投稿日: May 10, 2021

本日、AWS は、重要なアプリケーションの可用性とパフォーマンスの問題をより迅速に解決することを可能にする AWS Systems Manager の新機能である Incident Manager を発表しました。Incident Manager は、適切な人と情報をまとめる自動化された対応プランを使用して、インシデントの準備をするのに役立ちます。Incident Manager コンソールは、複数の AWS のサービスからの運用データを表示し、アラームステータスの変更や対応プランの進行状況などのインシデントの最新情報を追跡するための統合されたユーザーインターフェイスを提供します。Incident Manager は、ランブックステップの自動化や新しいアラームの追加など、インシデント後のアクションアイテムを提案することにより、サービスの信頼性を向上させるのに役立ちます。

Incident Manager を使用すると、Amazon CloudWatch アラームまたは Amazon Eventbridge イベントによって重大な問題が検出されたときに自動的にアクションを実行できます。Incident Manager は、事前に設定された対応プランを実行して、SMS と電話で対応担当者をエンゲージし、AWS Chatbot を使用してチャットコマンドと通知を有効にし、AWS Systems Manager Automation ランブックを実行します。Incident Manager コンソールは AWS Systems Manager OpsCenter と統合されており、Jira Service DeskServiceNow などの一般的なサードパーティーのインシデント管理ツールとも同期する一元的な場所からインシデントとインシデント後のアクションアイテムを追跡するのに役立ちます。Incident Manager は、AWS Resource Access Manager を使用してインシデントのクロスアカウント共有を可能にし、インシデントのクロスリージョンレプリケーションを提供して、より高い可用性を実現します。

Incident Manager は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) といった AWS リージョンで利用できます。

使用を開始するには、AWS コンソールから Incident Manager を選択するか、AWS Systems Manager に移動して、左側のナビゲーションペインの [Operations Management] (オペレーション管理) の下にある Incident Manager を見つけてください。Incident Manager の詳細については、ブログ記事をお読みになるか AWS Systems Manager の製品ページおよびドキュメントをご覧ください。Incident Manager は、インシデント対応の準備を支援するために、従量制料金でご利用いただけます。詳細については、料金ページをご覧ください。