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フォーミュラ 1(F1)のクラウド化:AWS Media2Cloudを活用したアセットライブラリ管理

1950年の創設以来、フォーミュラ1(F1)は世界的に認知されたブランドに成長し、世界中のグランプリレースイベントで撮影された画像、音声、映像の膨大なライブラリーを持っています。長い時間をかけて撮影されたF1の膨大なメディア資産は、保存、管理、利用する上での課題となっていました。研究者、編集者、プロデューサーは、新旧の映像を探したりアクセスしたりするために、プロジェクト全体の時間の50%を費やし、ワークフローの非効率性を生み出していました。AWS Solutions Media2Cloud: Architecture for the Formula 1 Legacyでは、AWSがMedia2Cloud(M2C)リファレンス実装を用いて、F1のメディアアセット管理ニーズに対する長期的な解決策をどのように構築したかを紹介しています。このソリューションにより、F1はクラウド上のメディア資産に効率的にアクセスできるようになります。

このビデオケーススタディでは、AWSプロフェッショナルサービスが、M2Cを基盤として、F1のユニークなニーズに合わせたカスタムメイドのメディアアセット管理システム「Media Processing Framework(MPF)」を構築した様子をご覧いただけます。MPFは、Media2Cloudをバックボーンとして、4ペタバイトを超える貴重なF1のアーカイブ映像を、既存のテープからAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)に取り込み、さらに将来のレースからのライブ映像も取り込むことができます。また、数十年分、合計15万時間以上の映像を簡単に検索できるよう、メタデータのタグ付けも強化されています。

次のフェーズでは、このフレームワークにM2Cの機械学習機能を活用し、膨大なアーカイブライブラリの中から伝説のレースや重要な瞬間を簡単に特定できるようになります。F1の新しいカスタムメディア管理システムについては、AWS Solutions Media2Cloud: Architecture for the Formula 1 Legacyをご覧ください。


参考リンク

AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)

AWSのメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳は BD山口が担当しました。原文はこちらをご覧ください。