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新規/アップデートされた AWS Well-Architected レンズ

AWS Well-Architected Framework は、2015 年から AWS のお客様やパートナーのクラウドアーキテクチャの改善を支援してきました。このフレームワークは、運用上の優秀性セキュリティ信頼性パフォーマンス効率コスト最適化の複数の柱にまたがる設計原則、質問、ベストプラクティスで構成されています。AWS re:Invent 2021 では、クラウドコンピューティングの環境ベストプラクティスを使用して、組織がワークロードを学習、評価、改善できるよう支援する、新しいサステナビリティ(持続可能性)の柱を紹介しました。

2017 年には AWS Well-Architected のレンズを導入し、サーバーレスハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、モノのインターネット (IoT)、Software as a Service (SaaS)、Foundational Technical Review (FTR)、金融サービスなど、特定の業界およびテクノロジー分野にベストプラクティスガイダンスを拡張しました。該当するレンズを AWS Well-Architected Framework の柱と併用して、ワークロードを完全に評価できます。

2021 年には、お客様のご要望により、さまざまなテクノロジーや業界向けに 4 つの新しいレンズを追加しました。新しい年に向けて新しいワークロードを計画している場合は、AWS のベストプラクティスの実装に関するガイドとして、新しいレンズと更新されたレンズをぜひご確認ください。

新しい AWS Well-Architected レンズ

ストリーミングメディアレンズ (2021 年 9 月 29 日)
ストリーミングメディアレンズは、クラウドベースのストリーミングメディアワークロードの設計、配信、およびメンテナンスの領域でベストプラクティスを適用するのに役立ちます。AWS で革新的な動画アプリケーションの設計を始めたばかりであっても、既存のワークロードの移行を検討している場合であっても、このレンズはベストプラクティスの観点を提供します。これは、新しいアイデアの発見につながるかもしれません。AWS でストリーミングメディアワークロードを設計および改善するためのベストプラクティスの詳細については、ストリーミングメディアレンズのドキュメントを参照してください。

SAP レンズ (2021 年 10 月 29 日)
SAP レンズは、AWS での SAP ワークロードが Well-Architected であるようにするために、お客様が実証した設計原則とベストプラクティスをまとめたものです。SAP レンズは、お客様、AWS パートナー、および SAP スペシャリストアーキテクトコミュニティから AWS が収集したインサイトに基づいています。このレンズは、お客様がクラウドネイティブなアプローチを採用して SAP を実行するのをサポートするように設計されています。詳細については、SAP レンズのドキュメントを参照してください。

ゲーム業界レンズ (2021 年 11 月 19 日)
ゲーム業界レンズは、お客様がゲームの開発、デプロイ、およびゲームプラットフォームのオペレーションのためのクラウドベースのアーキテクチャを見直して改善し、大規模なプレイヤーのサポートできるようにサポートします。レンズは一般的なゲームのデプロイシナリオを提示し、プラットフォームが AWS Well-Architected Framework のベストプラクティスに確実に従っているようにするための重要な要素を特定します。ゲームワークロードを AWS で設計およびデプロイするためのベストプラクティスについては、ゲーム業界レンズのドキュメントを参照してください。

ハイブリッドネットワークレンズ (2021 年 11 月 22 日)
ハイブリッドネットワークレンズは、ハイブリッドネットワークアーキテクチャを設計する際に使用するベストプラクティスと戦略を提供します。このレンズは幅広いユースケースをサポートし、ハイブリッドネットワークアーキテクチャの構築や、オンプレミスデータセンターと AWS オペレーションの統合を成功させるための準備に役立ちます。ワークロードに合わせてハイブリッドネットワーク接続を設計する際に考慮すべき 3 つの領域 (データレイヤー、モニタリングと設定管理、セキュリティ) について概説します。詳細については、ハイブリッドネットワーキングレンズのドキュメントを参照してください。

アップデートされた AWS Well-Architected レンズ

AWS Well-Architected Machine Learning レンズ (2021 年 10 月 13 日)
Machine Learning (ML) レンズでは、ML ライフサイクルフェーズ全体にわたって、確立された、繰り返し可能な一連のベストプラクティスが導入されています。このガイダンスとアーキテクチャの原則は、ML ワークロードを設計するとき、または、継続的な改善の一環として、ワークロードが本番環境に入った後に適用できます。このレンズには、AWS でのベストプラクティスの実装に関するガイダンスとリソースが含まれています。詳細については、ML レンズドキュメントを参照してください。

データ分析レンズ (2021 年 10 月 29 日)
データ分析レンズは、Well-Architected の分析ワークロードを設計するための、お客様が実証したベストプラクティスをまとめたものです。AWS が実際の導入事例から収集したインサイトが含まれており、Well-Architected の分析ワークロードの主要な設計要素と、改善のための推奨事項について学ぶのに役立ちます。独自のデータ分析ワークロードの構築の詳細については、データ分析レンズのホワイトペーパーを参照してください。

管理とガバナンスのレンズ (2021 年 12 月 17 日)
管理とガバナンスのレンズ (M&G レンズ) は、クラウドの導入でどの段階にいるかにかかわらず、8 つの異なる機能に重点を置いて、環境の準備に役立つ明確なガイダンスを提供します。これらの機能には、コントロールとガードレール、ネットワーク接続、アイデンティティ管理、セキュリティ管理、モニタリングとオブザーバビリティ、クラウド財務管理、サービス管理、ソーシングとディストリビューションがあります。詳細については、M&G レンズのドキュメントを参照してください。

お気に入りのレンズの使用を開始するには、AWS Well-Architected のページにアクセスしてください。アーキテクチャのベストプラクティスとツールを使用して、学習、測定、および構築を行うことができます。

AWS Well-Architected Framework を使用してワークロードを確認するには、AWS Well-Architected Tool を使用することをお勧めします。これは、AWS ソリューションアーキテクトを必要とせずに AWS ワークロードをいつでも確認できるように設計されたセルフサービスツールです。

ワークロードを定期的に評価し、リスクの高い問題を特定し、お気に入りのレンズを適用して改善を記録するメカニズムを提供します。また、カスタムレンズを活用して、組織の社内ベストプラクティスの実現に向けた進捗状況を記録および追跡することもできます。

これらのベストプラクティスのトレーニングの実施をご希望のお客様向けに、AWS Well-Architected Labs はハンズオンラボの形式でコードとドキュメントを提供し、レベル別に分類されたアーキテクチャのベストプラクティスを使用して学習、測定、および構築を支援します。また、所在地域の AWS Well-Architected パートナープログラムの何百人ものメンバーからなるエコシステムにアクセスして、アプリケーションの分析とレビューに役立てることができます。

AWS Architecture Center をご参照いただけます。これは、リファレンスアーキテクチャパターン、精査されたアーキテクチャソリューション、ベストプラクティスをまとめたものです。AWS を初めてご利用の場合は、アーキテクトラーニングプランを使用して AWS でアプリケーションやシステムを設計する方法を学習してください。AWS 認定への歩みを進める過程で、技術的なスキルを身につけましょう。

「This is My Architecture」 は、お客様とパートナーによる AWS での革新的なアーキテクチャソリューションを紹介する動画シリーズです。多くの体験談をお寄せいただければ幸いです。特に、AWS Well-Architected Framework でアプリケーションを構築した際の成功事例をお聞かせください。事例を共有いただける場合には、アカウントチームに共有してください。

Channy

原文はこちらです。