Amazon Web Services ブログ
Buy with AWS のご紹介: AWS パートナーサイトでの AWS Marketplace を利用した迅速な調達エクスペリエンス
12 月 4 日、Buy with AWS を発表しました。これは、AWS パートナーサイトから AWS Marketplace で入手可能なソリューションを検索および購入する新しい方法です。Buy with AWS を使用すると、Amazon Web Services (AWS) 外のウェブサイトでの製品調達プロセスを迅速化および合理化できます。この機能では、AWS アカウントを使用して、パートナーのウェブサイトからソリューションを検索、試用、購入することができます。
AWS Marketplace は、パートナーが提供するクラウドソリューションを検索、購入、デプロイ、管理するための厳選されたデジタルストアです。Buy with AWS は、必要なときに必要な場所で適切なパートナーソリューションを見つけて調達することが容易になる AWS Marketplace へのもう 1 つのステップです。AWS Marketplace のソリューションは、統合された AWS サービスコンソールから利便性の高い方法で検索および購入できますが、パートナーのウェブサイトで検索して購入することも可能になりました。
クラウドソリューションの発見と評価を加速
AWS 以外のウェブ上でソリューションを探すとき、AWS Marketplace から購入できるパートナーのソリューションを見つけることができるようになりました。
パートナーサイトを参照するときに「Available in AWS Marketplace」の製品を探し、無料トライアルへのすばやいアクセス、デモのリクエスト、カスタム価格の問い合わせを行って評価プロセスを加速できます。
例えば、Wiz がクラウドのセキュリティ要件にどのように役立つかを評価するとします。Wiz のウェブサイトを閲覧すると、「Connect Wiz with Amazon Web Services (AWS)」というページが見つかります。
[Try with AWS] を選択します。サインインしていない場合は、AWS アカウントにサインインするよう要求されます。その後、無料トライアルにサインアップするための Wiz と AWS の共同ブランドページが表示されます。
表示される発見エクスペリエンスは、購入元のパートナーウェブサイトのタイプに応じて異なります。Wiz は、独立系ソフトウェアベンダーが Buy with AWS をどのように実装できるかを示す一例です。次に、独自のストアフロントを運営している AWS Marketplace チャネルパートナー (リセラー) の例を見てみましょう。
AWS Marketplace の製品リストが掲載されている Bytes のストアフロントにアクセスします。Bytes サイトには、フィルターを適用して AWS Marketplace で入手可能な厳選された製品リストから検索できるオプションがあります。
Fortinet の [View Details] を選択すると、AWS からのプライベートオファーをリクエストする [Request Private Offer] のオプションが表示されます。
ここに見られるように、チャネルパートナーのサイトでは、AWS Marketplace で入手可能な厳選された製品リストの閲覧、製品のフィルタリングに加えて、AWS アカウントを使用してカスタム価格をリクエストすることができます。
AWS パートナーサイトの製品調達を合理化する
ここまで、Buy with AWS を使用して Wiz の無料トライアルにアクセスし、Bytes ストアフロントを閲覧してプライベートオファーをリクエストするというシームレスな体験を紹介しました。
今度は、私が開発中のアプリケーションで Databricks を試してみたいと思います。Databricks のウェブサイトから Databricks のトライアルにサインアップします。
[Upgrade] を選択すると、Databricks が AWS Marketplace で入手可能であることがわかります。AWS で購入する [Buy with AWS] のオプションが表示されます。
[Buy with AWS] を選択します。AWS アカウントにサインインすると、Databricks と AWS Marketplace の共同ブランドの調達ページが表示されます。
共同ブランドの調達ページで購入を完了し、Databricks アカウントの設定を行います。
この例で見られたように、複数のベンダーの調達プロセスを管理するという課題に対処する必要はありませんでした。また、営業担当者と話す必要や、請求システムで新しいベンダーのオンボーディングを行う必要もありませんでした。仮に請求システムでオンボーディングを行った場合、複数の承認が必要になり、プロセス全体が遅れてしまいます。
AWS Marketplace を介して一元化された請求と特典にアクセスする
Buy with AWS での購入は AWS Marketplace を通して処理され、AWS Marketplace で管理されるため、統合された AWS の請求、一元的なサブスクリプション管理、コスト最適化ツールへのアクセスなど、購入後の AWS Marketplace のメリットもあります。
例えば、AWS Billing and Cost Management から、Buy with AWS での購入を含むすべての AWS 購入を 1 つのダッシュボードで一元管理できます。組織での AWS 購入のすべての請求書に簡単にアクセスして処理できます。また、サブスクリプションの管理と AWS Marketplace からの購入を行うには、有効な AWS Identity and Access Management (IAM) アクセス許可が必要です。
AWS Marketplace は、請求処理を簡素化するだけでなく、組織の購買権限とサブスクリプションアクセスを一元的に可視化して管理できるようになるので、購買に関するガバナンスを維持するためにも役立ちます。柔軟な価格設定、コストの透明性、AWS コスト管理ツールで予算を管理できます。
パートナーにとっての Buy with AWS
Buy with AWS では、AWS Marketplace で製品を販売または再販するパートナーは、自社のウェブサイトで顧客に新しいソリューション発見と購入のエクスペリエンスを提供できます。パートナーは、「Buy with AWS」、「Try free with AWS」、「Request private offer」、「Request demo」などの行動の呼びかけ (CTA) ボタンをウェブサイトに追加することで、顧客の製品評価と購入までのプロセスを短縮できます。
パートナーは、AWS Marketplace API を統合することで、AWS Marketplace カタログの製品の表示、顧客による製品のソートとフィルター、プライベートオファーの合理化を行うことができます。Buy with AWS を実装するパートナーは、AWS Marketplace のクリエイティブリソースやメッセージングリソースにアクセスして、独自のウェブ体験を構築するためのガイダンスを利用できます。Buy with AWS を実装するパートナーは、メトリクスにアクセスしてエンゲージメントとコンバージョンパフォーマンスに関するインサイトを取得できます。
AWS Marketplace 管理ポータルの Buy with AWS オンボーディングガイドには、パートナーが Buy with AWS の利用を開始する方法が詳しく説明されています。
詳細情報
Buy with AWS のページにアクセスして詳細を確認し、Buy with AWS を提供するパートナーサイトを参照してください。
ウェブサイトで Buy with AWS を使用して製品を販売または再販する方法の詳細については、以下をご覧ください。
– Prasad
原文はこちらです。