一のソリューションがないことに気付いたのです。

「なぜ誰も他にこれをやっていないのかと思いました」と同氏は述べます。「経営幹部の多くは、誰が自分たちのために働いているのか見当もつかず、自分たちの労働力にすでに秘められている可能性についてもまったく把握していません」。

そのような思いから、同氏は立ち上がろうと決意しました。そして、2019 年、Reejig が誕生しました。

巧みな飛躍

多くの創設者がそうであるように、Siobhan 氏も会社員という立場から自分のスタートアップを立ち上げることに戸惑いを感じていました。彼女の迷いは最近 2 人目の子供を出産したことで、さらに深まりました。

「午前 2 時に子供に授乳をしながら、これに夢中になっていました」と Siobhan 氏は言います。「子守唄を歌いながら、この仕事に取り組もうとしていたんです」。

もう 1 つの懸念は、必要とわかっていた技術的なスキルが、同氏にはなかったことです。

そのギャップを埋めるのに役立ったのは、同氏がスタートアップコミュニティの他の人々から関心を集めたことでした。その中には、共同創設者となる 2 人、データサイエンティストの Shujia Zhang 博士と最高技術責任者(CTO) の Mike Reed 氏がいます。また、Amazon Web Services (AWS) からのサポートも受けており、技術面での支援を受けることができています。「私は技術畑出身ではありません」と同氏は述べます。「それでも、AWS が良い助けとなってくれたのは、私たちと同じ道を歩んでいる人々にアクセスできるコミュニティを作ってくれたことです。それは本当に素晴らしいことです」。

「皆さん本当に寛大で、私が問題を理解していたので、時間をくれました」と同氏は述べます。「私たちは、すぐさま準備を整えることができたのです」。

Shujia 氏と Mike 氏は、技術的な専門知識を活かして、Siobhan 氏の人事に関する専門知識を、人工知能 (AI) を使用して人のスキルに関する情報の収集と解釈に活かし、その人の能力と可能性についてできるだけ深いプロフィールを提供することで、新たなキャリアの機会を後押しする、クラウドベースのツールへと変換しました。

人のための会社を創る

Reejig はすぐに 12 人のコアチームを結成し、6 か月後にはプロトタイプを実演する準備を整えました。これにより、このビジネスが 220 万 USD の創業資金を調達できるほど有望であることが証明されました。

「現実になったのはその時でした」と Siobhan 氏は語ります。「人々からお金を受け取るということは、成果を出さなければならないということです」。

この資金が Reejig を世界中に顧客を持つ 100 人の組織へと成長さえるたたき台となり、2022 年には世界経済フォーラムでテクノロジーパイオニアとして表彰されました。

チームの多くが同社の AI ベースのツールの開発に注力していた一方で、Siobhan 氏は AWS の支援を受けて、会社自体がその急成長に対応できるようにする必要もありました。「私の頭にある知識をどうやって一般の人々と共有するかを考え出す必要がありました」と Siobhan 氏は言います。「私たちはこれを数十億 USD 規模の企業にしたいと思っています。ただ、事業を進めるのにオーダーメイドの方法はあり得ません。AWS のおかげで、技術面を最適化することができました。規模の拡大を設計する際には、適切な技術戦略を策定し、Reejig がグローバルに展開する手助けをしてくれました」。

ロケット船に乗る

Siobhan 氏が注力するもう 1 つの重要な分野は、Reejig 社内で強固な企業文化を築くことでした。これは、社員が同時に同じ場所にいることがほとんどない急成長中の組織にとっては難しい課題です。

「私たちがグローバルファーストの文化を築くためには、誰もがその文化にアクセスできると感じる必要があります」と Siobhan 氏は言います。「多くの人々は互いを知らないので、つながりや文化を築くには時間がかかります。オープンな文化は私自身の実践することでもあります。私は自分のチームに対して透明性を保つことを心がけています。常にうまくいくわけではありませんが、うまくいかない時には必ず修正します」。

その強固な文化を維持することは、Reejig が世界中の人事および人材チームの人材維持、採用、および動員を準備するという目標を達成するためにも重要です。Siobhan 氏によると、Reejig は現在 250 人を雇用し、真のグローバル企業へと成長しようとしています。

「私たちは何もないところから物を作っています」と同氏は述べます。「ロケット船が激しく揺れ始めるときをご存知でしょう。ロケットはまだ離陸すらしていません。このプロジェクトに惹かれる人たちは、そのことをよく理解しています」。

バランスを取る

Reejig が成功を収めているのと同時に、急成長しているビジネスと急成長する自身の家庭との両立に苦戦することもまだあると Siobhan 氏は言います。

しかし、自身の経験で何が可能かが証明された今、同氏はそれを他の何千人もの創設者にも証明してもらいたいと考えています。

「私は女性 CEO というレッテルを貼られないようにしています。性別は関係ないと思っています」と彼女は言います。「私はただ良い CEO でありたいだけなのですが、この機会を利用して、子供を産みながらも、10 億 USD 規模の会社を創ることを普通のことにしたいと思っています」。

利用している AWS のサービス

Amazon EC2

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、クラウド内でサイズ変更可能なコンピューティング容量を提供するウェブサービスです。デベロッパーがウェブスケールのクラウドコンピューティングを簡単に行えるように設計されています。

詳細 »

Amazon RDS

Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) はマネージドサービスのコレクションで、クラウド内でデータベースの設定、運用、およびスケールを簡単に行うことができるようにします。

詳細 »

Amazon S3

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は、業界随一のスケーラビリティ、データ可用性、セキュリティ、パフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスです。

詳細 »

Amazon OpenSearch

Amazon OpenSearch Service を利用すると、インタラクティブなログ分析、リアルタイムのアプリケーションモニタリング、ウェブサイト検索などを簡単に実行できます。

詳細 »

このコンテンツはいかがでしたか?