Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2026/1/19週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの西村です。
今週も 週刊AWS をお届けします。
2026年も1月後半に入り、新年の抱負を実行に移す時期になりましたね。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という言葉がありますが、気づけばもう月末です。みなさまの年始に立てた目標への取り組みはいかがでしょうか? 年明けから4週間続けることができたなら、それはもう習慣化への第一歩です。私は体幹トレーニングのプランクを年初から継続中です。このままいけば 12 月頃に開催予定の re:Invent 2026 のキーノートは、最初から最後までプランクをしながら視聴できるようになっている予定です。継続は力なり!
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2026年1月19日週の主要なアップデート
- 1/19(月)
- この日のサービスアップデートはありませんでした。
- 1/20(火)
- Amazon EVS が VCF と VMware ESX のソフトウェアバージョン選択をサポート
Amazon EVS で VMware Cloud Foundation (VCF) と ESX ソフトウェアのバージョンを選択できるようになりました。これまでは決められたバージョンでしか環境構築できませんでしたが、今回のアップデートで複数のサポート済みバージョン組み合わせから選択可能です。オンプレミスの VMware 環境から AWS への移行時に、既存システムとの互換性を保ちながらスムーズに移行できるメリットがあります。詳細はこちらのサービス詳細ページとドキュメントをご参照ください。 - Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイがダウンタイムを 5 秒未満に短縮
Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイ で、データベースのスイッチオーバー時間が大幅に短縮されました。これまで長いダウンタイムが発生していた本番環境でのデータベース更新作業が、わずか 5 秒以下で完了できるようになります。ブルー/グリーンデプロイ は、本番環境 (ブルー) を安全に保ちながら、別環境 (グリーン) でテストを行い、問題がなければ瞬時に切り替える仕組みです。メジャーバージョンアップグレードや定期メンテナンス時に、サービス停止時間を最小限に抑えられるため、24 時間稼働が求められるアプリケーションに特に有効です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon QuickSight が SPICE データセットの拡張サイズ、高速取り込み、豊富なデータ型サポートを開始
Amazon QuickSight の SPICE エンジンが大幅に強化されました。データセット容量が従来の 1TB から 2TB に倍増し、より大規模なデータ分析が可能になります。また取り込み速度も向上したため、データの更新時間が短縮され、リアルタイムな分析により近づけます。さらに文字列データの制限が 2K から 64K 文字に拡張され、長いテキストデータも扱えるようになりました。これにより AI 分析など複雑なワークロードにも対応でき、データ活用の幅が大きく広がります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - SageMaker Unified Studio がクロスリージョンおよび IAM ロールベースのサブスクリプションのサポートを追加
Amazon SageMaker Unified Studio で、クロスリージョンサブスクリプションと IAM ロールベースサブスクリプションがサポートされました。従来は同一リージョン内でのデータアクセスに限られていましたが、今回のアップデートにより異なるリージョンの AWS Glue テーブルや Amazon Redshift テーブルにもアクセスできるようになりました。また IAM ロールを使用することで、プロジェクトを介さずに直接データにアクセス可能になり、組織全体でのデータ活用がより柔軟になります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon EVS が VCF と VMware ESX のソフトウェアバージョン選択をサポート
- 1/21(水)
- Amazon RDS for SQL Server が差分およびトランザクションログ復元サポートを強化
Amazon RDS for SQL Server で差分・トランザクションログ復元のサポートが強化されました。Multi-AZ や read replica を設定したインスタンスにおいて、以前は Single-AZ モードに変更してから復元し、再度 Multi-AZ や read replica を設定し直す必要がありましたが、この手順が不要となり復元時間を大幅に短縮できます。高可用性を維持したまま効率的なデータ復旧が可能になるため、ビジネス継続性の向上に役立ちます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - AWS がアクセス拒否エラーメッセージに追加のポリシー詳細を導入
AWS IAM でアクセス拒否エラーが発生した際に、どのポリシーが原因かを特定しやすくなりました。これまでエラーメッセージにはポリシーの種類のみ表示されていましたが、今回のアップデートで具体的なポリシー ARN が含まれるようになります。同じ種類のポリシーが複数ある環境では、トラブルシューティング時間を大幅に短縮できます。詳細はこちらの ドキュメントをご参照ください。 - AWS Clean Rooms が SQL でのジョインおよびパーティションヒントのサポートを追加
