Amazon Web Services ブログ

週刊AWS – 2019/9/9週

みなさん、こんにちは!ソリューションアーキテクトの下佐粉です。

この形式で週刊AWSを再開して4ヶ月ぐらい経ちましたが、毎回、記事を書く時間よりも、どのアップデートを紹介するのか選択するのに時間が掛かっている気がします。

それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。

2019年9月9日週の主要なアップデート

  • 9/9(月)
  • 9/10(火)
    • Amazon Quantum Ledger Database (QLDB) の一般利用開始の発表
      サーバレス台帳DBサービスであるAmazon QLDB が一般利用開始になりました。東京リージョンでも利用可能です。AWSでは各種ワークロード適した、多様なデータベースサービスを提供していますが、このQLDBもその1つです。QLDBはデータの変更履歴がイミュータブル (変更や削除が不可能) であり、意図しない変更が発生していないことを暗号技術によって簡単に検証できる事が特徴です。プレスリリースには日本のユーザとして横浜銀行様の名前が記載されています。クエリはSQLに似たPartiQLをサポートします。その他、詳しくはこちらのBlogを参照してください。
    • Amazon Pinpoint で iOS 13 と watchOS 6 のプッシュ通知のサポートを追加
      Pinpoint で、Apple プッシュ通知サービス (APNS) を使用して送信するプッシュ通知向けの apns-push-type ヘッダーフィールドがサポートされました。iOS 13 デバイスと watchOS 6 デバイスに送信されるすべてのプッシュ通知にこの新しいヘッダーが必須になる事への対応です。今後Pinpoint で送信されるすべての APNS メッセージにこの必要なヘッダーが自動的に追加されます。
    • AWS Transfer for SFTP、Amazon S3 の論理ディレクトリのサポートを開始
      AWS Transfer for SFTP (AWS SFTP) は、S3へのアクセスをSFTP経由で実現するためのサービスです。今回論理ディレクトリのサポートが追加されました。この機能により、任意のS3の絶対パスを、論理的なSFTPのディレクトリとしてマッピングすることが可能になります。例えばS3バケットの必要な部分だけSFTPユーザのホームディレクトリ配下にマッピングして利用するといった事が容易になります。
  • 9/11(水)
    • クリックストリーム分析を AWS クラウドにデプロイする新しいクイックスタート
      AWSクイックスタートをご存知でしょうか?これはAWSの各種サービスやAWSのパートナーソリューションを組み合わせた構成を簡単にデプロイするための仕組みで、色々なパターンがすでに用意されています。今回公開されたクリックストリームの分析ソリューションでは、クリックストリームのデータを受け、それをKibanaやQuickSightで可視化できるまでの構成を簡単に構築できます。
    • Amazon VPC フローログにメタデータを追加
      VPCフローログ(VPC Flow logs)は、VPC通信のソースIPアドレスやポート番号等の記録を実現できましたが、今回の機能追加でさらにVPCのIDや、TCPのフラグ(SYN, ACK等)、EC2のインスタンスIDも記録されるようになり、より容易に通信状況が把握できるようになりました。これらは互換性を考慮して既存のVPCフローログには追加されません。新規にVPC フローログを作成する時に必要なメタデータを自分で選択できる形になっています。詳細はこちらのBlogをご覧ください。
  • 9/12(木)
    • Elastic Load Balancing: Network Load Balancers now support multiple TLS certificates using Server Name Indication (SNI)
      AWSのロードバランサーサービスの1つ、NLB (Network Load Balanceer)でSNI(Server Name Indication)がサポートされました。これにより1つのNLB(1つのグローバルIPアドレス)に、複数のサーバ名用の証明書を導入できるようになりました。
    • Amazon QuickSight Launches Level Aware Calculations, Larger SPICE Data Sets, and More
      QuickSightに複数の機能が追加されています。1つはインメモリDBのSPICEに取り込めるデータ量の拡大で、これまで最大25GBだったものがEnterprise Editionでは最大1億行(もしくは200GBまで)に拡張されました。 またLevel Aware Aggregation (LAA)が追加されました。これまでQuickSightはビジュアルの表示に使用されているディメンジョンかメジャーでしか集約演算を実施できませんでしたが(つまり表示のタイミングで演算する)、表示より前のタイミングで演算を実施するのがLAAです。これを実現するためにいくつかのテーブル計算関数が拡張され、PRE_FILTER, PRE_AGGという指定が可能になっています。 こちらのBlog(日本語)で例を交えて説明していますのでぜひ確認してみてください。
  • 9/13(金)
    • AWS Elemental MediaLive Now Supports HEVC and 4K/UHD Outputs for Live Channels
      AWS Elemental MediaLiveは、ライブ動画サービスです。このElemental MediaLiveでHEVCがサポートされました。解像度はSDから4K/UHDまでサポートされます。HEVCはAVCより30-50%サイズ効率が良いため、配信に掛かるCDN費用を抑えることが可能になります。

今週も盛りだくさんな内容からのピックアップに苦労しました。それでは、また来週!

ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (@simosako)