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IT部門「以外」のプロフェッショナル向けに、 AWS “クラウド調達”トレーニングを無料提供開始

今回のブログでは、 AWSジャパン・パブリックセクターより、世界各国の「クラウド調達」にAWSが向き合い蓄積してきた知見が集約された「AWS Getting Started with Cloud Acquisition (”クラウド調達”を始めよう)デジタル・トレーニングの概要紹介をお届けします。ご不明の点、「Contact Us」までお問合せください。

「クラウド調達」は、IT部門”だけ”の仕事ではない

ビジネスを営む企業・法人、政府機関、ヘルスケア・プロバイダー、非営利組織(NPO)、および教育機関は、お客様と向き合い、サービスを提供していくための「新しい方法」を開発する手段として AWS クラウドへの関心を高めています。その結果、必要なクラウドのリソースとソリューションを効率的に調達・購入し、マネージしていくための「クラウド調達スキル」を持つ人材に対する需要がますます高まっています。しかしながら、これは「調達担当者」や「 IT スタッフ」のみが気にすればよいテーマではありません。各組織・法人は、お客様のためにクラウドテクノロジーのメリットを最大限に活かす上で、クラウド調達トレーニングに投資して、クラウドに関する従業員の理解を深めることのメリットを理解しつつあります。クラウドになじみがなく技術職「以外」の役職に就いている、または AWS クラウドの購入方法の基礎を学びたいという場合は、その出発点として「 AWS Getting Started with Cloud Acquisition デジタル・トレーニング日本語版英語版)」をお勧めします。この無料コースは、幹部クラスやエグゼクティブ、プログラム/プロジェクトマネージャー、および調達担当官まで、誰もが効率的なクラウド調達の各ステップを通じてスキルを向上させ、AWS に対する学習工程を進めることができるように設計されています。このコースはインタラクティブで、学習者向けのアクティビティとナレッジチェックが含まれており、世界のどこでもオンデマンドでご利用いただけます(*現在、これまで各国の「調達」慣行に向き合う中で得られた知見を集約し、同一内容のトレーニングを16言語にて提供を行っております)。

オンデマンド、従量課金である点も説明

なかでも、水道料金・電気料金の喩えで「従量課金」のメリットをご理解いただく、あるいは、「ホームセンター」の比喩で、“必要な資材を揃えること”“それを使い「一軒家」を施行することは別であること”(そしてお客様自身で家を建てる必要はなく、事業者に委託をすればよいこと)──などを、動画やイラストを用いて直感的に分かりやすく説明することに努めております。

ホームセンターで資材(=クラウドサービス)を揃え、「一軒家(=ソリューション)」を建てる比喩を採用

AWS トレーニングとサーティフィケーション担当ディレクターである Maureen Lonergan は、「特に IT ”以外”の役割を担うスタッフに対して、”Cloud-Fluency[クラウドに関する流暢さ]” を培うことは、クラウド戦略の展開とそのオペレーションにおいて成功を収めた組織で明確に見受けられる、数多くのベストプラクティスのうちの 1 つです。上記の「 AWS Getting Started with Cloud Acquisition デジタル・トレーニング」では、自分のペースでクラウド調達とその導入に関するベーシックな知識を身に付けることができます。”Cloud-Fluency[クラウドに関する流暢さ]”への道を歩み始めることは、クラウドによる組織のデジタル・トランスフォーメーション目標の実現に大いに役立ちます」と話しています。

このコースについて

このトレーニングは、80 分の無料オンライン・コースで、クラウドを世界中どこからでも必要なときにオンデマンドで購入する方法について、基礎から説明しています。各組織のそれぞれの所掌を担うステークホルダーと、クラウド調達が従来の IT ハードウェアの購入とはまったく異なるものである理由について不安を感じることなく話し合えるように、クラウド調達に取り組みはじめる当初から、ひとつずつのステップごとに重要な留意点を学んでいきます。

内製化する場合、APNパートナーを活用する場合、両方の調達シナリオに対応

このコースでは、クラウドの調達に関して頻出する論点である 1)料金、2)セキュリティ、3)データ主権とデータレジデンシー、4)持続可能性、5)利用規約、および 6) AWS パートナーなども取り上げます。

「AWS Getting Started with Cloud Acquisition デジタル・トレーニング」へぜひアクセスいただき、AWS クラウド調達について学び始めてください。

Tag: AWS トレーニングと認定カスタマーソリューション

日本の公共部門の皆様へのご案内

AWSでは、政府・公共部門、パブリックセクターの皆さまの各組織におけるミッション達成が早期に実現するよう、継続して支援して参ります。

【New!!】オンデマンド視聴のご案内:2021年4月中旬より3カ月間、AWSパブリックセクター サミット・オンラインの無料オンデマンド視聴が可能です(ご登録はこちら)。米国防総省の関連機関であるアメリカ国防兵站局など海外政府機関や、女性エンジニア育成にコミットする「Girls Who Code」、スタンフォード大学等の公的機関の事例を中心に45のブレイクアウト・セッションも3カ月の間、配信されています。日本からも初の事例登壇として京都大学の長﨑正朗先生から「ハイブリッドクラウドで実現したヒトゲノム解析プラットフォーム」について講演をいただきました(基調講演のLiveblogはこちら:前編後編

今後ともAWS 公共部門ブログで AWS の最新ニュース・公共事例をフォローいただき、併せまして、「農水省DX室」「気象庁の衛星ひまわり8号のデータセット」や「re:Invent 公共部門セッションのサマリー」など国内外の公共部門の皆さまとの取り組みを多数紹介した過去のブログ投稿に関しても、ぜひご覧いただければ幸いです。「クラウド×公共調達」の各フェーズでお悩みの際には、お客様・パートナー各社様向けの相談の時間帯を随時設けておりますので、ぜひAWSまでご相談くださいContact Us)。

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このブログは英文でのトレーニング紹介ブログを参照し、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パブリックセクター 統括本部長補佐(公共調達渉外担当)の小木郁夫が執筆しました。

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小木 郁夫
AWSジャパン パブリックセクター
統括本部長 補佐(公共調達渉外)
BD Capture Manager
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#AWSCultureChamp (2021年7月~)