Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2021/5/10週
みなさん、こんにちは。AWSソリューションアーキテクトの小林です。
毎週お届けしている週刊AWSですが、今号で2周年を迎えます。これからも加速していくAWSのサービスアップデートをお伝えし続けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。ちなみに、初回のポストはこちら。ここのところボリュームが増えがちなのが気になっていましたが、最初の記事はかなりコンパクトでしたね。もう少し原点に立ち返って、タイトルでわかってしまうようなものはあっさりと、解説が必要なものは一言コメントを付ける、という風にコンパクトにする努力をやってみようと思います。
それでは、5月10日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2021年5月10日週の主要なアップデート
- 5/10(月)
- Amazon AthenaのJDBC/ODBC DriverがMicrosoft Azure ADとPingFederateによる認証をサポート
Amazon Athena用のJDBC/ODBC Driverの最新版がMcrosoft Azure ADとPing IdentityのPingFederateによる認証を新たにサポートしました。 - Amazon RDS for SQL Serverでクロスリージョン自動バックアップをサポート
Amazon RDS for SQL Serverのバックアップ機能が強化され、プライマリリージョンからセカンダリリージョンに対してスナップショットとトランザクションログの自動レプリケーションが可能になりました。SQL Server 2014以降のバージョンで利用でき、特定のリージョンの間でレプリケーションを構成できます。東京・大阪間の構成もサポートされていますので、災害対策(DR)にご利用ください。 - AWS Systems ManagerのIncident Managerを発表
アプリケーションの可用性とパフォーマンスに関する問題解決を容易にする新機能、Incident Managerを発表しました。この機能はAWS Systems Managerの一部として提供され、運用データを表示し対応状況をトラックするための統合されたユーザインタフェースを提供します。詳細についてはブログ記事をご覧下さい。
- Amazon AthenaのJDBC/ODBC DriverがMicrosoft Azure ADとPingFederateによる認証をサポート
- 5/11(火)
- Amazon RDS for SQL ServerをAWS Outposts上で稼働可能に
AWS Outpostsの基盤で、RDS for SQL Serverを実行できるようになりました。対応バージョンはMicrosoft SQL Server 2016/2017/2019のEnterprise/Standard/Web Editionです。 - Amazon CloudFormationがAmazon Fraud Detectorをサポート
Amazon CloudFromationがAmazon Fraud Detectorをサポートしました。これによってAmazon Fraud Detectorを含んだシステムリソースの一括構築や管理が可能になります。
- Amazon RDS for SQL ServerをAWS Outposts上で稼働可能に
- 5/12(水)
- AWS SaaS Boostをオープンソースプロジェクトとしてリリース
AWS SaaS Boostは既存のソリューションをSaaS配信モデルに変更するために利用できるツール群です。今回、AWS SaaS BoostがオープンソースプロジェクトとしてGitHubで公開されました。 - EC2 High Memory InstanceをオンデマンドまたはSavings Planで利用可能に
6TB/9TB/12TBのメモリを備えたEC2 High Memory Instance(u-6tb1.56xlarge, u-6tb1.112xlarge, u-9tb1.112xlarge, u-12tb1.112xlarge)をオンデマンドまたはSavings Planでもご利用いただけるようになりました。 - Amazon Connectで問い合わせイベントのリアルタイムストリームが利用可能に
Amazon Connectで顧客からの音声・チャット・タスクなどの問い合わせに関するリアルタイムストリームを購読できるようになりました。コンタクトが開始された、オペレータが応答した、切断されたといった情報をほぼリアルタイムに収集し、コンタクトセンターの稼働状況を迅速に収集・可視化・分析するために有益な機能です。
- AWS SaaS Boostをオープンソースプロジェクトとしてリリース
- 5/13(木)
- Amazon EMR 6.3でApache Rangerによる粒度の細かいアクセス制御をサポート
Amazon EMR 6.3でApache Ranger統合が利用可能になり、従来よりも粒度の細かいアクセス制御を定義し、適用し、監査することが可能になります。
- Amazon EMR 6.3でApache Rangerによる粒度の細かいアクセス制御をサポート
- 5/14(金)
- Amazon Elasticsearch Serviceで新たに低コストなコールドストレージが利用可能に
Amazon Elasticsearch Serviceでコールドストレージが利用可能になりました。これはアクセス頻度が低いデータを、より安価なストレージ種別(コールドストレージ)に保存して費用を節約し、必要に応じて検索可能に戻すということをできるようにするものです。詳細はこちらを、料金についてはこちらをご覧ください。
- Amazon Elasticsearch Serviceで新たに低コストなコールドストレージが利用可能に
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)