FreeRTOS カーネルを延長する

Amazon FreeRTOS は FreeRTOS カーネルを拡張します。FreeRTOS カーネルには 6~15 KB のメモリフットプリントがあるため、メモリの量と計算能力に限りがあるマイクロコントローラベースのデバイスに最適です。FreeRTOS カーネルにはタスクの優先順位付け、コードのモジュール化、電源管理などの機能が含まれているため、アプリケーションの処理期限の順守、シンプルなアプリケーションコード、およびアプリケーションの電力最適化を実現できます。FreeRTOS カーネルの最新バージョン (v10) には、RISC-V および ARMv8-M (Cortex-M33、Cortex-M23) のサポートが含まれます。FreeRTOS カーネルとマイクロコントローラオペレーティングシステムの機能性の詳細については、FreeRTOS.org を参照してください。

接続

ローカル接続

AWS IoT Greengrass を実行するエッジデバイスへのローカル接続は、Amazon FreeRTOS デバイスがクラウド接続なしで通信、データの収集、およびアクションの実行を継続することを可能にします。Amazon FreeRTOS デバイスは、Wi-Fi 管理などのローカル接続ライブラリを使用して、Wi-Fi およびイーサネット経由でローカルネットワークに接続できます。Wi-Fi 管理ライブラリは、セットアップ、設定、プロビジョニング、セキュリティ、および電源管理などの Wi-Fi 機能のために抽象化レイヤーを実装します。

Amazon FreeRTOS デバイスはさらに、Bluetooth Low Energy 接続を使用して、モバイルデバイス経由で AWS IoT Core に接続できます。Amazon FreeRTOS での Bluetooth Low Energy サポートは、Bluetooth Low Energy アプリケーションの作成と、AWS IoT 機能性との統合のための Android と iOS のコンパニオン SDK の使用に、標準化された API レイヤー経由で標準の Generic Access Profile (GAP) と汎用属性 (GATT) プロファイルを使用することを可能にします。

Amazon FreeRTOS デバイスがローカルネットワークに接続されると、これらのデバイスは AWS IoT Greengrass Discovery API を使って、同じローカルネットワーク上のローカルエッジデバイス (AWS IoT Greengrass Core デバイスなど) に簡単に接続できるようになります。Amazon FreeRTOS は、デバイスが検出プロセスを開始し、目的の AWS IoT Greengrass Core に接続することを容易にします。ローカル接続は、ID カードを通すとドアのロックが解除されるオフィスビルのセキュリティシステムなど、デバイスがエッジで相互に通信することを可能にします。

クラウド接続

クラウド接続では、IoT アプリケーションやその他の AWS クラウドサービスで使用できるように、マイクロコントローラベースのデバイスで簡単にデータを収集し、アクションを実行できます。MQTT ベースのメッセージングまたは HTTP を使用して Amazon FreeRTOS デバイスを AWS IoT Core に接続できます。 MQTT は、メモリ使用量の少ない軽量プロトコルであり、制限のあるマイクロコントローラベースのデバイスに対して効率的な通信を可能にします。Amazon FreeRTOS では、ベンダーに依存しない標準的なライブラリインターフェイスを使用してデバイスのオンボードを容易にします。MQTT は、メモリ使用量の少ない軽量プロトコルであり、制限のあるマイクロコントローラベースのデバイスに対して効率的な通信を可能にします。クラウド接続により、スマート電力メーターのようなデバイスが、消費に関する情報を送り返し、そのデータを AWS IoT Analytics のような他の AWS のサービスで分析することが可能になります。

AWS IoT の機能とサービスのサポート

AWS IoT Core Device Shadow のサポート

Amazon FreeRTOS では、Device Shadow ライブラリを備えた AWS IoT Core の Device Shadow API もサポートしています。Device Shadow は、各デバイスの永続的な仮想バージョン、つまり「シャドウ」を作成します。これにはデバイスの最新状態が含まれており、アプリケーションまたはその他のデバイスがメッセージを読み取って、そのデバイスとやり取りできるようになります。温度制御されたファンのようなマイクロコントローラベースのデバイスは、「回転中」などの最新状態をクラウドに保存することによってデバイスシャドウを活用できます。状態はその後「停止」に更新され、デバイスがオンラインに戻ったときに停止するアクションを実行します。

