Amazon Web Services ブログ
AWS Weekly Roundup – AWS Control Tower の新しい API、API Gateway での TLS 1.3、Private Marketplace カタログなど – 2024 年 2 月 19 日
この 1 週間も、AWS のサービスチームは引き続きお客様に代わってイノベーションを進めており、Amazon Web Services (AWS) の世界でも、皆さんにお話ししたいたくさんのことがありました。世界各地で開催されている、あらゆる AWS コミュニティイベントやイニシアティブについてもお伝えしたいと思います。
では、早速見ていきましょう!
2月12日週のリリース
2月12日週のリリースの中から、私の目に留まったリリースをいくつかご紹介します。
AWS Control Tower が組織単位を登録するための API を導入 – これらの新しい API では、API を使用してガバナンスを組織単位 (OU) に拡張し、OU プロビジョニングワークフローを自動化することができます。API は、既に AWS Control Tower ガバナンスの対象となっている OU を、ランディングゾーンの更新後に再登録するためにも使用できます。これらの API には AWS CloudFormation サポートが含まれているため、お客様は Infrastructure as Code (IaC) を使用して OU を管理することができます。
API Gateway が TLS 1.3 のサポートを開始 – TLS 1.3 を実装した API Gateway を一元化されたコントロールポイントとして使用することにより、開発者はクライアントとゲートウェイ間のコミュニケーションをセキュア化し、API トラフィックの機密性、整合性、信頼性を維持して、TLS を使用して SSL 証明書を一元的にデプロイするための AWS Certificate Manager (ACM) との API Gateway の統合からメリットを得ることができます。
Amazon OpenSearch Service でブルー/グリーンなしでのクラスターボリュームの更新が可能に – ブルー/グリーンデプロイは、デプロイがドメインで追加のリソースを使用することによるクラスターの中断を避けるためのものですが、ブルー/グリーンはトラフィックが少ない期間に実行することが推奨されます。これからは、ブルー/グリーンデプロイを必要とすることなくボリューム関連のクラスター設定を更新できるようになるため、オンライントラフィックへのパフォーマンス影響を最小限に抑えるとともに、クラスター動作が中断される可能性も回避できます。
Amazon GuardDuty Runtime Monitoring が共有 VPC で実行されるクラスターを保護 – このリリースに伴い、GuardDuty で既に自動エージェント管理にオプトインしているお客様は、GuardDuty Runtime Monitoring の新たな 30 日トライアルを活用することができるようになります。このトライアルでは、共有 VPC セットアップにデプロイされているリソース (クラスター) の監視が自動的に開始されます。お客様には、エージェントを手動で管理して、共有 VPC 環境に仮想プライベートクラウド (VPC) エンドポイントをプロビジョニングするオプションもあります。
AWS Marketplace が OU の Private Marketplace カタログ管理のサポートを開始 – この機能は、ビジネスユニットまたは開発環境ごとに個別の製品カタログをサポートするため、組織は特定のニーズに合わせてソフトウェア調達を調整することができます。さらに、お客様は Private Marketplace 管理の委任管理者として信頼できるメンバーアカウントを指定することもできるので、マネジメントアカウント管理者の業務上の負担が軽減されます。このサポートの開始により、組織は、異なるビジネスニーズやユーザーニーズの全体に調達ガバナンスをスケールするために必要となる俊敏なコントロールを管理者に提供することによって、調達を迅速化することが可能になります。
AWS からの発表の完全なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。
その他の AWS ニュース
AWS Cloud Clubs Captains に参加しましょう – AWS Cloud Club Captains の C3 コホートへの参加申し込み受付は、2024 年 2 月 5 日から 23 日の午後 5 時 (米国東部標準時) までとなっています。
AWS のオープンソースに関するニュースと最新情報 – 私の同僚である Ricardo が、AWS コミュニティの新しいオープンソースプロジェクト、ツール、およびデモに焦点を当てた、こちらの Open Source Newsletter を毎週執筆しています。
近日開催される AWS イベント
カレンダーを確認して、近日開催予定の AWS イベントにサインアップしましょう。
Building with Generative AI on AWS using PartyRock, Amazon Bedrock and Amazon Q – プロンプトエンジニアリングと Amazon Bedrock API の使用におけるスキルを習得します。ナレッジベース、RAG (Retrieval Augmented Generation)、埋め込み、エージェントを通じて「ドキュメントとチャット」する方法も検証していきます。また、コーディングとデバッグを支援するために、次世代の開発者ツールである Amazon Q と Amazon CodeWhisperer も使用します。
会場: AWS Skills Center, 1550-G Crystal Drive, Arlington, VA (米国)
AI/ML security – 人工知能と機械学習 (AI/ML)、そして特に生成 AI は、多くの組織の最優先事項になってはいるものの、この新しい変革的なテクノロジーで前進したいと考えている企業でさえも、ためらいを感じています。こういった企業は、構築するものがセキュアであることを確実にする方法を必ずしも理解しているわけではありません。このウェビナーでは、その実現方法を説明します。
AWS Jam Session – Canada Edition – AWS JAM は、遊び、学んで、AWS スキルを検証するための、ゲーム化された学習プラットフォームです。午前は、セキュリティ、サーバーレス、AI/ML、分析など、さまざまな技術分野にまたがる課題を織り交ぜたものになっています。午後は、毎月異なる専門分野に焦点を当てます。課題を解決するために、最大 4 名のチームを結成できます。上位 3 チームには賞品が贈られます。
お住まいの地域が南北アメリカ、アジア太平洋、日本、または EMEA 地域であるかにかかわらず、皆さんのタイムゾーンにぴったりな AWS Innovate Online イベントが予定されています。Innovate Online イベントは無料のオンラインイベントで、AWS に関するインスピレーションを得て、知識を深めてもらうことを目的としています。
AWS Summit は、クラウドコンピューティングコミュニティが一堂に集まって交流し、コラボレートして、AWS について学ぶことができる無料のオンラインおよび対面イベントです。これらのイベントは、AWS の製品とサービスについて学び、インフラストラクチャとアプリケーションを構築、デプロイ、および運用するために必要なスキルを身に付けることができるように設計されています。お近くの AWS Summit を検索して登録するか、関心のある AWS Summit の登録受付開始時に通知を受ける設定を行ってください。
AWS コミュニティ re:Invent re:Cap – 世界中の AWS ユーザーグループと AWS クラウドクラブのボランティアが主催するコミュニティ re:Cap イベントに参加して、AWS re:Invent からの最新の発表について学びましょう。
近日開催されるすべての対面イベントと仮想イベントを閲覧することができます。
2月19日週のニュースは以上です。2月26日週の Weekly Roundup もお楽しみに!
– Irshad
この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!
原文はこちらです。