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週刊AWS – 2023/12/25 & 2024/1/1 週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
新年明けましておめでとうございます。今年もAWSのアップデートをコンパクトにお知らせすることに注力していきますので、時々チェックしていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
さて、早速ですがひとつ宣伝です。新年一発目のAWS Builders Online Seriesが1/18(木)に開催されます。AWSの基礎に加え、生成系AIやモダンアプリケーション開発など注目のトピックを取りそろえています。初心者向けのAWSに関するラーニングイベントという位置づけですが、すでにご利用頂いている方にも新たな発見があると思いますので、是非ご参加ください。
それでは、12 月 25 日と 1 月 1日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2023 年 12 月 25 日週と 2024年 1 月 1 日週の主要なアップデート
- 12/26(火)
- Amazon Kinesis Data Firehoseがゼロ・バッファリングをサポート
Amazon Kinesis Data Firehoseがゼロ・バッファリングに対応し、Amazon S3, Amazon OpenSearch Service, Amazon RedshiftおよびサードパーティのHTTPエンドポイントに対する数秒以内でのデータ転送が可能になりました。リアルタイムに近いデータ転送が必要なケースに対応しやすくなります。
- Amazon Kinesis Data Firehoseがゼロ・バッファリングをサポート
- 12/27(水)
- Amazon SageMakerでデバックを目的としたモデルトレーニングコンテナへのアクセスを提供開始
可観測性を高め、素早いデバッグを可能にすることを目的に、Amazon SageMakerのトレーニング環境に対する安全で簡単なリモートアクセスの方法が提供されるようになりました。トレーニングジョブの問題調査や修正がこれまでよりも簡単に実行できるのがポイントです。 - Amazon EKSでクラスターに関する健全性の問題を可視化可能に
Amazon EKS(Elastic Kubernetes Service)において、クラスターに関する健全性の問題をEKSコンソールまたはAPIを利用して把握できるようになりました。クラスターの健全性に問題がある場合、その理由や解決方法が出力されるようになり、問題解決の助けとして利用できます。
- Amazon SageMakerでデバックを目的としたモデルトレーニングコンテナへのアクセスを提供開始
- 12/28(木)
- Amazon EKSでIPv6アドレスを利用している場合にもEC2セキュリティグループを適用可能に
Amazon EKS(Elastic Kubernetes Service)において、IPv6を利用している場合にもEC2セキュリティグループを提供できるようになりました。IPv6を用いて通信する場合についても、セキュリティグループによる保護を適用することによって、これまでよりも柔軟なアクセス制御を適用できるようになります。
- Amazon EKSでIPv6アドレスを利用している場合にもEC2セキュリティグループを適用可能に
- 12/29(金)
- AWS Mainframe Modernization Serviceが大阪リージョンに対応
AWS Mainframe Modernization serviceが大阪リージョンを含む4つのリージョンでご利用いただけるようになりました。 - Amazon EMR Release 7.0がリリースされAmazon Linux 2023に対応
Amazon EMR Release 7.0がリリースされ、Amazon Linux 2023とAmazon Corretto Release 17で稼働するApach Spark 3.5がデフォルトで利用されるようになりました。詳細についてはリリースノートをご確認ください。
- AWS Mainframe Modernization Serviceが大阪リージョンに対応
- 1/2(火)
- Amazon WorkSpacesでWorkSpaces Web Access利用時にも証明書ベースの認証に対応
Amazon WorkSpacesが、WorkSpaces Web Accessを利用してWSPバンドルのWindows環境にアクセスする際に証明書ベースの認証を利用できるようになりました。WorkSpacesのクライアントアプリケーションをインストールすることなく、SAML 2.0 IDプロバイダーのシングルサインオンを介してブラウザで直接WorkSpaces環境にアクセス可能です。
- Amazon WorkSpacesでWorkSpaces Web Access利用時にも証明書ベースの認証に対応
- 1/4(木)
- Amazon OpenSearch ServiceがTLS1.3とPFSをサポート
Amazon OpenSearch Serviceで、ドメインエンドポイントに対する接続にTLS1.3を利用できるようになりました。またPFS(Perfect Foward Secrecy)がサポートされ、追加の保護を適用することも可能になっています。 - AWS Systems ManagerでSSM Agentの自動アップデートが可能に
SSM Agentはそれが導入されたEC2インスタンス、オンプレミスのサーバー、IoTデバイスをAWS Systems Managerと接続するためのブリッジとして機能するソフトウェアです。今回AWS Systems ManagerのApplication Managerが、アプリケーションのコンテキストに基づいたSSM Agent(AWS Systems Manager Agent)の自動バージョンアップに対応し、管理対象ノードについてAgentを最新に保つことが容易になりました。
- Amazon OpenSearch ServiceがTLS1.3とPFSをサポート
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)