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AWS が Anthropic および OpenAI と協業し、AWS Continuum を開発者ワークフローに統合します

本ブログは 2026 年 8 月 5 日に公開された AWS Blog、”AWS partners with Anthropic and OpenAI to bring AWS Continuum into developer workflows” を翻訳したものです。

お客様は、世代を重ねるごとに改善され続けるモデルを利用できます。新しい世代のモデルは、より大きなコンテキストウィンドウ、より強力な推論能力、より低いトークンコストをもたらします。最も強力な AI によるセキュリティは、最も適切なモデルとお客様固有の環境に関する深い知識を組み合わせたツールから生まれます。

AWS Continuum for code vulnerabilities (プレビュー) は、マシンスピードでコードのセキュリティ保護を支援する、まさにそのためのツールとして構築されています。本日、AWS は Anthropic および OpenAI との協業を発表します。これにより、AWS Continuum は、コードが書かれる開発者ワークフローである Anthropic Claude Code、OpenAI Codex、Kiro に直接組み込まれます。開発者はこれらの統合を利用して、既存のワークフローの中で脆弱性の発見、コンテキストに基づく優先順位付け、検証、修復を行うことができます。

モデルは賢くなり続けている

AI モデルは急速に進化しています。世代ごとに新しい能力が加わり、モデルによって得意なタスクも異なります。最新のフロンティアモデルは、人間のセキュリティチームが手作業で追跡すると数週間かかるような多段階の攻撃経路を推論し、脆弱性を特定できるようになっています。

これは検出における真のブレークスルーですが、セキュリティチームには新たな課題をもたらします。検出結果は増え、複雑さも増し、自社の環境でどの問題が最も重要か、どう対処するかを判断する必要が生じます。お客様が直面する次の課題は、これらのモデルを検出から修復までをつなぐ単一のインターフェイスに変えるための、適切なハーネスとオーケストレーションを構築することです。これこそが、私たちが Continuum を作る際に目指したものです。Continuum は多様なモデルを組み合わせ、プロセスの各部分で最も効果的なモデルを使用します。

また、AWS は Frontier Model Forum とも連携しています。これは、共通の安全基準、評価手法、ベンチマークを開発する業界コンソーシアムであり、これらのモデルを共同で効果的に評価できるようにするものです。さらに、モデルプロバイダーとセキュリティ性能の共通ベンチマークにも取り組んでおり、Continuum やその他の AWS セキュリティ製品において、各タスクに最適なモデルを使用できるようにしています。

ハーネス

AI ハーネスとは、モデルを包み込み、ツール、ガードレール、メモリ、ワークフローに接続して成果を生み出すオーケストレーションレイヤーです。モデルをエンジン、ハーネスをその周囲のすべてと考えてください。高性能な車には、その両方が必要です。

ハーネスはますます複雑になっています。チームは複数のモデル、エージェントを呼び出すエージェント、動的なワークフローをつなぎ合わせており、モデル、エージェントフレームワーク、ツール統合の革新がもたらす絶え間ない変化に対応し続けています。

その複雑さの結果として、お客様はモデルとツールにまたがる統合レイヤーを管理するために、シャドーインフラストラクチャを構築しています。状況が変わるたびにセキュリティとガバナンスのコントロールが壊れる可能性があり、チームは見直しと更新を迫られます。

こうした課題はモデルだけにとどまりません。さまざまなモデルや開発環境を、お客様の環境全体にわたるツール、コンテキスト、コントロール、ワークフローと接続するために必要なオーケストレーションにおいても生じます。AWS は、この複雑さの管理を AWS が解決すべき重労働 (heavy lifting) と捉えています。私たちはハーネスをインフラストラクチャとして扱い、AWS のコアインフラストラクチャにおけるアイデンティティ、ディスカバリ、ポリシー適用、可観測性、コンプライアンスに適用しているのと同じ厳格さで取り組んでいます。

Continuum の登場

AWS Continuum for code vulnerabilities は、脆弱性を発見し、お客様のビジネスのコンテキストの中で優先順位を付け、サンドボックスで検証し、マシンスピードで修復を提供します。内部的には、Continuum はエージェントチームによるループアーキテクチャです。適切なモデルの選択、お客様環境への接続、コンテキストの中で検証されたセキュアなコードの提供、そのすべてをオーケストレーションする高度なハーネスです。オーケストレーションがどのように動いているか、最新リリースで何が変わったかを意識する必要はありません。

Anthropic および OpenAI との協業

AWS は Anthropic および OpenAI と協力し、コードが書かれる開発者ワークフローに Continuum を組み込もうとしています。

動作の仕組み:

Claude Code、Codex、Kiro のコーディング環境内で、オンデマンドの脆弱性スキャンが潜在的な問題を特定し、検出結果を Continuum に送信します。Continuum は、お客様の AWS 環境のコンテキスト (設定、AWS Identity and Access Management (IAM) ポリシー、ネットワークトポロジー、露出面) の中でそれらに優先順位を付け、サンドボックスで検証します。その後、優先順位付けされたコンテキスト付きのインテリジェンスをコーディングアシスタントに返し、コーディングアシスタントはそれに応じて提案を調整します。

これにより、従来は複数のステップと複数のチームにまたがっていたプロセス (記述、スキャン、トリアージ、優先順位付け、修正、再スキャン) が、コード提案そのものという単一の成果に集約されます。2 つのモード、1 つの成果:

  • 既存のコードの場合: AWS の Continuum for code vulnerabilities を使用して、環境全体で脆弱性の発見、優先順位付け、検証、修復を行います。
  • 新規のコードの場合: Codex、Claude Code、または Kiro 内の Continuum プラグインを使用して、開発環境でセキュリティ検証済みの提案を受け取ります。

初期のデザインパートナーは、すでに成果を実感しています。

「AWS Continuum はソースコードとエンタープライズナレッジを結び付け、チームがセキュリティ脆弱性を正確に特定し、指摘された問題が本当に意味のあるものかを確認できるようにします。これにより、本当に重要なこと、つまり深刻な脆弱性を修正するまでの時間が短縮されます。」 – Mike Johnson 氏、CISO、Rivian

次のステップ

  • AWS Continuum for code vulnerabilities は、AWS を通じてプレビューで利用できます。AWS Continuum からサインアップしてアクセスをリクエストしてください。
  • Claude Code、Codex、Kiro のワークフローへの Continuum の統合は近日提供予定です。

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著者について

Chet Kapoor

Chet Kapoor

Chet は、Amazon Web Services の Search, Security, and Observability 担当バイスプレジデントです。エンタープライズテクノロジーで 20 年以上、API からクラウド、AI に至るプラットフォームシフトの中で、急成長や買収、IPO を通じて事業を構築・拡大してきました。ビルダー思考と運用経験、お客様志向で、新しいテクノロジーの安全かつ大規模な導入を支援しています。

翻訳は Security Solutions Architect の 松崎 博昭 が担当しました。