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AWSも検討会に参加。”ガバメントDX”『行政府における理念と実践』ハンドブックの公開が開始

本日2021年6月1日より、『GDX:行政府における理念と実践』──”ガバメントDX”ハンドブックのPDF版が無料配布・公開開始されましたので、お知らせします(以下、『GDXハンドブック』)。このハンドブックの議論の端緒となった、一般社団法人 行政情報システム研究所主催の「世界各国におけるDX推進における手法の調査」検討会(『GDXハンドブック』のp.4にて言及)には、AWSからも3名が参加をする機会をいただきました。今回のブログでは、 AWSジャパン・パブリックセクターより、この『GDXハンドブック』の概要紹介をお届けします。ご不明の点、「Contact Us」もしくは行政情報システム研究所までお問合せください。

なぜいま「DX」のハンドブック

 著書 『Next Generation Government』で話題をさらった黒鳥社・若林惠氏(元wired編集長)の責任編集による『GDXハンドブック』(=『GDX:行政府における理念と実践』)は、ユニークな仮想対談形式の”DX問答”として執筆されています( PR Times掲載の紹介文より)。ともすれば、定義があいまいなまま語られてしまいがちな「DX」という概念に対し、「バズワードをバズワードとして終わらせないために必要なのは、こうした論理性・一貫性なのだということを、今回のリサーチではつくづく思い知らされた」と『GDXハンドブック』中で吐露されるとおり(p.6)、全編に渡って強烈な整理学と構造化の意志が貫徹された、特徴的な冊子となっています。
 冒頭のページでは、若林氏が素直な言葉で語っています。「>当初は要点を簡潔にレポートする冊子を制作する予定だったのだが、調査の途中で方針を急展開することにした。というのも、ヒアリングした内容があまりに面白かったからだ。いや「面白かった」というのは正確ではない。正しくは「驚いた」からだ」(p.4)────この『GDXハンドブック』には、多くの”驚き”、”面白い論点”が盛り込まれています。行政情報システム研究所からの紹介にある通り、まさに「行政に関わる人のみならず、デジタル時代を生きる全ての人に必読の一冊」と呼ぶに相応しい冊子です。  100頁に近い『GDXハンドブック』本体と、約90頁の詳細な「令和2年度 行政におけるデジタル・トランスフォーメーションの推進に関する調査研究 / 各国調査レポート」──の2点を、皆さまもどうぞ手に取ってお楽しみください。
 

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  • なお、本『GDXハンドブック』中、オーストラリアDTA(デジタル・トランスフォーメーション・エージェンシー)の「成果を出している/注目されているプロジェクト」として記載されている以下の箇所では、AWSの利用についても言及いただいており、抜粋・紹介させていただきます:
    • >「(4)COVIDSafe シンガポールの新型コロナウイルス追跡アプリ「TraceTogether」をモデルに 2020 年 4 月 にローンチ。連邦政府の DTA と保健省(Department of Health)が主導。新型コロナウイルス の検査で陽性だったユーザーと 15 分以上濃厚接触していた場合に通知を送るトラッキングアプリで、「COVIDSafe」ユーザー同士が 1.5 メートル以内に接近すると、Bluetooth プロトコルを用いて情報を交換する「デジタルハンドシェイク」を行う。情報には、ランダムに生成・暗号化されたユーザーの tempID(一定期間で失効する)、端末の機種情報、Bluetooth 信 号強度などが含まれる。電話 番号・氏名などの個人情報は含まれない。データは 21 日経 過、またはアプリを削除した場合に消去される。プラットフォームは AWS。アプリのソース コードは GitHub リポジトリ上でオープンになっており、誰でもコメントやフィードバックを提供できる。半日で 100 万 DL を突破し、現在 700 万人がユーザー登録中。」(──『GDXハンドブック』p.67, 「各国調査レポート」p.26より引用。傍線はブログ執筆者。)

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このブログは本日公開された『GDXハンドブック』および「各国調査レポート」を参照し、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パブリックセクター 統括本部長補佐(公共調達渉外担当)の小木郁夫が執筆しました。このハンドブックの議論の端緒となった、一般社団法人 行政情報システム研究所主催の「世界各国におけるDX推進における手法の調査」検討会(『GDXハンドブック』のp.4にて言及)には、パブリックセクター 統括本部長補佐(テクニカルライター)瀧本稔、プロフェッショナルサービス デザインアーキテクトコンサルタント(イノベーションアドバイザリー)福岡曜の3名で参加をしました。

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小木 郁夫
AWSジャパン パブリックセクター
統括本部長 補佐(公共調達渉外)
BD Capture Manager
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#AWSCultureChamp (2021年7月~)