Amazon Web Services ブログ
AWS Serverless Application Repository が登場します
私が想像していた以上に早くサーバレスアプリケーションはメインストリームになりました。毎日毎秒、数え切れないほどの AWS Lambda ファンクションが起動され、ビジネスクリティカルな処理を実行しています。ユーザの皆さんは その柔軟性、安定性、コスト効率の良さを好きだと言ってくれます。
私たちはすべてのAWSのお客様がサーバレスな未来へ向かえるようにしたいと考えています。AWS Lambdaのサービス提供開始後、サーバレスアプリケーションのデプロイおよび管理プロセスを簡素化するため Serverless Application Model (SAM) を提供しました。さらにサーバレスのリファレンスアーキテクチャを公開しました。現在、Web アプリケーション、モバイルバックエンド、画像認識&処理、リアルタイムファイル処理、IoTバックエンド、MapReduce、リアルタイムストリーミング処理、そしてチャットボット向けの画像加工 を公開しています。
2017年11月30日、私たちは次のステップをお伝えします。AWS コンソールからサーバレスアプリケーションを可能な限り容易に探し、見つけ、デプロイできるようにします。加えて Lambda、SAM、サーバレスアプリケーションに関するオープンソースコミュニティをサポートするため、誰もが共有し、参加し、メリットを得られる場を提供します。
AWS Serverless Application Repository
AWS Serverless Application Repository の登場を紹介できることを嬉しく思います。サーバレスアプリケーションの提供者とその利用者は、このAWS コンソールの新機能により、サーバレスアプリケーションを公開し、検索し、デプロイを行うことができるようになります。
提供者(開発者、ISV、SaaS プロバイダそして AWS パートナー)はサーバレスアプリケーションを容易にリポジトリへ公開できます。アプリケーションは SAM 形式で、SPDX (The Software Package Data Exchange) ライセンス識別子を持つ必要があり、公開オプションとしてグローバル(すべてのAWSの利用者)またはプラベート(個人やチームのためにアクセス制御を行う)を指定可能です。ソースコードや他のアプリケーションコンポーネントを GitHub や他の公開ソースコードリポジトリに配置して参照することで、共有をコントロールすることもできます。
あなたの参加を楽しみにしています。Datadog、Here、Splunk そして SignalFx、その他の企業も続々と参加中です。
提供者の方へ
もし、あなたがすでにSAMを使用してサーバレスアプリケーションをビルドしているならば、すぐに貢献が可能です。簡単に復習すると、SAMによって Amazon API Gateway、Amazon DynamoDB テーブル そして AWS Lambda ファンクションを定義し、API や S3 へのアップロードをトリガに起動することができます。サーバレスアプリケーションではサードパーティのライブラリを使うことができます。そのライブラリは Open Source Initiative (OSI) によって承認された、オープンソースライセンスで公開されている必要があります。リソースベースの IAM ポリシーを使ってアプリケーションへのアクセスをコントロールできるようになります。アプリケーションを非公開にしたり、クロスアカウントアクセスによって指定したアカウントのみに利用可能にしたり、一般に公開したりすることができます。
利用者の方へ
Lambdaコンソールからアプリケーションを探し、使い始めることができます。
各アプリケーションの状態をチェックすることもできます。
Stay Tuned
すべての機能は AWS Management Console 、AWS Command Line Interface (CLI) そして充実した API 群から利用可能になります。準備ができましたら、より詳しい情報をお知らせします。
準備ができている方は…プレビューにサインアップを!
— Jeff;
翻訳はSA大村が担当しました。原文はこちら。