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AWS Skill Builder で新しいロール別 Jam Journey を学習しましょう
本ブログは、2025 年 8 月 19 日に Raghava Kumar Vemu と Lili Zhou によって執筆された「AWS Jam Journeys: New role-based challenges on AWS Skill Builder」を翻訳したものです。
訳注 : 本ブログで紹介している AWS Skill Builder のリンク先は英語で表示されますが、AWS Jam のプレイ時には日本語を使用できます。
AWS ソリューションアーキテクトが日々直面するクラウドの課題と同じものをシミュレートし、それらを解決できることを証明することを想像してみてください。それが AWS Jam Journey がハンズオン学習体験を通じて提供するものです。AWS Skill Builder には現在 15 の AWS Jam Journey が提供されており、本ブログでは 8 つの新しい Jam Journey と、新しいチャレンジが追加された 7 つの刷新された Jam Journey を紹介します。これらの没入型学習体験は、AWS Skill Builder 個人向けサブスクリプション と チームサブスクリプション の両方で利用できます。
AWS Jam Journey は、現実的なシナリオで AWS の知識を適用できるチャレンジベースのハンズオン体験です。認定の準備、ロール (職種) の変更、クラウドソリューションの実装のいずれであっても、これらのゲーム形式の Jam Journey は専門知識のレベルアップに役立ちます。本番環境を反映したチャレンジに取り組むことで、実務に直接活かせる実践的なスキルを身につけ、理論と実際のクラウドスキル間のギャップを埋めることができます。
新機能
AWS では、AWS Skill Builder の AWS Jam Journey を、学習パスと AWS サービスのドメインごとに、よりマッチするように再編成しました。結果として以下が期待できます :
- ロールベース学習 : 開発者、ソリューションアーキテクト、セキュリティ専門家いずれであっても、学習者のロールに合わせた AWS Jam Journey を見つけることができます。
- 認定の準備 : チャレンジは AWS 認定資格との対応が明確になり、より効果的な準備ができます。
- ドメインに沿ったコンテンツ : AWS Jam Journey は製品ドメインごとにグループ化され、フォーカス領域に関連するチャレンジを見つけやすくなりました。
- 改善された難易度スケーリング : 各 AWS Jam Journey 内の習熟度レベルを見直し、スムーズな学習曲線に改善しました。
次に、 AWS Jam Journey の体験を通じて、学習者の役割に応じて活用する方法を、具体的な例を見ながら確認していきましょう。
生成 AI アプリケーション構築者向け :
- 新規追加 : Generative AI: Amazon SageMaker
- 新規追加 : Generative AI: Amazon Bedrock (上級)
- 新規追加 : Generative AI: Amazon Bedrock
新しい生成 AI にフォーカスした AWS Jam Journey は、生成 AI ソリューションの実装で直面するチャレンジを反映した現実的なシナリオを提供します。効果的なプロンプトを通じてテキストと画像生成をする基盤モデル (FM) を実装し、エージェントベースの AI アプリケーションを構築し、検索拡張生成 (RAG) ワークフローを作成するために Amazon Bedrock と Amazon SageMaker AI を活用します。
機械学習エンジニアとデータサイエンティスト向け :
- 新規追加 : Machine Learning on AWS
この機械学習 (ML) にフォーカスした AWS Jam Journey は、現実的なシナリオと没入型体験を提供します。ML モデルを構築・デプロイしながら大規模データセットを分析するために、Amazon SageMaker AI や Amazon Lex などの主要サービスを活用します。
データ分析エンジニア向け :
- 更新 : Analytics on AWS
この更新された中級レベルの AWS Jam Journey は、実世界のシナリオを通じて AWS データ分析サービスを習得するのに役立ちます。これらのチャレンジは、専門知識を向上させるために必要な技術と知識を提供します。サーバーレスデータ分析アーキテクチャ、リアルタイムデータストリーミング、自動化された ETL (Extract, Transform, Load) パイプラインに焦点を当てたチャレンジに取り組みながら、エンドツーエンドソリューションの構築を行います。
セキュリティエンジニア向け:
- 新規追加 : Security: Identity Management and Access Control (上級)
- 更新 : Security: Identity Management and Access Control (中級)
- 更新 : Security: Network and Infrastructure Security
- 更新 : Security: Data Protection and Data Encryption
これらのセキュリティにフォーカスした AWS Jam Journey は、アイデンティティ管理、アクセス制御、データ保護、ネットワークセキュリティを含む主要領域をカバーする中級と上級の両方のチャレンジを提供します。業界のセキュリティ標準とコンプライアンス要件に沿った実務に関連したシナリオで、セキュリティベストプラクティスの実装、IAM ポリシーの管理、AWS インフラストラクチャの保護を練習します。
開発者と DevOps エンジニア向け :
- 新規追加 : DevOps on AWS (上級)
- 新規追加 : DevOps on AWS (中級)
- 新規追加 : DevOps on AWS (初級)
- 更新 : Game Skills on AWS
- 更新 : Troubleshooting AWS Web Development Issues
新しく追加・更新された開発者と DevOps エンジニア向けの Jam Journey は、コードの構築、自動化、デプロイ、CI/CD パイプラインの設定のハンズオン体験を重視しています。AWS で安全でスケーラブルなアプリケーションを構築するためのベストプラクティスを学びながら、サーバーレスアーキテクチャとトラブルシューティングの実践的スキルを身につけます。
ネットワークエンジニア向け :
- 更新 : Networking on AWS
このネットワーキングに関する中級レベルの Jam Journey は、シミュレートされた実世界のシナリオを通じて、AWS ネットワーキングとコンピューティングサービスの専門知識を身につけます。
お客様の声
「新しいドメインフォーカスの構造により、関連するチャレンジを見つけることがはるかに簡単になりました。特に高度なネットワーキングシナリオは AWS Certified Solutions Architect – Professional 認定の準備に本当に役立ち、とても感謝しています。」
“The new domain-focused organization made it much easier for me to find relevant challenges. I especially appreciated the advanced networking scenarios – they really helped me prepare for my AWS Certified Solutions Architect – Professional Certification.”
「AWS 認定の勉強しかしていませんでしたが、実践的なスキルを身につけるには、実際のハンズオン体験が必要だと気づきました。AWS Jam Journey は私にとって重要な気づきでした。」
“I have only been studying for AWS Certifications, but I realized that to gain practical skills, I really need to get hands-on experience. AWS Jam Journey was a significant realization for me.”
開始方法
AWS Jam Journey を通じて実践的なスキルを身につけませんか ? Jam チャレンジを通じてクラウドの専門知識を加速させましょう。まず、AWS Skill Builder 個人向けサブスクリプションまたは チームサブスクリプションが必要です。その後、以下の手順に沿って AWS Jam Journey に登録し、クラウドの専門知識を向上させましょう。
- AWS Skill Builder にログイン
- Skill Builder 内で「 Jam 」を検索し、言語を「 English 」でフィルタリング
- あなたのロールまたは学習目標に合った Jam Journey を選択
- チャレンジに取り組み、AWS の実践的な専門知識を身につける
翻訳は Technical Instructor の 西村 諄 が担当しました。