以下の翻訳は情報目的のみで提供されます。本翻訳版と英語の最終更新版との間に差異、不一致または矛盾が存在する場合(翻訳の遅れによる場合を含みます)、英語版が優先します。

Amazon MemoryDB for Redisサービスレベルアグリーメント

最終更新:2023年1月31日

本Amazon MemoryDB for Redisサービスレベルアグリーメント(「SLA」)は、Amazon MemoryDB for Redis(「MemoryDB」)の利用に適用される方針であり、MemoryDBを使用する各アカウントに個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWSカスタマーアグリーメントまたはサービス利用者による本サービスの利用に適用される当社とサービス利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を持つものとする。

SLA

AWSは、MemoryDBについて以下の2つのSLAを確約する:(1) マルチAZ MemoryDB SLA、(2) シングルAZ MemoryDB SLA。

マルチAZ MemoryDB SLA

AWSは、各マルチAZ構成を、毎月の請求期間において、各AWSリージョンで、以下の表に示す月間稼働率で利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「マルチAZ MemoryDB SLA」)。

月間稼働率

サービスクレジット率

99.0%以上、99.99%未満

10%

95.0%以上、99.0%未満

25%

95.0%未満 100%

シングルAZ MemoryDB SLA

個々のシングルAZ構成について、AWSは、毎月の請求期間において、以下の表に示すシングルAZ稼働率でシングルAZ構成を利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「シングルAZ MemoryDB SLA」)。

シングルAZ稼働率

サービスクレジット率

99.0%以上、99.5%未満

10%

95.0%以上、99.0%未満

25%

95.0%未満 100%
サービスクレジット
 
サービスクレジットは、SLA(該当する場合)が満たされなかった月次請求期間について、影響を受けたAWSリージョン内で、マルチAZ構成またはシングルAZ構成(該当する場合)に対しサービス利用者が支払った料金総額の定率として計算される。
 
サービスクレジットは、MemoryDBについて今後請求される支払いに対してのみ適用できる。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際にサービス利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、サービス利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、MemoryDBの提供における当社の利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合の利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。
 
クレジットの請求および支払手続
 
サービスクレジットを受け取るには、 AWSサポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。 利用者は、特定のMemoryDBの配備について、マルチAZ MemoryDB SLAとシングルAZ MemoryDB SLAに基づく請求を結合すること、または重複して行うことはできない。対象となるには、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、マルチAZ MemoryDB SLAまたはシングルAZ MemoryDB SLA(該当する場合)に関して以下に指定する情報を添えて当社にリクエストを提出しなければならない。
 

(i) 件名に「MemoryDB SLA Credit Request(MemoryDB SLAクレジットリクエスト)」という文言
(ii) サービス利用者が請求する各利用不可インシデントの日時と影響を受けたマルチAZ構成またはシングルAZ構成のリソースIDのAWSリージョン
(iii) 影響を受けたマルチAZ構成またはシングルAZ構成のシャード名(該当する場合)、クラスター名、およびAWSリージョン
(iv) エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)

該当するSLAに基づく請求を当社が確認した場合、当社は、リクエストが発生した月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
 
MemoryDB SLA例外事由
 
各SLAは、直接または間接的に、以下に起因するいかなるMemoryDBの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他のMemoryDBのパフォーマンス上の問題にも適用されない:(i) 不可抗力事由またはMemoryDBの責任分界点を超えるインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因、(ii) 利用者の行為または不作為、(iii) バースト可能な汎用インスタンスに属するノード、(iv) AWSサイトのMemoryDBドキュメントに記載された ガイドラインおよびベストプラクティスに従っていないこと、(v) エンジンクラッシュが繰り返される、またはMemoryDBノードが動作不能になるといった現象を引き起こす、基盤となるインメモリエンジンソフトウェア、(vi) 利用者のデータベースワークロードのIOキャパシティーが不十分であるため、リカバリ時間が長くなること、(vii) 利用者の装置、ソフトウェア、その他のテクノロジー、または (viii) 本件契約に従った、MemoryDBを利用する利用者の権利の停止または終了。当社の月間稼働率またはシングルAZ稼働率の計算で使用されるもの以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。

定義

  • 所定のマルチAZ構成の「月間稼働率」は、当該シャードごとに次の通り計算し、マルチAZ構成のシャード全体を平均して計算する:月次請求期間中において、シャードが「利用不可状態」となっていた1分間のインターバルのパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみマルチAZ構成を稼働させていた場合、マルチAZ構成は、稼働されていなかった当該月の期間について、100%利用可能であると想定される。
  • 「マルチAZ構成」とは、少なくとも2つの別々のアベイラビリティゾーン(AZ)に配置された各シャードにおけるプライマリとレプリカのセットで構成されたMemoryDBクラスターを意味する。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
  • 「シングルAZ構成」とは、少なくとも2つの別々のアベイラビリティゾーン(AZ)に配置された各シャードにおけるプライマリとレプリカのセットで構成されていないMemoryDBクラスターを意味する。
  • 所定のシングルAZ構成の「シングルAZ稼働率」は、当該シャードごとに次の通り計算し、シングルAZ構成のシャード全体を平均して計算する:月次請求期間中において、シャードが「利用不可状態」となっていた1分間のインターバルのパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみシングルAZ構成を稼働させていた場合、シングルAZ構成は、稼働されていなかった当該月の期間について、100%利用可能であると想定される。
  • 「利用不可」および「利用不可状態」とは、シングルAZ構成またはマルチAZ構成で稼働するシャードに関して、シャードのプライマリノードに対するすべての接続要求が1分間のインターバル中に失敗する状態を意味する。