Amazon ElastiCache for Redis 自動スケーリング

Amazon ElastiCache for Redis は、フルマネージド型の自動スケーリング機能を備えているため、アプリケーションの要求に応じて安定したパフォーマンスを維持できます。リソース要件やスケーリング動作の定義が容易になるため、ワークロードのクラスター容量管理の複雑さが解消されます。ElastiCache はこれらのスケーリングプランに基づいてクラスターを自動的にスケーリングするので、プロビジョニングされたリソースを容量要件の変化に合わせて調整することで、クラウド全体の支出を節約できます。

Amazon ElastiCache for Redis は、AWS Auto Scaling を使ってスケーリングを管理し、Amazon CloudWatch のメトリクスを使ってスケールアップやスケールダウンのタイミングを決定します。ElastiCache には 2 種類のスケーリングがあります。まず、動的スケーリングを使用できます。動的スケーリングでは、クラスターの負荷が変化しても、空きメモリ容量などのターゲットメトリクスを一定に保つようにクラスターを自動的にスケーリングします。そうすることで、必要に応じてクラスターのパフォーマンスを向上させ、リソースが不要な場合は消費量を減らすことができます。次に、スケジュールされたスケーリングを使用して、予測可能なワークロード容量の変化に対応するようにスケーリングする日時を決定できます。

自動スケーリングの詳細については、Amazon ElastiCache for Redis ユーザーガイドをご覧ください

メリット

スケーリングを迅速に設定する

Amazon ElastiCache for Redis では、クラスターのスケーリング方法を定義するための自動スケーリングプランを簡単に定義できます。自動スケーリングは、既存またはすでに実行中のクラスターですばやく有効化できます。セットアップは、AWS マネジメントコンソール、または AWS SDK もしくは CLI で数回クリックするだけです。ElastiCache は AWS Auto Scaling を使用してクラスターのスケーリングを管理します。

特定のアプリケーションニーズに合わせたスケーリング

Amazon ElastiCache for Redis の自動スケーリングを設定する場合、事前に定義されたメトリクスに基づいてスケーリングポリシーを適用します。それにより、パフォーマンスやコストの最適化など、アプリケーション固有のニーズに合わせて最適化できます。AWS Auto Scaling はお客様の好みに基づいて目標を設定し、需要の変化に応じてアプリケーションを監視して容量を追加または削除します。

パフォーマンスを維持

Amazon ElastiCache for Redis クラスターが目標値を超えたり下回ったりすると、AWS Auto Scaling はワークロードが絶えず変化したり予測不能になったりしても、パフォーマンス要件を満たし続けるようにスケーリング容量を調整します。需要が急増すると、AWS Auto Scaling はクラスターの容量を増やして高いパフォーマンスを維持します。

必要分のみのお支払い

Amazon ElastiCache for Redis の自動スケーリングはコスト効率を最適化するので、実際に必要な分だけ支払うことができます。需要が減少すると、AWS Auto Scaling はクラスターを調整して過剰プロビジョニングや過剰支出を回避します。Amazon ElastiCache for Redis の自動スケーリングは無料で使用でき、クラスターにプロビジョニングされた容量に対してのみお支払いいただきます。

仕組み

Amazon ElastiCache for Redis の自動スケーリングは、リソース要件とスケーリング動作に基づいてクラスターを自動的にスケーリングするため、パフォーマンスを最適化してクラウド全体の費用を節約できます。

Redis の仕組み

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