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AWS ChatBot – Slack および Chime を使用した ChatOps

昨年、同僚の Ilya Bezdelev が、AWS Chatbot パブリックベータ版のリリースにあたり、Introducing AWS Chatbot: ChatOps for AWS というブログを執筆しました。また、彼は re:Invent 2019 Launchpad に参加し、詳細な AWS Chatbot のデモも行いました。

Ilya は最初に投稿した記事で、Amazon ChimeSlack 内で ChatOps を実施し、その協調しやすい環境内で AWS 通知を受信したり、コマンドを実行したりする方法を紹介しました。その後投稿した記事、Running AWS commands from Slack using AWS Chatbot では、Slack チャンネルで AWS Chatbot を構成する方法、CloudWatch アラームを表示する方法、AWS リソースを記述する方法、Lambda 関数を呼び出してログを取得する方法、AWS サポートケースを作成する方法を紹介しています。また、同僚の Erin Carlson と Matt Cowsert は、Launch: AWS Budgets Integration with AWS Chatbot という記事を執筆し、AWS Chatbot から AWS Budgets アラートを設定したり、通知を設定したりするプロセスについて説明しています。また、Anushri Anwekar が執筆したブログ記事では、AWS Chatbot を使用して Slack 経由で AWS 開発者ツール通知を受信する方法が紹介されています。

ここまででご紹介した記事からわかるように、AWS Chatbot は他にはない強力なコミュニケーションツールであり、クラウド環境のモニタリングやメンテナンスの方法を変える可能性を秘めています。

一般提供が開始
ベータ版を経て、AWS Chatbot の一般提供が開始されたことをお知らせします。これにより、複数の AWS リージョンで AWS Chatbot を用いた ChatOps を実施できるようになりました。今回のリリースには、Amazon CloudWatchAWS Code* サービス、AWS HealthAWS BudgetsAmazon GuardDutyAWS CloudFormation のサポートも含まれます。

AWS Chatbot は、Amazon Chime チャットルームや Slack チャンネルに、すぐに接続することができます。使用を開始するには、AWS Chatbot コンソールを開き、チャットクライアントを選択して、[クライアントの設定] をクリックします。

設定プロセスでは、既存の IAM ロールを選択するか、または 1 つ以上のテンプレートから新しいロールを作成するかを選べます。このロールにより、AWS Chatbot が CloudWatch メトリクスにアクセスできるようになります。また、コマンドの実行、Lambda 関数の呼び出し、通知アクションへの応答、サポートケースの生成もできるようになります。

AWS Chatbot では、Amazon Simple Notification Service (SNS) トピックをリスニングし、任意の各リージョンのイベントやアラーム通知に関する情報を得ることができます。

トピックを選択したリージョンで CloudWatch アラームを設定し、そのアラームを使用して AWS Chatbot に通知を送信することができます。

Slack からのスペシャルオファー
日進月歩の世界でお客様とそのチームがつながり、生産性を維持できるよう、Slack がスペシャルオファーを用意してくれました。

フリープランからスタンダードプランまたはプラスプランにアップグレードした場合、アップグレードした日から最初の 12 か月間、25% 割引が適用されます。

今すぐ利用可能
AWS Chatbot は追加料金なしで今すぐ利用を開始できます。AWS Chatbot を使用していない場合と同様に基盤となるサービス (CloudWatchSNS など) の使用料が請求されるほかは、チャットクライアントの使用に伴う料金が発生するだけです。

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