Amazon Web Services ブログ
AWS Database Migration Service – 現在も増え続けているこれまでの移行数 20,000 件
AWS Database Migration Service について初めてブログ (AWS Database Migration Service) を投稿したのは 1 年ほど前のことです。その時点で AWS ユーザー 1,000 人がすでに AWS への移行の一部として同サービスを使用していました。簡単に説明すると、AWS Database Migration Service とスキーマ変換ツール (SCT) は、AWS のお客様が高価な独自のデータベースやデータウェアハウスから、リレーショナルデータをよりコスト効率の良い Amazon Aurora、Amazon Redshift、MySQL、MariaDB、PostgreSQL といったクラウドベースのデータベースやデータウェアハウスに、ダウンタイムを最低限に抑えた状態で移行できるようにサポートします。ユーザーの皆様からは、その柔軟性とコスト効率に優れた点において良い評価を頂いています。たとえば Amazon Aurora に移行すると、商用データベースに掛かる 10 分の 1 のコストで MySQL と PostgreSQL との互換性を持つデータベースにアクセスすることができます。Expedia、Thomas Publishing、Pega、Veoci といった企業による使用事例は AWS Database Migration Services Customer Testimonials でご覧いただけます。
独自の移行数 20,000 件
AWS のお客様は、これまでに AWS Database Migration Service を使用して 20,000 件もの独自のデータベースを AWS に移行しており、現在もその数は上昇する一方です (2016 年 9 月の移行数は 10,000 件を記録)。昨年はいくつもの新機能を DMS と SCT に追加しました。概要は次をご覧ください。
- 2016 年 3 月 – 8 つの AWS リージョンで一般提供を開始しました。
- 2016 年 5 月 – 移行ターゲットとして Redshift を追加しました。
- 2016 年 7 月 – 継続的なレプリケーション用の高可用性アーキテクチャを提供しました。
- 2016 年 7 月 – 移行ソースおよびターゲットとした SSL が有効なエンドポイント & Sybase のサポートを提供しました。
- 2016 年 8 月 – Asia Pacific (Mumbai)、Asia Pacific (Seoul)、South America (Brazil) リージョンを追加しました。
- 2016 年 10 月 – US East (Ohio) リージョンを追加しました。
- 2016 年 12 月 – Oracle SSL 接続のサポートを提供しました。
- 2016 年 12 月 – Canada (Central) と Europe (London) リージョンを追加しました。
- 2017 年 1 月 – イベントとイベントサブスクリプションのサポートを追加しました。
- 2017 年 2 月 – Oracle と Teradata データウェアハウスから Amazon Redshift への移行をサポートしました。
詳細
移行を始めるには、まず最近のオンラインセミナーなどを参考にして詳細情報をご覧ください。シャードからスケールアップへの移行 – 複数の独立した要素にわたりデータベースをシャードし、それぞれを別のホストで実行するなどして、リレーショナルワークロードに対応できるようにスケールアウトする方法を選択したお客様もいらっしゃいます。そうしたお客様は、移行の一環として 2 つ以上のシャードを 1 つの Aurora インスタンスにまとめ、複雑さを軽減し信頼性を高めながらコスト節約を実現しています。この方法を行うには、こちらのブログ記事とオンラインセミナーの録画、プレゼンテーションをご覧ください。Oracle や SQL Server から Aurora への移行 – その他のお客様は Oracle や SQL Server といった商用データベースから Aurora に移行しています。この方法を行うには、こちらのプレゼンテーションとオンラインセミナーの録画を併せてご覧ください。AWS Database Blog ではその他にも多数の役に立つブログを公開しています。
- シャーディングしたシステムを Aurora で統合しリソース消費を低減 -「シャーディングしたシステムを 1 つの Aurora インスタンスに統合したり、Aurora で実行しているシャード数を減らすことでコストを節約できることがあります。このブログでは、まさにその方法を説明しています。」
- Oracle データベースを Amazon Aurora に移行 – 「このブログでは AWS スキーマ変換ツール (AWS SCT) と AWS Database Migration Service (AWS DMS) を使用して、商用データベースを Amazon Aurora に移行しやすくするための概要を提供しています。このブログ記事では Oracle から MySQL との互換性がある Amazon Aurora への移行に焦点を当てました。」
- AWS スキーマ変換ツールと AWS Database Migration Service を使用しているクロスエンジンデータベースレプリケーション -「AWS SCT はソースデータベーススキーマを自動変換することで異種データベースを移行しやすくします。さらに、AWS SCT はビューや関数など大方のカスタムコードをターゲットデータベースと互換性のある形式に変換します。」
- データベースの移行—移行前に知っておくべきことは? -「おめでとうございます! データベースをクラウドに移行するように、上司や CIO を説得できたようですね。もしかすると、ご自身が上司または CIO なのかもしれませんが、どちらにせよバンドワゴン効果をぜひご活用ください。率先してデータベースを移行するユーザーは稀です。ここでのポイントは、ご利用されているアプリケーションを新しい環境やプラットフォーム、テクノロジー (アプリケーションの更新) に移行することです。
- データベース移行のスクリプト -「AWS DMS コンソールまたは AWS CLI、AWS SDK を使用してデータベース移行を実施できます。このブログでは AWS CLI での移行に注目します。」
マニュアルには 5 つの便利なガイドが含まれています。
- アマゾン ウェブ サービスにデータベースを移行する
- AWS Database Migration Service を使用してオンプレミスの Oracle データベースを Amazon Aurora に移行する
- AWS Database Migration Service を使用して Amazon RDS Oracle データベースを Amazon Aurora に移行する
- MySQL との互換性があるデータベースを AWS に移行する
- MySQL との互換性があるデータベースを Amazon Aurora に移行する
ハンズオンラボもご提供しています。参加するには登録が必要です。(ハンズオンラボは英語のみの場合があります。)
ではサミットでお会いしましょう
DMS チームは今後開催予定の AWS サミットにいくつも参加する予定です。皆さんに直接お会いしてデータベース移行について語り合えることを楽しみにしています。
— Jeff;