AWS Clean Rooms で SQL クエリに join と partition hints 機能が追加されました。これまで大きなテーブル結合時の処理が非効率だった問題が解決され、broadcast join hint でクエリパフォーマンスが向上し、コストも削減できます。また partition hints により並列処理が改善されます。例えば、スポーツ視聴世帯数の分析で lookup テーブルに hints を適用することで、処理速度とコスト効率が大幅に改善されます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon RDS for SQL Server が差分およびトランザクションログ復元サポートを強化
- 1/22(木)
- Microsoft Office、Visio、Project 2024 アプリが Amazon WorkSpaces で利用可能に
Amazon WorkSpaces Personal と Core で Microsoft Office LTSC Professional Plus 2024 や Visio 2024、Project 2024 といった最新の Microsoft 製品群が利用可能になりました。これまで古いバージョンに制限されていた環境でも、最新の生産性ツールを使った業務が可能です。既存の WorkSpaces バンドルを変更することなく、管理されたアプリケーションカタログから必要なアプリケーションを選択して追加できるため、運用負荷を抑えつつ標準化されたセキュアなデスクトップ環境を構築できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Bedrock AgentCore Browser がカスタムブラウザ拡張機能をサポート
Amazon Bedrock AgentCore Browser で Chrome 拡張機能が利用できるようになりました。これまで標準的なブラウザ自動化では対応が困難だった複雑なワークフローを、カスタム拡張機能を使って自動化できます。拡張機能を S3 にアップロードすることで、ブラウザセッション中に自動インストールされる仕組みです。カスタム認証フローや自動テスト、広告ブロックによるパフォーマンス最適化など、企業での実用的な活用が期待できます。東京リージョンを含む 9 つのリージョンで利用可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - AWS Config が 13 の新しいマネージドルールを追加
AWS Config で新たに 13 個の管理ルールが追加されました。AWS Config は AWS リソースの設定変更を監視・記録するサービスで、今回のアップデートにより Amazon Cognito や EBS スナップショット、CloudFormation スタックなどのセキュリティチェックが自動化できます。これまで手動で確認していたセキュリティ設定の検証作業を大幅に削減でき、Conformance Packs を使えば組織全体に一括展開も可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Microsoft Office、Visio、Project 2024 アプリが Amazon WorkSpaces で利用可能に
- 1/23(金)
- Amazon Connect がステップバイステップガイドに条件付きロジックとリアルタイム更新を追加
Amazon Connect の Step-by-Step Guides に条件付きロジックとリアルタイム更新機能が追加されました。これにより、マネージャーはユーザーの入力に応じてドロップダウンメニューの表示切り替えや必須フィールドの調整など、より柔軟なガイド体験を作成できるようになります。また、Connect リソースからの自動データ更新により、エージェントは常に最新情報で作業できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon RDS for Oracle が Oracle マルチテナント構成でのレプリカをサポート開始
Amazon RDS for Oracle で Oracle multi-tenant configuration でのレプリカサポートが開始されました。従来はこの構成でレプリカを作成できませんでしたが、これにより複数のプラガブルデータベースを統合管理しながら読み取り負荷を分散できるようになりました。クロスリージョンレプリカによる災害復旧や、レプリカのプライマリ昇格も可能です。コスト削減と運用効率化を同時に実現できる点が魅力です。詳細は こちらのドキュメントをご参照ください。 - EC2 Auto Scaling がグループ削除保護の新しいメカニズムを導入
EC2 Auto Scaling で削除保護機能が強化されました。新しいポリシー条件キー autoscaling:ForceDelete により、IAM ポリシーでインスタンスが稼働中の Auto Scaling グループの強制削除を制限できます。さらにグループレベルでの削除保護設定も可能になり、重要なワークロードを誤削除から守れます。従来は削除操作の制御が難しかったですが、これにより本番環境での安全性が大幅に向上します。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Route 53 Domains が .ai およびその他のトップレベルドメインのサポートを追加
Amazon Route 53 Domains で .ai や .shop など 10 個の新しいドメインが登録できるようになりました。AI 企業なら .ai ドメイン、オンラインショップなら .shop ドメインなど、業界や用途に特化したドメインを選択できます。従来の .com や .org に加えて、よりブランドに適したドメインを AWS 上で一元管理でき、DNS 設定や自動更新も統合されているため運用が簡単になります。詳細はこちらをご参照ください。
- Amazon Connect がステップバイステップガイドに条件付きロジックとリアルタイム更新を追加
それでは、また来週!