Amazon EMR 7.3 で、転送中のデータに対する保護が強化

投稿日: 2024年10月30日

本日は Amazon EMR 7.3 の一般提供開始についてお知らせいたします。Amazon EMR 7.3 を使用すると、分散アプリケーションの転送中のデータを暗号化することで、データ保護が強化されます。これにより、データの機密性と整合性が保護され、厳しい規制要件やコンプライアンス要件を満たすワークロードを実行できます。Amazon EMR では、Apache Hadoop、Apache Hive、Apache HBase、Apache Flink などのオープンソースエンジンで使用される 22 のエンドポイントの転送中の暗号化が可能になります。

さらに、EKS での Amazon EMR は Apache Flink アプリケーションでオープンテーブル形式をサポートしているため、Amazon S3 にある大きなテーブルに対して高速なクエリパフォーマンスを実現できます。EKS での Amazon EMR では、Apache Flink 向けに Apache Iceberg と Delta のサポートが追加され、Apache Flink Operator 1.9 にアップグレードされました。

Amazon EMR リリース 7.3 は、Trino 442、Apache Iceberg 1.5.2、Delta 3.2.0、Hudi 0.15.0、Zeppelin 0.11.1、TensorFlow 2.16.1 をサポートしています。このリリースは、Amazon EMR が提供されているすべてのリージョンで利用可能になりました。Amazon EMR クラスターで転送中の暗号化を有効にする方法については、TLS ドキュメントをご覧ください。詳細については、Amazon EMR のリージョンごとの利用可否リリースノートを参照してください。