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2019 年: Amazon DynamoDB の 1 年を振り返って



Amazon DynamoDB にとって、2019 年も多忙な年でした。AWS では、信頼性、暗号化、速度、スケーリング、および柔軟性の観点から、当サービスでの皆さんのエクスペリエンスをこれまで以上に向上させることに焦点を当てた新しい更新機能をリリースしてきました。

以下は、2019 年のリリースをカテゴリ単位でアルファベット順に分類してから、リリースされた日付け順 (最新リリースが各カテゴリの最上部) に並べたものです。1 年間に及ぶサービスの変更を把握しておくのは困難だと思います。この便利な 1 ページの記事で、2019 年に DynamoDB で起こった事柄を確認、または思い出してください。ご質問等がございましたら、@DynamoDB までお問い合わせください。(注意: この記事は年末前に掲載されるので、2019 年の終わりまでに行われるローンチが他にもあれば、それらで記事を更新していく予定です。)

アダプティブキャパシティー

  • 5 月 23 日: Amazon DynamoDB アダプティブキャパシティーが即時利用可能に
    DynamoDB は、変化し続けるアプリケーションのトラフィックパターンに対応して、アダプティブキャパシティーをリアルタイムで適用します。これにより、不均衡なワークロードにさえも中断のないパフォーマンスを無期限に維持できます。即時に利用できるアダプティブキャパシティーは、すべての DynamoDB テーブルおよびにグローバルセカンダリインデックスに対してデフォルトで有効になっており、追加の料金はかかりません。

バックアップと復元

  • 3 月 28 日: AWS GovCloud (米国) で Amazon DynamoDB のバックアップと復元が利用可能に
    Amazon DynamoDB のバックアップと復元は、DynamoDB テーブルのオンデマンドかつ連続的なバックアップを作成し、それらのバックアップからテーブルを復元するために使用できます。Amazon DynamoDB のバックアップと復元は現在、AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。
  • 1 月 16 日: バックアップの一元的で自動化された管理のために AWS Backup が Amazon DynamoDB と統合
    AWS Backup は、クラウド内だけではなくオンプレミスの AWS のサービス (DynamoDB を含む) 全体におけるデータのバックアップと保持を一元化し、自動化します。AWS Backup コンソールの統合されたビューによって、バックアップの監視、バックアッププランの管理、および監査情報の提供を行うことができ、内部ポリシーと外部規制監査に対するコンプライアンスを確保するためのプロセスがシンプルになります。

CloudWatch Contributor Insights for DynamoDB

DynamoDB Accelerator (DAX)

DynamoDB エンドポイント

  • 4 月 25 日: AWS が Amazon DynamoDB エンドポイントの IP アドレス範囲を指定
    AWS は、Amazon DynamoDB エンドポイントに対して IP アドレス範囲を指定します。ルーティングポリシーおよびファイアウォールポリシーでこれらの IP アドレス範囲を使用して、アウトバウンドのアプリケーショントラフィックを制御することができます。DynamoDB を使用するアプリケーションがあり、DynamoDB エンドポイントへのアウトバウンドアクセスをロックダウンする必要がある場合は、これらの IP アドレス範囲を使用できます。

DynamoDB ローカル

暗号化

  • 3 月 29 日: 保管時における Amazon DynamoDB 暗号化が AWS GovCloud (米国) リージョンで利用可能に
    柔軟な DynamoDB データモデル、エンタープライズ対応機能、および業界トップのサービスレベルアグリーメントを理由に、お客様はますます多くの機密ワークロード (コンプライアンス規則によってデータ暗号化が義務付けられている財務およびヘルスケアデータなど) を DynamoDB に移動させておられます。保管時の DynamoDB 暗号化は、AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。

グローバルセカンダリインデックス

グローバルテーブル

モニタリング

  • 8 月 5 日: Amazon DynamoDB が上限に近づいたアカウントのモニタリングの支援を開始
    DynamoDB が、アカウントの上限に照らしてキャパシティーの消費量をモニタリングするために役立つアカウントメトリクスを発行するようになりました。今後は、キャパシティーがアカウントの上限に近づくとアラームを発行して制限緩和を事前に要請することができるようになり、DynamoDB テーブルが常に利用可能であることを確実にするために役立ちます。

NoSQL Workbench

  • 9 月 16 日: NoSQL Workbench for Amazon DynamoDB のプレビュー版の発表
    NoSQL Workbench for DynamoDB は、開発者がスケーラブルで高性能なデータモデルを構築し、クエリの開発とテストをシンプル化するために役立ちます。NoSQL Workbench は、Windows および macOS のために利用できる無料のクライアント側アプリケーションです。

タグ付け

トレーニング

トランザクション

  • 11 月 21 日: AWS AppSync が、GraphQL API のためのサーバー側キャッシングと DynamoDB Transactions のサポートを追加
    AWS AppSync は、DynamoDB のデータソースとリゾルバのための TransactGetItems および TransactWriteItems オペレーションを使用したトランザクションをサポートします。DynamoDB Transactions は、テーブル内およびテーブル間にまたがる複数の項目に対して調整されたオールオアナッシング変更を行う開発者のエクスペリエンスをシンプル化します。Transactions は、DynamoDB に原子性、一貫性、独立性、および耐久性 (ACID) を提供するため、アプリケーションにおけるデータの正確性を維持するために役立ちます。

 


著者について

クレイグ・リーベンドルファー

クレイグ・リーベンドルファーはアマゾン ウェブ サービスのシニアテクニカルエディターです。 クレイグは Twitter の @DynamoDB アカウントも管理しています。