全般

Q: AWS App Runner を使用するメリットは何ですか?
A: App Runner は、お客様がウェブアプリケーション (API サービス、バックエンドウェブサービス、およびウェブサイトを含む) を AWS で実行するための最も簡単な方法です。App Runner なら、インフラストラクチャやコンテナのオーケストレーションは必要ありません。既存のコンテナイメージ、コンテナレジストリ、ソースコードリポジトリ、または既存の CI/CD ワークフローから、AWS 上でコンテナ化されたウェブアプリケーションを数分で完全に実行できます。 

App Runner は、お客様の開発ワークフローとシームレスに統合して、コードやコンテナイメージをデプロイするための適切なレベルの自動化を実現します。AWS コンピューティングやネットワーキング、ルーティングリソースの理解、プロビジョニング、スケーリング、管理は必要ありません。トラフィックのニーズに応じて自動的に拡張する何千ものアプリケーションをシンプルに実行できます。また、アプリケーションは AWS が保守、運用するインフラストラクチャ上で稼働するので、セキュリティパッチの自動化や暗号化など、セキュリティおよびコンプライアンス上のベストプラクティスも提供されます。

Q: AWS App Runner の使用を開始するにはどうしたらよいですか?
A: App Runner コンソールにアクセスするか、AWS CLI を使用して App Runner アプリケーションを作成すると、AWS App Runner アプリケーションを AWS にデプロイできます。App Runner アプリケーションを作成すると、コンテナイメージの指定、コンテナレジストリの接続、ソースコードリポジトリの接続などが可能になり、オプションでビルドコマンドやスタートコマンドを入力できます。App Runner は、対応するセキュアな URL を使用して自動的にサービスを作成します。

Q: コンテナを使用しない場合でも、AWS App Runner は使用できますか?
A: はい。AWS App Runner では、厳選された App Runner プラットフォーム上でコンテナイメージを自動的にビルドできます。このプラットフォームには、サポートされているランタイムとフレームワークが含まれています。既存のソースコードリポジトリを関連付け、オプションでランタイムのビルドコマンドやスタートコマンドを App Runner に指定すると、App Runner はウェブアプリケーションを自動的にコンテナ化し、実行中のウェブアプリケーションを提供します。 

Q: さらに柔軟性が必要な場合、AWS App Runner からAmazon Elastic Container Service (Amazon ECS)、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)、または他の AWS サービスに移行することはできますか?
A: はい。App Runner にデプロイしたものと同じコンテナイメージを、Amazon ECS や Amazon EKS でも使用できます。そのため、ニーズの変化に応じて異なるサービスに柔軟に移行できます。選択した新しい AWS のサービスには、そのサービスで提供されているツールやオンボーディングワークフローを使用して、コードやコンテナを直接デプロイできます。 

Q: Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) のサポートを備えた App Runner はどのようなユースケースに利用できますか?
A: App Runner での Amazon VPC のサポートにより、お客様のサービスは、VPC で実行される Amazon Relational Database Service (RDS) インスタンスの Amazon Aurora、MySQL、PostgreSQL、MariaDB などのデータベースエンジンにアクセスできます。また、このサポートにより、お客様のサービスは、VPC の Amazon ElastiCache ノードでホストされている Redis キャッシュへのアクセス、VPC 内の Apache Kafka または Amazon MQ 向けの Amazon Managed Streaming などのメッセージブローカーへのメッセージのプッシュ、ならびに AWS Fargate で実行されているバックエンドサービス (Amazon Elastic Container Service および Amazon Elastic Kubernetes Service でサポート)、または VPC の Amazon Elastic Compute Cloud との通信が可能となります。最後に、VPC で設定された AWS Direct Connect ネットワーク接続を介して接続できるオンプレミスデータベースとお客様のサービスが通信できるようにすることもできます。

デベロッパー

Q: AWS App Runner ではどのタイプのアプリケーションを実行できますか?
A: AWS App Runner は、HTTP および HTTPS のプロトコルを使用するフロントエンドとバックエンドの両方のウェブアプリケーションを含む、フルスタック開発をサポートしています。対象のアプリケーションは、API サービス、バックエンドウェブサービス、ウェブサイトなどです。App Runner は、コンテナイメージのほか、Node.js や Python などのランタイムとウェブフレームワークをサポートしています。 

Q: AWS App Runner にはどのようなデプロイオプションがありますか? 
A:AWS App Runner は複数のデプロイオプションをサポートしています。例えば、App Runner コンソールや AWS CLI を使用してコンテナイメージを即座にデプロイできます。AWS CodePipeline、Jenkins、Travis CI、CircleCI、その他の CI/CD ツールチェーンを使用する既存の CI/CD ワークフローがある場合、App Runner API または AWS CLI を使用して、App Runner を簡単にデプロイターゲットとして追加できます。App Runner で継続的に自動デプロイしたい場合は、既存のコンテナレジストリやソースコードリポジトリに簡単に接続できます。これにより、App Runner が自動的に継続的なデプロイパイプラインを提供します。 

