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Amazon EC2 Macインスタンス が東京リージョンでご利用可能になりました

みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。

Amazon EC2 Mac インスタンスが東京リージョンでご利用可能となりましたのでお知らせいたします。

Amazon EC2 Mac インスタンス

Amazon EC2 Mac インスタンスは2020年11月30日にAWS re:Inventで発表された、新しいEC2のインスタンスファミリーです。お客様は、クラウドでオンデマンドの macOS ワークロードを実行できるようになり、すべての Apple デベロッパーが AWS の柔軟性、スケーラビリティ、およびコストメリットの恩恵を受けることができます。EC2 Mac インスタンスを使用すると、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、および Safari 用のアプリを作成するデベロッパーは、macOS 環境を数分でプロビジョニングしてアクセスし、必要に応じて容量を動的にスケールし、AWS の従量課金制のベネフィットを享受できます。

Mac インスタンスは、Mac MiniをベースとしたEC2の専有ホストとして提供され、6 つの物理コア/12 の論理コアを備えた第 8 世代 3.2GHz (4.6GHz ターボ) インテル Core i7 プロセッサと 32GiB のメモリを備えています。専有ホストは、EC2 インスタンスキャパシティーを利用したお客様専用の物理サーバーです。さまざまな構成 (物理コア、ソケット、vCPU) をサポートしており、ビジネスニーズに応じてさまざまなファミリーとサイズのインスタンスを選択して実行できます。一般的なベアメタルサーバーと異なり、専有ホストには仮想化ソフトウェア (Xen または Nitro Hypervisor) が事前インストールされていますが、ベアメタルサーバーには仮想化ソフトウェアが事前インストールされていません。ベアメタルサーバーは、独自のハイパーバイザーを使用したいお客様、または仮想化されていない環境で実行する必要のあるアプリケーションを対象としています。

Amazon EC2 Mac インスタンスは AWS Nitro System によって独自に有効化されてり、10Gbps の VPC ネットワーク帯域幅と 8Gbps の EBS ストレージ帯域幅を提供するために、Mac mini コンピューターを完全に統合および管理された EC2 インスタンスとして提供することが可能となっています。他の EC2 インスタンスと同様に、お客様は EC2 Mac インスタンスを、ネットワークセキュリティのための Amazon Virtual Private Cloud (VPC)、拡張可能なストレージのための Amazon Elastic Block Storage (EBS)、ビルドキューを分散するための Amazon Elastic Load Balancer (ELB)、スケーラブルなファイルストレージのための Amazon FSx、macOS 環境を設定、管理、およびパッチ提供を行うための AWS Systems Manager (SSM) などの AWS のサービスや機能と簡単に一緒に使用できます。

現在サポートされているOSは以下の通りです。

  • macOS Mojave 10.14
  • macOS Catalina 10.15
  • macOS Big Sur11

起動は、以下の通りマネージメントコンソールを用いる場合、EC2マネージメントコンソールの左ペインから専有ホストをクリックしてください。

– シニアエバンジェリスト 亀田