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Amazon RDS Performance Insights とは
Amazon RDS Performance Insights はデータベースパフォーマンスのチューニングとモニタリングを行う機能で、データベースの負荷をすばやく評価し、いつどこに措置を講じたらよいかを判断するのに役立ちます。Performance Insights のダッシュボードはわかりやすく、データベースの負荷が可視化されるため、専門的知識のないユーザーでもパフォーマンスの問題を検出できます。
Performance Insights はアプリケーションのパフォーマンスに影響しない軽量のデータ収集方法を使用し、負荷を発生させている SQL ステートメントとその理由を簡単に調べられるようにします。設定やメンテナンスは不要で、現在 (PostgreSQL および MySQL 互換エディション)、PostgreSQL 用 Amazon RDS、MySQL、MariaDB、SQL Server 、Oracle で利用できます。
無料で 7 日間のパフォーマンス履歴を保存でき、多種多様な問題を簡単に突き止めて解決できます。アマゾン ウェブ サービス API と SDK を使用すると、Performance Insights をオンプレミスやサードパーティーのモニタリングツールと簡単に統合できます。これより長い保持期間が必要な場合は、最長 2 年間のパフォーマンス履歴を有料で保持することができます。
開始方法は簡単です。Amazon RDS マネジメントコンソールにログインして、RDS 対応エンジンのインスタンスを作成するか修正するときに Performance Insights を有効にします。次に Performance Insights ダッシュボードにアクセスしてパフォーマンスのモニタリングを開始します。
2025 年 11 月 30 日以降、Performance Insights コンソールのエクスペリエンスと柔軟な保存期間の価格設定はサポートされなくなりますのでご注意ください。今後は CloudWatch Database Insights を使用して、フリートレベルのモニタリング、アプリケーションパフォーマンスモニタリングとの統合、ロック分析など、拡張された機能セットを利用することをお勧めします。
メリット
Performance Insights は IT ゼネラリストにもデータベースエキスパートにも向いています。手動で相関処理が必要な複数のグラフを表示する代わりに、すべてのコアパフォーマンスの情報を 1 つのチャートに集約するシンプルなインターフェイスを提供します。
負荷が高いときは、CPU 使用率の高さ、ロックの待機、I/O レイテンシーなどのボトルネックのタイプを簡単に識別し、ボトルネックとなっている SQL ステートメントを表示させることができます。
Performance Insights を使用すると、複数のデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視でき、膨大な数の複雑なグラフを分析する必要がありません。すべてのメトリクスはシンプルで高機能な単一のダッシュボードに集約されます。
データベースパフォーマンスに関する問題の原因がデータベース設定にあろうと、あるいはアプリケーションの設計にあろうと、ボトルネックとなっている SQL ステートメントをすばやく特定して表示します。
Performance Insights には設定もメンテナンスも不要です。RDS インスタンスで有効にし、RDS マネジメントコンソールからワンクリックでアクセスするだけです。
Performance Insights は自動的にすべての必要なメトリクスを収集し、データベースのモニタリングに必要なリソースを管理します。軽量のデータ収集メカニズムを使用している他、モニタリングに使用するすべてのリソースがデータベースインスタンスから分離しています。