AWS IoT Greengrass を実行するエッジデバイスへのローカル接続は、FreeRTOS デバイスがクラウド接続なしで通信、データの収集、およびアクションの実行を継続することを可能にします。FreeRTOS デバイスは、Wi-Fi 管理などのローカル接続ライブラリを使用して、Wi-Fi およびイーサネット経由でローカルネットワークに接続できます。Wi-Fi 管理ライブラリは、セットアップ、構成、プロビジョニング、セキュリティ、電源管理などの Wi-Fi 機能の抽象化レイヤーを実装します。
FreeRTOS デバイスはさらに、Cellular LTE-M 接続を介して、または Bluetooth Low Energy 接続を使用して、モバイルデバイス経由で AWS IoT Core に接続できます。FreeRTOS での Bluetooth Low Energy サポートは、Bluetooth Low Energy アプリケーションの作成と、AWS IoT 機能性との統合のための Android と iOS のコンパニオン SDK の使用に、標準化された API レイヤー経由で標準の Generic Access Profile (GAP) と汎用属性 (GATT) プロファイルを使用することを可能にします。
FreeRTOS デバイスがローカルネットワークに接続されると、これらのデバイスは AWS IoT Greengrass Discovery API を使って、同じローカルネットワーク上のローカルエッジデバイス (AWS IoT Greengrass Core デバイスなど) に簡単に接続できるようになります。FreeRTOS は、デバイスが検出プロセスを開始し、目的の AWS IoT Greengrass Core に接続することを容易にします。ローカル接続では、デバイスがエッジで互いに通信できるようになります。例えば、ID カードを通すとドアのロックが解除されるオフィスビルのセキュリティシステムがあります。