Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2023/4/17週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
今週も週刊AWSをお届けします。
先週4/20~21に幕張メッセで AWS Summit Tokyo 2023 を開催いたしました。大変多くの方に現地参加・オンライン視聴いただき、大変盛り上がりました。私はAWSのアナリティクスサービスブースで対応をしていたのですが、データレイクについてのご相談や、新サービスのAmazon DataZoneについてのご質問等、多くの方とお話することができ、忙しかったですが、とても楽しく過ごす事ができました。ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
なお一部のセッションは 5 月 22 日からオンデマンドで約1か月間配信する予定です。オンデマンドの先行登録を受け付けていますので、ご興味がある方は以下URLよりお申込みください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。なお、今回も多くの発表があったため、説明文章はできるだけシンプルにしています。詳細はリンク先等を参照してください。
2023年4月17日週の主要なアップデート
- 4/17(月)
- AWS Systems Manager Incident Manager now supports Microsoft Teams for Collaboration
AWS Systems Manager Incident Manager がこれまでサポートしていたAmazon Chime, Slackに加えて、Microsoft Teamsとの連携が可能になりました。Teamsのチャットをインシデントのresponse planに連携する事が可能です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - Amazon DynamoDB now supports up to 50 concurrent table restores
Amazon DynamoDB で同時にリストアできる表の数が、アカウントあたり4から50に増加し、より高速にリストアが可能になりました。 - Amazon EFS now supports up to 10 GiB/s of throughput
Amazon Elastic File System (Amazon EFS) において、読み出しスループットが最大10GiBps(これまでは3GiBps)、書き込みスループットが最大3GiBps(同1GiBps)まで向上しました。この変更は現在のところ北バージニア、オレゴン、オハイオ、アイルランドリージョンのみで有効です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - Amazon DocumentDB (with MongoDB compatibility) provides ODBC driver to connect from BI tools
Amazon DocumentDB (with MongoDB compatibility) にODBCドライバーが提供されるようになり、各種ODBCをハンドリングできるアプリケーションから接続できるようになりました。ドライバーはOSSとして開発されており、こちらで公開されています。ODBCドライバーが現時点でどのような機能をサポートしているかはこちらにまとまっています。 - AWS Backup announces support for SAP HANA databases on Amazon EC2
AWS Backup が Amazon EC2 上で稼働する SAP HANA データベースのバックアップ&リストアに対応しました。
- AWS Systems Manager Incident Manager now supports Microsoft Teams for Collaboration
- 4/18(火)
- AWS Lambda adds support for Python 3.10
AWS Lambda のマネージドラインタイム、およびコンテナベースイメージとして Python 3.10 がサポートされました。詳細はこちらのブログをご覧ください。
- AWS Lambda adds support for Python 3.10
- 4/19(水)
- AWS Control Tower is now available in 7 additional Regions
AWS Control Tower が新に大阪を含む7つのリージョンで利用可能になりました(N. California, Hong Kong, Jakarta, Osaka, Milan, Bahrain, Cape Town)。なお大阪を含む一部リージョンのControl Towerでは利用できない機能がある点には注意が必要です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - Amazon Corretto April, 2023 Quarterly Updates
無料で利用できる OpenJDK ディストリビューションの Amazon Corretto で四半期アップデートが公開されました。それぞれ 20.0.1, 17.0.7, 11.0.19, 8u372 がダウンロード可能になっています。
- AWS Control Tower is now available in 7 additional Regions
- 4/20(木)
- Announcing the general availability of Amazon CodeCatalyst
開発からデプロイメントまでの開発サイクルをトータルで管理する統合ソフトウェア開発サービス、Amazon CodeCatalyst が一般提供開始になりました。現在はオレゴンリージョンで利用可能です。機能概要についてはpreview発表時のこちらのブログをご覧ください。 - AWS Amplify Flutter announces general availability for web and desktop support
AWS Amplify Flutter バージョン1.0.0がリリースされ、これまでサポートしていたモバイルアプリケーションに加え、WEBアプリケーションおよびデスクトップアプリケーション開発もサポートされるようになりました。 - AWS Snowball Edge Compute Optimized now supports Amazon S3 compatible storage
AWS Snowball Edge Compute Optimized において、Amazon S3 compatible storage 機能が利用可能になりました。これはS3互換のAPIでSnowball Edgeとデータをやり取りする事を可能にするものです。詳細はこちらのブログをご覧ください。 - Amazon Redshift announces general availability of MERGE SQL command
Amazon Redshift でこれまでPreview提供していたMERGE文が正式サポートされました。MERGEはデータが存在する行は更新し、存在しない場合はインサートするという動作を行うDMLです。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - Amazon Redshift announces general availability of Dynamic Data Masking
Amazon Redshift でこれまでPreview提供していたダイナミックデータマスキング機能が一般提供開始になりました。条件に応じて、ダイナミックにデータをマスキングする機能です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - Announcing Amazon GuardDuty support for AWS Lambda
Amazon GuardDuty のチェック対象としてAWS Lambdaの通信が加わりました。マルウェア配布や無許可のマイニングといった際に利用される既知のサーバーとの通信をチェックすることで異常を検知します。 - Amazon EC2 supports Ubuntu Pro operating system in a subscription-included model
Amazon EC2 で Ubuntu Pro (Canonical社による、有償の長期サポートディストリビューション)が選択可能になりました。Redhat EnterpriSe Linux や Windows Server と同様に利用料金にUbuntu Proのサポート費用が含まれる形で提供されています。(EC2の料金表も更新されています)
- Announcing the general availability of Amazon CodeCatalyst
- 4/21(金)
- Amazon Personalize enables popularity tuning for similar item recommendations
機械学習によるパーソナライゼーション支援のサービス Amazon Personalize においてpopularity tuning(人気度合いのチューニング)が利用可能になりました。これはあるアイテムをユーザーに推奨する際、その人気の度合いをどの程度推奨に影響させるかをユーザー側で制御可能にするものです。
- Amazon Personalize enables popularity tuning for similar item recommendations
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)