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新しい Amazon EC2 C8g および M8g インスタンスを使用して、コンピューティングを多用するワークロードや汎用ワークロードを持続可能な方法で実行
9 月 25 日、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の C8g および M8g インスタンスの一般提供についてお知らせします。
C8g インスタンスは、AWS Graviton4 ベースで、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、ゲーム、動画エンコーディング、科学的モデリング、分散分析、CPU ベースの機械学習 (ML) 推論、広告配信など、コンピューティングを多用するワークロードに適しています。
同じく Graviton4 ベースの M8g インスタンスは、汎用ワークロードにおいて優れたコストパフォーマンスを実現します。アプリケーションサーバー、マイクロサービス、ゲームサーバー、中規模データストア、キャッシュフリートなどのアプリケーション向けのインスタンスです。
これらの 2 つのインスタンスにおける改善点をいくつか見てみましょう。C8g および M8g インスタンスは、同等の 7g インスタンスと比較して、最大 3 倍の vCPU (最大 48xl)、3 倍のメモリ (C8g で最大 384 GB、M8g で最大 768 GB)、75% 増のメモリ帯域幅、2 倍の L2 キャッシュを実現します。これにより、大量のデータの処理、ワークロードのスケールアップ、結果が出るまでの時間の短縮、総保有コスト (TCO) の削減を実現します。また、Graviton3 ベースのインスタンスが最大 30 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 20 Gbps の Amazon Elastic Block Storage (Amazon EBS) 帯域幅を提供するのに対して、これらのインスタンスは、最大 50 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 40 Gbps の Amazon EBS 帯域幅を提供します。R8g インスタンスと同様、C8g および M8g インスタンスには、2 つのベアメタルサイズ (metal-24xl と metal-48xl) があります。インスタンスを適切なサイズに設定し、物理リソースへの直接アクセスからメリットを得るワークロードをデプロイできます。
C8g インスタンスの仕様は次のとおりです。
インスタンスサイズ |
vCPU |
メモリ (GiB) |
ネットワーク帯域幅 (Gbps) |
EBS 帯域幅 (Gbps) |
c8g.medium | 1 | 2 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c8g.large | 2 | 4 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c8g.xlarge | 4 | 8 | 最大 12.5 | 最大 10 |
c8g.2xlarge | 8 | 16 | 最大 15 | 最大 10 |
c8g.4xlarge | 16 | 32 | 最大 15 | 最大 10 |
c8g.8xlarge | 32 | 64 | 15 | 10 |
c8g.12xlarge | 48 | 96 | 22.5 | 15 |
c8g.16xlarge | 64 | 128 | 30 | 20 |
c8g.24xlarge | 96 | 192 | 40 | 30 |
c8g.48xlarge | 192 | 384 | 50 | 40 |
c8g.metal-24xl | 96 | 192 | 40 | 30 |
c8g.metal-48xl | 192 | 384 | 50 | 40 |
M8g インスタンスの仕様は次のとおりです。
インスタンスサイズ |
vCPU |
メモリ (GiB) |
ネットワーク帯域幅 (Gbps) |
EBS 帯域幅 (Gbps) |
m8g.medium | 1 | 4 | 最大 12.5 | 最大 10 |
m8g.large | 2 | 8 | 最大 12.5 | 最大 10 |
m8g.xlarge | 4 | 16 | 最大 12.5 | 最大 10 |
m8g.2xlarge | 8 | 32 | 最大 15 | 最大 10 |
m8g.4xlarge | 16 | 64 | 最大 15 | 最大 10 |
m8g.8xlarge | 32 | 128 | 15 | 10 |
m8g.12xlarge | 48 | 192 | 22.5 | 15 |
m8g.16xlarge | 64 | 256 | 30 | 20 |
m8g.24xlarge | 96 | 384 | 40 | 30 |
m8g.48xlarge | 192 | 768 | 50 | 40 |
m8g.metal-24xl | 96 | 384 | 40 | 30 |
m8g.metal-48xl | 192 | 768 | 50 | 40 |
便利なヒント
- AWS Graviton4 プロセッサは、常時オンのメモリ暗号化、すべての vCPU の専用キャッシュ、ポインター認証のサポートにより、セキュリティを強化します。
- これらのインスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアとソフトウェアにオフロードする、多用なビルディングブロックの集合である AWS Nitro System 上に構築されています。AWS Nitro System は高パフォーマンス、高可用性、高セキュリティを実現し、仮想化のオーバーヘッドを削減します。
- C8g および M8g インスタンスは、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)、および C/C++、Rust、Go、Java、Python、.NET Core、Node.js、Ruby、PHP などの一般的なプログラミング言語で記述されたアプリケーションで実行される、マイクロサービスベースのコンテナ化されたアプリケーションを含む、すべての Linux ベースのワークロードに適しています。
今すぐご利用いただけます
C8g および M8g インスタンスは現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト) の AWS リージョンでご利用いただけます。Amazon EC2 でのいつものお支払いと同様に、使用した分の料金のみをお支払いいただきます。詳細については、「Amazon EC2 の料金」を参照してください。アプリケーションを Graviton インスタンスタイプに移行する際に役立つ一連の AWS Graviton リソースをご覧ください。また、AWS Graviton Fast Start プログラムにアクセスして Graviton の導入を開始することもできます。
詳細については、Amazon EC2 インスタンスページにアクセスしてください。また、EC2 の AWS re:Post、または通常の AWS サポートの担当者までフィードバックをぜひお寄せください。
– Veliswa
原文はこちらです。