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Amazon LiveでのAmazon IVSを活用したインタラクティブなShoppable(ショッパブル)ビデオライブストリーム
OTTコンテンツ、ソーシャルメディア、そしてコネクテッドテクノロジーが普及した今、消費者はこれまで以上にライブやオンデマンドのビデオに注目しています。約80%の消費者はブログを読むよりもライブビデオを見たいと考えており、一般的なビデオストリーミングはインターネットトラフィックの80%以上を占めると推測されています。米国でいち早くライブストリーム・ショッピングを開始したAmazon Liveは、Amazon Interactive Video Service(Amazon IVS)を利用して、お客様とお気に入りのインフルエンサーやブランドとを結びつけ、インタラクティブなライブストリームを通じてお客様にショッピングのインスピレーションを提供しています。
Amazon LiveとIVSの背景
Amazon LiveはインタラクティブなライブビデオをAmazonのショッピングに導入し、Amazonのお客様がショッピングのインスピレーションを得たり、新しい商品やブランドを発見したりする体験を提供しています。Amazon Liveは商品のデモンストレーション、テスト、チュートリアル、試着などを通じて、お客様が商品をバーチャルに体験することで、「買う前に試す」機会を提供します。視聴者はストリーム中に視聴者同士や制作者とライブチャットを行うことができます。また、ライブストリームで紹介された商品は、ビデオプレーヤーの横に表示され、お客様は視聴中に簡単にカートに入れることができます(数回クリックするだけで購入できます)。インフルエンサーやブランドはAmazon Live Creatorアプリをダウンロードすることで、Amazon.com/live、関連商品のページ、Amazonのホームページなど、Amazonサイト全体のプレースメントにストリーミング配信することができます。Amazon Liveでは、ファッションやビューティーのインフルエンサー、技術者、有名シェフ、フィットネストレーナー、作家、音楽アーティストなど、さまざまなコンテンツやクリエイターが登場します。
シームレスな顧客体験を提供するためにAmazon Liveは、使いやすくインタラクティブな体験を簡単に構築できる、低遅延のライブビデオパッケージングと配信のための堅牢なソリューションを必要としていました。Amazon IVSはそのすべての条件を満たしていました。Amazon IVSを使用することで、Amazon Liveはお客様に最高のショッピング体験を提供することに集中できるようになりました。
Amazon LiveでAmazon IVSをどのように活用しているか
Amazon LiveではAmazon IVSの低遅延ライブストリーミングを活用し、クリエイターとお客様がライブチャットで交流できるようにしています。視聴者は質問をしたり、商品の使用感を伝えたりすることができ、クリエイターはチャットで寄せられた質問に答えたり、新しいフォロワーにエールを送ったりします。このようなリアルタイムでの交流は、クリエイターとお客さまとの関係を構築し、よりパーソナルなショッピング体験やコミュニティ意識の醸成につながるため、ライブストリーム・ショッピングのさまざまなメリットのひとつとなっています。
クリエイターが選んだ商品はライブ配信中に設置されたショッピングカルーセルに表示されるため、お客様はライブ配信を見ながら簡単に買い物をすることができます。これを可能にしているのが、「Amazon IVS Timed Metadata」機能です。これにより、クリエイターがカルーセルを更新する際の遅延を最小限に抑えることができ、すべての視聴者が、クリエイターが商品を紹介した時点で、その商品を見たり、キャンペーンやお得な情報にアクセスしたりすることができます。
Amazon Liveの基盤となるインフラは番組に合わせて拡張することが重要でした。Amazon IVSではそのスケーリングメカニズムにより、クリエイターが数秒でライブを開始し、視聴者に簡単にリーチできるようにすることで、このニーズにシームレスに応えました。
考察
Amazon IVSは、Amazon Liveのライブビデオの構築と配信の複雑さを軽減し、Amazon Liveチームがお客様に楽しくユニークなショッピング体験を提供することや、クリエイターのビジネス構築を支援することに集中できるようにしました。
参考リンク
AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)
AWSのメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳は BD山口が担当しました。原文はこちらをご覧ください。