App Runner では、コンテナイメージまたはソースコードブランチごとに、環境変数やデプロイタイプ (開発アプリケーション、本番アプリケーションなど)、ビルドコマンド、スタートコマンドを区別して、一意のアプリケーションを作成することができます。いったんデプロイされると、デフォルトのセキュリティ、自動スケーリング、モニタリングなど、App Runner でウェブアプリケーションを実行するすべてのメリットが得られます。

Q: AWS App Runner は、需要の変化に応じてアプリケーションをどのように拡張するのですか?
A: AWS App Runner は、アプリケーションに送られる同時リクエストの数をモニタリングし、リクエスト量に応じて自動的にインスタンスを追加します。アプリケーションが受信リクエストを受け取らない場合、App Runner はプロビジョンドインスタンスまでコンテナをスケールダウンし、CPU スロットリングされたインスタンスが数ミリ秒以内に受信するリクエストに対応するよう準備されます。オプションとして、インスタンスに送信される同時リクエストの数をアプリケーションの自動スケーリング設定で設定することもできます。

Q: AWS App Runner で実行するウェブアプリケーションに、独自のドメイン名を使用することはできますか?
A: App Runner コンソールまたは AWS CLI を使用して、AWS App Runner アプリケーションにカスタムドメインを追加するだけです。(*.example.com)をサポートしています。カスタムドメイン名を追加すると、DNS プロバイダーで DNS レコードを更新する手順が App Runner で示されます。App Runner は、カスタムサブドメイン (www.example.com)、カスタムルートドメイン (example.com)、およびワイルドカードドメイン (*.example.com) をサポートしています。 

Q: アプリケーションがストレージやデータベース、キャッシュサービスにアクセスしなければならない場合は、どうしたらよいですか?
A: AWS App Runner では、アプリケーションを他のストレージやデータベース、アプリケーション統合サービスに接続する機能は制限されていません。お客様は、必要なコードや接続手順を使用してアプリケーションやコンテナを容易に設定でき、そのアプリケーションはネットワークセキュリティを介してそのような外部サービスと安全に通信することができます。

Q: AWS App Runner 上で実行中のアプリケーションのログ見るには、どうすればよいですか?
A: AWS App Runner は、Amazon CloudWatch Logs と完全に統合され、あらゆるシステムコンポーネント、ウェブフレームワーク、ランタイム、ビルドコマンドおよびデプロイメントコマンド、アプリケーション/ウェブサーバーの出力ストリームから集約されたランタイムログとデプロイログを提供します。App Runner はこれらを、App Runner コンソール、CloudWatch コンソール、AWS CLI で利用できる単一の包括的なチャネルに集約します。 

Q: AWS App Runner でウェブアプリケーションを実行し、オーケストレーターを伴う AWS Fargate で永続的なアプリケーションを実行することはできますか?
A: はい。永続的なファイルシステムまたは機械学習のジョブを必要とするコンテンツ管理システムなど他のアプリケーションを実行する必要がある場合は、グラフィックスアクセラレーションや永続ボリュームなど複数のリソースを使用できるオーケストレーターを用いて AWS Fargate を使用することができます。Copilot CLI を使用する場合は、引き続きこのツールを使用できます。App Runner と ECS/Fargate のどちらにも対応しているからです。また、Amazon CloudWatch を単一ペインとして使用し、App Runner 全体で実行しているアプリケーション、Fargate 上で実行している Amazon ECS タスク、Fargate 上で実行している Amazon EKS ポッドを監視することもできます。

Q: AWS App Runner は Copilot に対応していますか?
A: AWS Copilot は、コンテナ化されたアプリケーションを AWS で起動し簡単に管理できるコマンドラインインターフェイスです。Copilot を使用して、AWS App Runner を迅速に起動することができます。AppRunner や ECS/Fargate を横断して操作するための標準的な CLI として Copilot を使用することもできます。

Q: App Runner アプリケーションの VPC サポートを有効にするにはどうすればよいですか?
A: App Runner アプリケーションの作成中に、VPC ID、サブネット、およびセキュリティグループを渡すことができます。この情報は、VPC との通信を可能にするネットワークインターフェイスを作成するために使用されます。複数のサブネットを渡す場合、AppRunner は複数のネットワークインターフェイスを作成します (サブネットごとに 1 つ)。可用性を高めるために、少なくとも 2 つのサブネットを指定することをお勧めします。

料金と請求

Q: AWS App Runner の料金はどのように請求されますか?
A: アプリケーションで使用されるコンピューティング容量とメモリリソースに対して課金されます。また、ソースコードからデプロイを構築したり、デプロイを自動化したりといった App Runner の追加機能は有料で利用できます。詳細については、料金表ページを参照してください。

Q: AWS App Runner の予算コントロールとは何ですか?
A: コストが予算を超えないように、アプリケーションが使用するアクティブなコンテナインスタンスの数に上限を設けられる機能です。

Q: App Runner での VPC アクセスの料金を支払う必要がありますか?
A: いいえ。データ転送コストのみをお支払いいただきます。例えば、App Runner アプリケーションと Amazon Relational Database Service インスタンスが異なるアベイラビリティーゾーンにある場合、それらの間の通信料金をお支払いいただきます。

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