Amazon Web Services ブログ
Amazon EFS の更新 – Direct Connect を介したオンプレミスアクセス
昨年、Amazon Elastic File System をご紹介 (Amazon Elastic File System – Amazon EC2 の共有ファイルストレージ) し、本年初頭には本番環境での利用可能を発表 (Amazon Elastic File System – 3 つのリージョンで本番環境での利用が可能) しました。本年初頭の始動後、何千人もの AWS のお客様が、クラウド上の共有ファイルストレージを設定、スケーリング、および運用するためにこれを利用してきました。 そしてこの度、シンプルかつ信頼性が高い AWS Direct Connect(専用線接続サービス) を介したオンプレミスアクセスの紹介により、EFS はより便利なものとなります。これは、強く求められていた機能で、移行、クラウドバースト、バックアップにおいて有用です。 この機能を移行に使用するには、オンプレミスサーバーに EFS ファイルシステムをアタッチし、データをそこにコピーしてからクラウドで必要に応じて処理するだけです。データはそのまま AWS に長期間保存しておくことができます。クラウドバーストでは、オンプレミスデータを EFS ファイルシステムにコピーし、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスを使用して高速で分析して、結果をオンプレミスにコピーしたり Amazon QuickSight で視覚化したりできます。オンプレミスサーバーから EFS ファイルシステムにアクセスした場合でも、または EC2 インスタンスからアクセスした場合でも、強力な一貫性とファイルロックを含む同様のファイルシステムのアクセスセマンティックスが得られます (もちろん、両方を同時にもできます)。また、EFS の一部であるマルチ AZ の可用性と耐久性を利用できます。 この新機能を利用するためには、オンプレミスのデータセンターと Amazon Virtual Private Cloud 間の専用ネットワーク接続を、AWS Direct Connect(専用線接続サービス) を使用して設定する必要があります。 その後、お客様のファイルシステムで、AWS Direct Connect(専用線接続サービス) 接続を介して到達可能なサブネットにマウントターゲットがあることを確認する必要があります。
また、マウントターゲットのセキュリティグループにルールを追加して、オンプレミスサーバーからポート 2049 (NFS) へのインバウンドの TCP および UDP トラフィックを許可する必要があります。
ファイルシステムを作成したら、IP アドレスでマウントターゲットを参照し、オンプレミスで NFS マウントしてファイルのコピーを開始できます。IP アドレスは、AWS Management Console 内から利用可能です。
Management Console でも、詳しい手順を知ることができます。オンプレミスのマウント手順をクリックしてください。
以下もご覧ください。
この機能は今すぐご利用いただけます。US East (Northern Virginia)、US West (Oregon)、Europe (Ireland)、US East (Ohio) リージョンでは追加費用はありません。
— Jeff;