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週刊生成AI with AWS – 2026年8月10日週

みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの三厨です。

Kiro が公開から 1 周年を迎えました。1 年間の歩みを振り返る記事では、最初の 5 日間で 10 万人以上が Kiro IDE を試したことや、IDE、CLI、Web、Mobile へと利用環境が広がったことが紹介されています。パートナーによる 100 以上の curated powers に加えて、コミュニティから 15,000 以上の独自 power も生まれました。2 年目の展開にも期待が膨らみます。

それでは、8 月 10 日週の生成 AI with AWS 界隈のニュースを見ていきましょう。

さまざまなニュース

サービスアップデート

    • OpenAI のサイバーセキュリティモデル Daybreak Red / Blue が Amazon Bedrock で利用可能に
      OpenAI のサイバー防御向けモデル Daybreak Blue と Daybreak Red が、対象のお客様向けに Amazon Bedrock で提供されました。Blue は脆弱性検出、検知エンジニアリング、インシデント対応などの防御業務向け。Red は、認可された脆弱性研究やエクスプロイト再現、緩和策の開発といった高度な用途向けです。米国東部(オハイオ)リージョンで利用でき、OpenAI の Daybreak access への登録と AWS でのアクセス申請が必要です。
    • Amazon Bedrock の IAM プリンシパル別コスト配分が bedrock-mantle に対応
      bedrock-mantle エンドポイントの推論コストを、IAM ユーザーやロールに付けたタグで配分できるようになりました。チーム、プロジェクト、アプリケーションなどの単位で、AWS Cost Explorer や CUR 2.0 から利用額を分析できます。次世代推論エンジンを共用する組織でも、利用主体ごとのコストを追跡しやすくなります。bedrock-mantle が提供されているすべての AWS リージョンが対象です。
    • 視覚認識・エージェント環境・マルチモーダル推論の 3 モデルが SageMaker JumpStart に追加
      LocateAnything-3B、Qwen-AgentWorld-35B-A3B、Qwen3.5-122B-A10B が Amazon SageMaker JumpStart で利用可能になりました。画像内の物体位置特定、7 種類の操作ドメインにまたがるエージェント環境シミュレーション、262K コンテキストを備えた大規模マルチモーダル推論という、異なる用途をカバーします。専門的なモデルを AWS アカウントへ数回のクリックでデプロイできます。
    • 長時間コーディング・効率的推論・複雑文書 OCR の 3 モデルが SageMaker JumpStart に追加
      GLM-5.2 FP8、NVIDIA-Nemotron-Nano-12B-v2、GLM-OCR が Amazon SageMaker JumpStart に加わりました。GLM-5.2 FP8 は 100 万トークンのコンテキストで長時間のエンジニアリング作業を支援します。Nemotron-Nano は 12B のコンパクトな構成で推論スループットを高め、GLM-OCR は表や数式を含む文書を Markdown、JSON、LaTeX として再構築します。コーディングから文書処理まで幅広い選択肢が増えました。
    • セマンティックキャッシュ・コード推論・多言語 OCR の 3 モデルが SageMaker JumpStart に追加
      langcache-embed-v3-small、Mellum2-12B-A2.5B-Thinking、LightOnOCR-2-1B が Amazon SageMaker JumpStart で利用可能になりました。意味的に同じ問い合わせを検出して LLM 呼び出しを減らす埋め込み、コードに特化した MoE 推論、多言語文書を直接テキスト化する軽量 OCR を提供します。推論コストや応答時間を抑えたい本番ワークロードで、用途に合ったモデルを選びやすくなります。
    • 画像生成の軽量デコーダーと Gemma 4 が SageMaker JumpStart に追加
      FLUX.2-small-decoder と gemma-4-12B-it が Amazon SageMaker JumpStart に追加されました。FLUX.2-small-decoder は、画質をほぼ維持しながらデコードを約 1.4 倍高速化し、VRAM 使用量を標準デコーダーの約 71% に抑えます。gemma-4-12B-it はテキスト、画像、音声を扱い、関数呼び出しとエージェントワークフローにも対応。限られたメモリでマルチモーダル処理を動かしたい場合にも選択肢が広がります。

生成 AI を活用したビジネス課題の解決を支援する AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム は、通年で応募を受け付けています。3 つのコースから選べて、AWS クレジットの付与や技術支援も用意されています。ぜひご検討ください。

今週は以上です。それでは、また来週お会いしましょう!

著者について

Wataru Mikuriya

三厨 航  (Wataru MIKURIYA)

AWS Japan のソリューションアーキテクト (SA) として、ヘルスケア・ハイテク製造業のお客様のクラウド活用を技術的な側面・ビジネス的な側面の双方から支援しています。クラウドガバナンスや IaC 分野に興味があり、最近はそれらの分野の生成 AI 応用にも興味があります。最近の趣味はカメラです。週刊 AWS の新しいサムネイルを撮影したので、是非ご覧ください。