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新着 – AWS の通知を一元的に設定する

5月3日、AWS User Notifications をリリースしました。これは、AWS コンソール内で、複数の AWS アカウント、リージョン、サービスの AWS 通知を一元的に設定および表示できるようにするサービスです。

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) オブジェクトイベント、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスの状態変更、AWS Health Dashboard イベント、Amazon CloudWatch アラーム、AWS サポートケースの更新など、100 を超える AWS のサービスからの通知を、一貫したわかりやすい形式で、一元的に設定および表示できます。配信チャネル (E メール、チャット、AWS コンソールモバイルアプリへのプッシュ通知) を設定して、これらの通知を受け取ることもできます。

または、ベルのアイコンをクリックして AWS マネジメントコンソールで通知を表示することもできます。

[See all notifications] (すべての通知を表示) を選択すると、設定したすべての通知が [Notification Center] (通知センター) に表示されます。アカウントの通知をサービス別にフィルタリングしたり、人間が読めるメッセージを含む詳細な通知ビューを表示したり、関連するコンソールリソースページへのディープリンクにアクセスしたりできます。

通知を思いどおりに設定する
通知を受け取るには、通知設定を行います。サービスの初回利用時には、最初に少なくとも 1 つの通知ハブを設定するように求められます。

通知ハブは、通知が保存、処理、またはレプリケートされるリージョンです。通知設定を作成するには、通知ハブを少なくとも 1 つ選択する必要があります。ナビゲーションペインの [Notification hubs] (通知ハブ) から通知ハブを編集することもできます。

現在、最大 3 つのリージョンを選択できます。

次に、[Notification configurations] (通知設定) と [Create notification configuration] (通知設定を作成) を選択して、通知を生成するイベントを指定します。サービスを選択したり、通知を受け取りたいイベントルールを作成したり、コミュニケーションチャネルで通知を受ける頻度を設定したりできます。

次に、設定の名前と説明を入力します。Amazon EC2 インスタンスの状態変更に関するすべての通知を取得する例を次に示します。

[Event rules] (イベントルール) セクションで、[Pattern builder] (パターンビルダー) を使用して 1 つ以上のイベントルールを作成し、通知を生成するイベントを指定します。イベントソースとして AWS のサービスの名前、マッチングパターンのソースとしてイベントのタイプ、イベントのソースとなるリージョンを選択します。

CloudWatch アラームの状態変更など、任意の Amazon EventBridge イベントを選択し、通知を生成するように設定できます。現在、100 を超える AWS のサービスが Amazon EventBridge にイベントを送信しています。

オプションで、[Advanced filter] (高度なフィルター) を使用して、EventBridge イベントパターンで JSON 形式を使用してイベントルールをさらにカスタマイズできます。例えば、production (本番) タグの付いた EC2 インスタンスについてのみ、通知を生成するルールを作成できます。

{
    "detail": {
    "tag": ["production"]
     }
}

通知を受け取る頻度を定義することもできます。日次の通知を数通のみ受け取る場合は [Receive fewer notifications] (受け取る通知を少なくする) を選択し、優先度の高い通知を受け取る場合は [Reduce notification delivery time] (通知の配信時間を短縮) を選択します。

特定のメールアドレスや AWS Chatbot など、通知を送信する配信チャネルを設定します。Slack や Amazon Chime などのチャットクライアントでは、AWS Chatbot を介して通知を受け取ることができます。また、配信チャネルの 1 つとして、AWS コンソールモバイルアプリケーションでプッシュ通知を有効にすることもできます。

設定を見直して詳細を確認したら、[Create notification configuration] (通知設定を作成) を選択します。

複数のアカウントから通知を受け取りたい場合は、「Amazon EventBridge ユーザーガイド」の「AWS アカウント間での Amazon EventBridge イベントの送受信」の手順を参照してください。受信者アカウントの設定が完了したら、イベントに対応する通知設定を作成します。

今すぐご利用いただけます
AWS User Notifications は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、および南米 (サンパウロ) リージョンで、5月3日から使用を開始できます。

アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ハイデラバード)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、アジアパシフィック (メルボルン)、欧州 (ミラノ)、欧州 (スペイン)、欧州 (チューリッヒ)、中東 (バーレーン)、中東 (UAE) など、2019 年 3 月よりも後に追加されたリージョンで User Notifications を使用するには、アカウントで User Notifications を有効にしてください。詳細については、「AWS リファレンスガイド」の「AWS リージョンの管理」を参照してください。

詳細については、「AWS User Notifications ガイド」を参照してください。また、AWS re:Post for AWS User Notifications 宛てに、または AWS サポートの通常の連絡先を通じて、フィードバックをお寄せください。

Channy

原文はこちらです。