AWS IoT Device Defender のサポート

Amazon FreeRTOS は AWS IoT Device Defender ライブラリを提供します。AWS IoT Device Defender との統合により、デバイス側のメトリクスについて簡単にレポートでき、それらのメトリクスが予想動作から逸脱すると異常を検出します。AWS IoT Device Defender は、お使いの Amazon FreeRTOS デバイスに関連付けられた IoT 設定の継続的な監査も行い、デバイスがセキュリティのベストプラクティスに準拠していることを確実にします。

セキュアなデバイス、接続、および更新

Amazon FreeRTOS には、セキュアなクラウド接続、証明書認証、キー管理、およびコード署名機能を含む、セキュリティのためのライブラリが備わっています。

Amazon FreeRTOS は、Transport Layer Security (TLS v1.2) を使用してクラウドへの安全な接続を管理します。TLS ライブラリは、通信する 2 つのアプリケーション間でプライバシーとデータ整合性を提供する TLS プロトコル用の抽象化レイヤーを実装します。AWS IoT Core の MQTT ブローカーに接続するには、TLS クライアント証明書認証が必要です。Amazon FreeRTOS には、キー管理機能として、暗号化オブジェクトの管理とプライベートキーへの署名操作のための抽象化レイヤーが備わっています。暗号化オブジェクトは、専用のストレージに保管するか、専用のストレージが利用できない場合は、メインのマイクロコントローラのフラッシュメモリに保管します。Amazon FreeRTOS デバイスで AWS IoT Device Management コンソールを使用し、コード署名を行えます。コード署名機能は、デバイスで署名付きイメージを検証することで、デプロイ中や更新中のデバイスコード漏洩を防ぎます。

OTA (Over-the-Air) アップデート

統合された OTA アップデートソリューションのために、Amazon FreeRTOS デバイスで AWS IoT Device Management を使用することができます。Amazon FreeRTOS は、他の AWS IoT Core 通信と共有される単一の TLS 接続経由で OTA アップデートを伝達することにより、マイクロコントローラベースのデバイスの OTA アップデートのデプロイメントのために使用されるメモリの量を少なくします。ファームウェアイメージの提供、更新するデバイスの選択、コード署名方法の選択、および更新のスケジュールは、すべて AWS IoT Device Management コンソール内で実行します。OTA アップデートを使用して、セキュリティ更新、バグ修正、および新しいファームウェア更新を現場のデバイスにデプロイできます。

サポートされているマイクロコントローラ

AWS Partner Device Catalog には、Amazon FreeRTOS とその機能を完全にサポートするデバイスがリストされています。サポートされている開発キットに加えて、迅速なプロジェクト統合のためのゲートウェイ、エッジサーバー、センサー、およびカメラなどの市販のデバイスを簡単に素早く見つけることができます。このカタログは、新しいデバイスを構築するための開発キットと埋め込みシステム、そして迅速な IoT プロジェクト統合のためのゲートウェイ、エッジサーバー、センサー、およびカメラなどの市販のデバイスを提供します。

Amazon FreeRTOS コンソール

Amazon FreeRTOS コンソールを使用して、認定されたマイクロコントローラ、およびユースケースに固有のソースコードを設定してダウンロードすることによって、素早く開始することができます。これには、お使いのチップセット、統合開発環境 (IDE)、およびコンパイラに合わせて調整されたプロジェクトファイルダウンロードが含まれています。必要なライブラリのみを選択することで、デバイスの空き領域を節約できます。開始方法の詳細については、開始方法のページを参照してください。

マイクロコントローラ、IDE、およびコンパイラ用にソフトウェアダウンロードを設定してください。次に、ユースケースに必要なライブラリを選択します。
Amazon FreeRTOS コンソール
お客様がセットアップした、または事前定義されたソフトウェア設定を備えたオペレーティングシステムのソースコードをダウンロードします。
Amazon FreeRTOS コンソール

Amazon FreeRTOS の OTA アップデートジョブは、AWS IoT Device Management コンソール内で選択できます。

Amazon FreeRTOS の料金の詳細について

料金ページを見る
始める準備はできましたか?
サインアップ
ご不明な点がおありですか?
お問い合わせ