Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2019/8/12週
みなさん、こんにちは!ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
毎日暑い日が続きますね。東京では最高気温が37℃になる日もあります。こういう時こそ前々回で書いた日傘が役に立つのですが、人混みの中ではさすのが難しい事もあります。なので帽子も買っておこうかと思っているのですが、なかなか日々の通勤で使えそうな物が見つからずにいます。使いやすい帽子をご存知であればぜひ教えてください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2019年8月12日週の主要なアップデート
- 8/12(月)
- AWS Step Functions がネストされたワークフローのサポートを追加
Step Functions ワークフローがネストできるようになりました。よく利用するフローをライブラリとして持っていてワークフロー内に埋め込んで再利用が可能になり、開発をよりスピーディーに行うことが可能になりました。 - Amazon Rekognition の顔分析が向上
顔分析精度の向上が実施されました。性別判定の精度、年齢判別の精度が向上しました。また、感情検出 ( “幸せ”、”悲しみ”、”怒り”、”驚き”、”うんざり”、”おだやか”、”困惑”) の精度も向上し、新たに “恐れ” の感情が追加されています。 - Amazon EC2 スポットインスタンスをプロビジョニングするための、キャパシティーで最適化された新しい配分戦略
スポットインスタンスで「キャパシティーで最適化された戦略」が選択出来るようになりました。これは、利用可能な予備容量を重視して選択されます。言い換えると中断される可能性が相対的に低いタイプを優先するということであり、中断によるコストが高いワークロードに適しています。
- AWS Step Functions がネストされたワークフローのサポートを追加
- 8/13(火)
- Amazon Elasticsearch Services で Elasticsearch バージョン 6.8 および 7.1 のサポートを発表
オープンソースの Elasticsearch バージョン 6.8 と 7.1、およびそれらに対応する Kibana バージョンをサポートするようになりました。Elasticsearch 6.8 は、最後の 6.x マイナーリリースです。また、インプレースバージョンアップグレードで既存の 5.x および 6.x のドメインを簡単にアップグレードすることが出来ます。
- Amazon Elasticsearch Services で Elasticsearch バージョン 6.8 および 7.1 のサポートを発表
- 8/14(水)
- アジアパシフィックリージョンで、AWS IoT Core と AWS IoT Device Management の料金が値下げ
アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京) のリージョンで、AWS IoT Core と AWS IoT Device Management の料金が値下げされました。AWS IoT Core の料金は東京リージョンで 15% 以上引き下げ、AWS IoT Device Management の料金は東京)リージョンで 20% 以上引き下げられました。2019 年 8 月の請求サイクルから適用されます - Amazon SageMaker Ground Truth で、データのラベル付け自動化のサポートがセマンティックセグメンテーションのラベル付けワークフローに拡張し、6 つの AWS リージョンで新たに利用可能に
SageMaker Ground Truth において、画像認識の一手法であるセマンティックセグメンテーション用組み込みのラベル付けワークフローで、データのラベル付けを自動化できるようになりました。
- アジアパシフィックリージョンで、AWS IoT Core と AWS IoT Device Management の料金が値下げ
- 8/15(木)
- Amazon EC2 で診断割り込みのサポートを開始
EC2 インスタンスに診断割り込みを送信できるようになりました 。これはAPI コールを使用してEC2 インスタンスのカーネルパニック (Windows オペレーションシステムの場合はブルースクリーンエラー) をトリガーする事を可能にします。例えばカーネルパニックがトリガーしたときにクラッシュダンプファイルを生成するように設定でき、カーネルを巻き込んだ問題の解析がより実施しやすくなりました。 - Amazon RDS now supports Oracle Database 18c
AWSのマネージドRDBサービスであるAmazon RDSでOracle Database 18cが利用可能になりました。東京リージョンでもすでに利用可能になっています。
- Amazon EC2 で診断割り込みのサポートを開始
- 8/16(金)
- AWS RoboMaker now supports log-based simulation, event driven simulation termination, and simulation event tagging
ロボティックアプリケーション開発環境のRoboMakerでログベースのシミュレーション、イベントドリブンのシミュレーション停止、およびシミュレーションイベントのタグ付けが利用出来るようになりました。ログを読ませてテストを実行することが出来るようになりましたので、リグレッションテスト、パラメータチューニング、モデルのトレーニング等の効率化が可能になります。 - AWS App Mesh now supports routing based on HTTP headers and specifying route priorities
App MeshでHTTPヘッダーベースのルーティングをサポートしました。カスタムHTTPヘッダやクッキーの値をベースにルーティングを組む事が可能になります。 - Amazon Athena now supports querying data from Amazon S3 Requester Pays Buckets
AthenaのWorkgroupsで、S3のリクエスタ支払いバケットを利用可能になりました。リクエスタ支払いバケットとは、バケットの所有者ではなく、利用者(リクエスタ)がそのAPIリクエストやダウンロード料金を支払うというものです。
- AWS RoboMaker now supports log-based simulation, event driven simulation termination, and simulation event tagging
最後にイベントの告知を1つ。 “Fukuoka.dev #2 – イノベーションを支えるカルチャー”というイベントが8/22に福岡・天神のエンジニアカフェ(オープンしたばかり!)で開催されます。内容はエンジニアカルチャー、イノベーションについてアマゾンの事例が紹介さえる予定です。詳しくはこちらのリンクをご参照ください。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (@simosako)