Amazon Web Services ブログ
AWS Summit Japan 2026 に Chaos Kitty が対戦モードを引っさげて 4 回目の登場!
みなさんこんにちは! 猫や犬に癒されるより AI bou (相棒) に助けられる日々を送る Solutions Architect の高野です。一昨年、昨年と AWS Summit Japan でご好評いただいた Chaos Kitty が、今年はさらにパワーアップした「対戦モード」を引っさげて 4 回目の登場です!
この記事では、2026 年の AWS Summit Japan の AWS Builders’ Fair で展示される「人間 vs AI 障害対応バトル – Chaos Kitty Challenge」についてご紹介します。今年のテーマは、システム運用保守業務における AI Agent の活用による効率化です。参加者と AI エージェントが同じ障害に同時に挑み、対戦を通じて AI Agent がインシデント対応をどのように効率化するかを体感できる体験型コンテンツとなっています。
AWS Summit Japan 2026 の開催期間は 2026 年 6 月 25 日 (水) と 26 日 (木) の 2 日間で、会場は幕張メッセになります。本展示は両日ともご体験いただけます。まだ AWS Summit Japan 2026 に登録してない方はこちらのページからご登録ください。Chaos Kitty は、AWS Expo の AWS Builders’ Fair の中にあります。
Chaos Kitty とは?
Chaos Kitty は、AWS のアーキテクチャを物理的に表現し、インシデント対応の体験学習ができるソリューションです。Web 3 層アプリケーションに異常を注入し、異常を修正するまでのタイムを競うことで、ゲーム感覚でインシデント対応を学ぶことができます。
2023 年の初登場以来、2024 年、2025 年と 3 年連続で AWS Summit Japan に登場し、毎年パワーアップを重ねてきました。昨年は IoT 機器なしで利用可能な Web アプリケーション化や、AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) による Infrastructure as Code (IaC) 化を実施し、AWS Samples として公開しています。どなたでもご自身の AWS 環境にデプロイしてお試しいただけます。また、Amazon CloudWatch ダッシュボードや Amazon CloudWatch Application Signals を活用したモニタリングも組み込まれており、インシデント発生時の状況把握を体験いただけます。
新機能紹介: 対戦モード
4 回目となる今回は、システム運用保守における AI Agent 活用をテーマに、対戦モードを新たに追加しました。AI Agent がインシデント対応をどのように効率化するかを楽しみながら体感いただけるよう、参加者と AI が同じ障害に同時に挑むゲーム形式にしています。
図 1 : AWS Summit Tokyo 2026 版 Chaos Kitty 外観

対戦モードの概要
同じ障害が発生した 2 つの環境で、参加者と AI エージェントが同時に対応を開始します。人間の直感と経験 vs AI の分析力と速度 — リアルタイムで両者の対応プロセスが可視化され、どちらが早く正確に障害を解決できるかを競います。AI 時代のインシデント対応の未来を、対戦を通じて体感できるモードです。
日々システムを運用されている皆様であれば、障害発生時にログを追い、メトリクスを確認し、構成変更を洗い出し、根本原因を突き止めるまでの緊張感と難しさをよくご存知かと思います。その一連のプロセスを、AI Agent はどれほどの速さでこなすのか。そして、あなたは AI Agent に勝てるのか。今年は従来の Easy モード、Hard モードに加えて、上級者向けの Extreme モードも追加しています。長年の経験と勘で培ったインシデント対応力を、ぜひ AI にぶつけてみてください。勝っても負けても、AI 時代のシステム運用のあり方を肌で感じていただけるはずです。腕に自信のある方、お待ちしております!




インシデント調査・分析用 AI Agent に AWS DevOps Agent を採用
対戦モードで参加者と競う AI Agent には、AWS DevOps Agent を採用しています。
AWS DevOps Agent は、インシデント対応を自動化するフルマネージドサービスです。インシデントが発生すると、Amazon CloudWatch のメトリクス、ログ、トレース、さらにはデプロイ履歴や API 変更履歴など、複数のデータソースを横断的に分析し、根本原因の特定から修復アクションの提案までを自動で行います。人間のオンコールエンジニアが手動で相関分析に費やしていた時間を、数分レベルに短縮できるのが特徴です。
AWS DevOps Agent は API 経由で調査タスクの開始や状態取得ができるため、今回の Chaos Kitty ではアプリケーションから API を呼び出し、対戦モードの画面上に AI Agent の調査プロセスをリアルタイムで表示しています。参加者は、自分が手動で調査を進める横で、AI Agent がどのような手順で原因を特定していくかを目の前で確認できます。
また、AWS DevOps Agent が標準で提供する Web 画面 (DevOps Agent Space) もブースでご覧いただけます。実際の運用で AWS DevOps Agent をどのように活用できるかのイメージを掴んでいただけると思います。

体験を通じて学べること
この対戦モードを通じて、以下のことを体感いただけます。
1. AI Agent がどのようにインシデントを調査・分析するか — AWS DevOps Agent の動作を目の前で確認できます
2. AIOps による迅速化の効果 — 手動対応と AI 支援対応の所要時間の差を実体験で理解できます
3. AI Agent を活用したインシデント対応の実践イメージ — 日々のシステム運用にどう活かせるかのヒントを得られます
さいごに
今年の Chaos Kitty は、システム運用保守における AI Agent 活用をテーマに、対戦モードを通じてその効果を楽しみながら体感いただける内容になっています。AI Agent がインシデントをどのように調査・分析するのか、そして日々の運用業務にどう活かせるのか、ぜひブースで実際に体験してみてください。
AI に勝てた方も、負けてしまった方も、AI 時代のシステム運用のあり方について新たな気づきを持ち帰っていただければ幸いです。AWS Summit Japan 2026 の AWS Builders’ Fair で、皆様のご来場をお待ちしております!
アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社 ソリューションアーキテクト 高野 翔史
Chaos Kitty は AWS Japan ソリューションアーキテクトの服部 一成、堀 貴裕、佐々 拓也、津郷 光明、河角 修、黒木 琢央、高野 翔史が中心となって開発しております。